山歩きの季節がやってきた。
来週は15℃以上の日が続くと天気予報では言っているのでこんな気候が続くとそろそろ山菜が芽を吹くのである。
今回は近くの河原でセリを採って、もしかしたら出ているはずのフキノトウを探してみようと思う。
地面を這うように張り巡らされたチクチクする枯れ草をどけ、薄緑の新芽を捜して行くと春の日差しをたっぷり浴びて育ったセリが今年も私たちを迎えてくれた。
『春は根のある物を食べろ』と昔から言われているがこのセリも葉が大きくなるまでは根ごと天ぷらなどにすると風味があってよろしい。つい先日も飲み屋の天ぷらにこの根付きのセリが天ぷらとなって出てきた。30分ほどで十分な量を収穫できたので、次にフキノトウポイントへ行ってみるとそこは既に誰かに採れれた後であった。
近くにフキの出るポイントがあるので試しに見てみるとそれが正解。今年も薫り高いフキノトウが食べられる。
知らない人が見たらただの草なのだろうが自分たちはこの草が出てくるのを1年待ち続けていたのである。このセリから始まりコゴミ、アミガサタケ、ワラビ、ゼンマイ、各種木の芽、と続き最後に真竹の竹の子で締めくくりである。
夕食は昨日もらった焼酎『伊佐美』を開けて山菜の天ぷらとしますか。