7月5日(土)、寝不足と軽い筋肉痛で目を覚まし朦朧としていると今日はどこへ行く?という厳しい催促。
雨の予報だし遠くまで車を走らす元気も残っていなかったので軽く花でも見に行こうかと。
確かこの時期、日光の戦場ヶ原でワタスゲがあるはずと調べもしないで出発です。
いろは坂は深い霧の中でしたが少し上がった戦場ヶ原は霧も晴れ時々日が差して来たりまた小雨になったりといった忙しい天気でした。
カメラと一緒に傘をカバンに入れて遊歩道を進みます。
今年はワタスゲの当たり年だという噂でしたが雨ではさすがにしぼんでいますね。
途中、本格的に野鳥を狙っている人と軽く挨拶を交わしさらに進んでいくとこの湿地のガイドらしき人がしきりに何か言っています。
指さす方を見ると高い木のてっぺんに口ばしの長い鳥が止まっていて大きな鳴き声を上げていました。
話を聞くとオーストラリアからやってきたここの名物の鳥らしくカメラを持ってこなかったことをしきりに悔やんでいたのでした。
特に野鳥マニアではないですがそれではという事でいつものレンズで何枚か撮らせてもらいました。
『オオジシギ』という名前らしいです。なんでも急降下するときの羽音がジェット戦闘機のような音だそうです。聞いてみたいですね。
帰り際、先ほど会った野鳥撮りの人にその話をすると早速三脚をたたんでいましたね。
駐車場に帰ってきてこのまま帰るのもなんなので他に何か花は咲いていないか案内所の人に聞くと『クリンソウ』という花がつい最近まで咲いていたという事でした。
まだどこかに残っているんじゃないかとNetで調べ、更に近くまで行って情報収集をして遂に見つけましたよ。
雨が降る中誰にも見つからないようなところでひっそりと集まって咲いていました。
昔はこんな群落がたくさんあったんでしょうが今では観光客が大挙して押し寄せるのでどんどん姿を消しているそうです。
大事にしたいですね。