虹いろカエル通信

ハワイアナ日々の雑記帳

遥かな北方領土

2010年10月19日 | 日記
昨日、部屋をかたずけていたら、懐かしい花瓶?が出てきました。これは今から10年ほど

前、ビザなし交流団の一員として北方領土を訪れたとき、国後島のホームビジット先の、エ

ビを獲る漁師さんから頂いた物です。たしかサーシャちゃんというお人形のように可愛らし

い五歳の女の子がいて、どういうわけか私にすっかり懐いてしまい、食事のあいだ中ぴった

りとよりそって「これはお父さんが獲ってきたエビだからおいしいよ」とお給仕をしてくれ

ました。今は美しい娘さんに成長している事でしょう。早く北方領土が返還されて、気楽に

美しいサーシャさんに会いに行けたらと思います。

国後島では、元島民の方の墓参にいきましたが、荒れた墓所に心が痛みました。

一緒に参加した元島民の方たちも高齢でしたから、一日も早く領土問題が解決して故郷へ帰

る日がきたらと痛切に思います。と同時に、不法占拠とはいえ国後島で生まれ育ったロシア

の人にとってもやはり故郷、政治的なことは分かりませんが、北方領土は日本人とロシア人

がお隣さん同士で仲良く暮らしていけるユートピアになれないものでしょうか。

北方領土のことはいっぱい書きたい思い出があります。後日、当時南クリル地区長だった

コーワリさんが、ホームビジットで我が家を訪れた時のこともふくめて書きたいと思います

 この花瓶を大事にかかえて小さな飛行機の座席に座っていたことが昨日のことのように思

いだされます。




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