今年の3月議会、町長は施政方針で、榎の鼻団地内に新図書館を建設したい意向を表明しました。
一方、議会主催の議会報告会で住民からは、「榎の鼻は高台であり公共施設に適さない」「行き難い」などの意見が出されていました。
長与町議会12月定例会に住民団体から、新図書館を現在地で再検討してほしいとの趣旨の請願が出されました。
今日15日の本会議で採決がとられ、請願は賛成少数で不採択となりました。
しかし、賛成議員、反対議員双方の討論で「町長は住民に対し説明不足。説明会を開くべき」との意見が出されました。
町長は閉会にあたる挨拶の中で、「説明不足の面があった、真摯に対応したい」と述べ、事実上説明会を開く意向を表明しました。
(年明けにも議会に説明し、その後住民へ説明する機会を設ける流れになりそうです)
私は今回の請願に賛成し、以下の討論を行いましたのでご報告します。(動画と本分を掲載します)
新図書館請願討論2014年12月15日
本町の図書館は老朽化がはげしく、元々役場であった建物を利用しているため、蔵書数が限定されるなど、様々な問題を抱えたまま存在しています。さらに昨今、公共施設の耐震性の問題も課題となっています。図書館のあり方についての認識も日々進化発展しています。
こうした現状の中、既存の図書館を、このまま使用し続ける事は、問題が多いと考えます。この間、行政当局も、議会も、図書館のあり方について議論をしている最中です。
町長は3月、コンパクトシティ構想推進委員会が絞った二箇所の候補地のうち、榎の鼻公益用地に建設したいとの意向を示しました。
一方、議会が開催した議会報告会では、図書館を榎の鼻に建設する事に疑問を呈する意見が相次ぎ出されています。
こうした事もあり、 党の議員団で数年ごとに実施している町民アンケートでも、図書館建設について設問を設けました。それへの回答でも、やはり意見は賛否が分かれています。
町議会の一般質問でも、榎の鼻への建設に反対の議員も、賛成の議員も、住民に対する丁寧な説明が必要であると発言しています。また、少なくない議員が、行政が今何を議論し、どのように進捗しているかの情報がすくないと発言しています。議員への情報提供でさえそのような現状ですから、住民への情報提供はなおさらです。
町長就任前の公開討論会の際、町長が示した重点施策では「町行政の情報を公開し、町民の話を聞きガラス張りの町政を行います」としています。
今回の請願は、「現在位置での新図書館を再検討すること」を町長に求める内容となっています。
住民の中でも、議会でも意見が分かれているのであれば、まずは住民説明会をひらき、場所ごとのメリットとデメリット、長与町にふさわしい図書館のあり方など、もっと丁寧に説明し意見交換をする必要があるのではないでしょうか。
図書館を高台に建設した場合、車椅子を利用している町民が公平に利用できるのか、知る権利をどのように保障するのかなど、平地と高台とでの比較検討など、利用する住民の立場からの大事な問題が積み残しのままなのではないでしょうか。以上の理由から、本請願に賛成いたします。
一方、議会主催の議会報告会で住民からは、「榎の鼻は高台であり公共施設に適さない」「行き難い」などの意見が出されていました。
長与町議会12月定例会に住民団体から、新図書館を現在地で再検討してほしいとの趣旨の請願が出されました。
今日15日の本会議で採決がとられ、請願は賛成少数で不採択となりました。
しかし、賛成議員、反対議員双方の討論で「町長は住民に対し説明不足。説明会を開くべき」との意見が出されました。
町長は閉会にあたる挨拶の中で、「説明不足の面があった、真摯に対応したい」と述べ、事実上説明会を開く意向を表明しました。
(年明けにも議会に説明し、その後住民へ説明する機会を設ける流れになりそうです)
私は今回の請願に賛成し、以下の討論を行いましたのでご報告します。(動画と本分を掲載します)
新図書館請願討論2014年12月15日
本町の図書館は老朽化がはげしく、元々役場であった建物を利用しているため、蔵書数が限定されるなど、様々な問題を抱えたまま存在しています。さらに昨今、公共施設の耐震性の問題も課題となっています。図書館のあり方についての認識も日々進化発展しています。
こうした現状の中、既存の図書館を、このまま使用し続ける事は、問題が多いと考えます。この間、行政当局も、議会も、図書館のあり方について議論をしている最中です。
町長は3月、コンパクトシティ構想推進委員会が絞った二箇所の候補地のうち、榎の鼻公益用地に建設したいとの意向を示しました。
一方、議会が開催した議会報告会では、図書館を榎の鼻に建設する事に疑問を呈する意見が相次ぎ出されています。
こうした事もあり、 党の議員団で数年ごとに実施している町民アンケートでも、図書館建設について設問を設けました。それへの回答でも、やはり意見は賛否が分かれています。
町議会の一般質問でも、榎の鼻への建設に反対の議員も、賛成の議員も、住民に対する丁寧な説明が必要であると発言しています。また、少なくない議員が、行政が今何を議論し、どのように進捗しているかの情報がすくないと発言しています。議員への情報提供でさえそのような現状ですから、住民への情報提供はなおさらです。
町長就任前の公開討論会の際、町長が示した重点施策では「町行政の情報を公開し、町民の話を聞きガラス張りの町政を行います」としています。
今回の請願は、「現在位置での新図書館を再検討すること」を町長に求める内容となっています。
住民の中でも、議会でも意見が分かれているのであれば、まずは住民説明会をひらき、場所ごとのメリットとデメリット、長与町にふさわしい図書館のあり方など、もっと丁寧に説明し意見交換をする必要があるのではないでしょうか。
図書館を高台に建設した場合、車椅子を利用している町民が公平に利用できるのか、知る権利をどのように保障するのかなど、平地と高台とでの比較検討など、利用する住民の立場からの大事な問題が積み残しのままなのではないでしょうか。以上の理由から、本請願に賛成いたします。