今回はルージュロン、ジュール・ジェームが1877年に描いた、(鏡の前の装い)を描いてみます。
ルージュロンは、ワインの産地として有名なブルゴーニュ地方のジュブレイ・シャンベルタンに生まれ、アカデミズムの画家ピコとカバネルに絵を学んだ。主にスペインで活動したと伝えられる。
1868年以降はパリの画壇に出品し続けた。豊かな才能に恵まれながらも39歳の若さでその生涯を閉じた。
さてこの絵、化粧室の前で、一人ポーズをとる若い貴婦人。これから始まる夜会の身仕度であろうか、
髪飾りのレースを喉もとでゆるく結ぼうとする場面である。顔をわずかに左にかしげて、鏡の中の自分と対話心たかぶる瞬間。豪華な化粧台、香水瓶、装飾性豊かな壁や絨毯、活けられた花、そして何よりも素敵なドレス、また画面上の小道具のすべてが、この女性のうっとりとした美しい表情の引き立てやくである。風俗画家ルー-ジュロンの面目躍如たる佳作である。
ボールペンだけで、どこまで描けるのか、挑戦してみよう。いつものB4のケント紙に描きます。
4月13日
人物の完成です。ドレスの仕上げに、随分時間がかかりました。次に化粧台を仕上げます。鏡、香水瓶、引き出しの金具等、ボールペンで、これだけの濃さにするのには、何回も塗り重ねます。縦方向だけですと白い線が残るので、時には横、斜めに塗りこみます。右後ろにある花瓶も仕上げます。
4月18日
次に床の絨毯を仕上げます。濃淡で表す細かい柄に手間取ります。
4月24日
今日は、後ろの壁と、花瓶に活けた花を、仕上げます。壁は床と同様、柄を濃淡で表すのに、時間がかかりました。最後に、落款を押したら完成です。
4月29日
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筒井さんの作品も模写したことありますが完璧とはいきません。
名古屋の個展、観に行こうと思います。
きっと意欲を掻き立てられることでしょう!