あひる町の住人~兼業画家ライフ~

兼業画家をしています。高知在住。にゃんず・釣りやギター・ハシビロコウネタ、など、悲喜こもごもの土佐日記です。

「焦点~描きすぎないこと」大野洋平先生の絵画教室12@Clef

2017年06月17日 | 【絵を描くこと】
洋画家の大野洋平先生の絵画教室3ヶ月目
「ふたつのエンカハール」を描く写実。

※いままでの記事はコチラ♪



本日のにじり寄りは…

【光と影の表現とピント】

大野先生:
「西洋画は線ではなく『面』で表現します。そして『先の尖った硬いえんぴつ』でピントを合わせるんですよ。」



さっぴつでマンチャ(よごれ)のグラデーション・濃淡で影を描き、消しゴムで抜いた白で光を表現します。

どこを描きたいか、ピントを合わせたいかを決める。そこにはえんぴつで繊細な線を付け足せば浮き上がります。


手前のグラスにピントを合わせました。影の濃い部分と明暗がはっきりしているところにえんぴつ線をうっすらと付け足しまし。




大野先生:
「描きすぎると『全ピン』になります。そうなると簡単に撮った写真と一緒です。目で見えるものは必ず焦点が合う場所があって、その他の部分はボヤけているんです。」

「この場合、ピントは手前のグラスに当てて、後ろのボトルはボヤケていていいんです。それが目に見える『リアル』なんです」

そして大野先生がおっしゃるには、絵には『終わりがない』のだそうだ。

自分で終わりを決めるか、はたまた諦めるか…。

一方で『いつまでもいじっていたい』という欲求が止まらずに書きすぎてしまうのだそうだ。



はたして、絵が描き終わるタイミング、描きすぎないことってなんだろう…。

大野先生:
「それぞれの『終わるタイミング』が『個性』なんですよ」

「写実の世界は『あり得ない世界』も描けます。季節を飛び越えて絵の中に四季を入れることができるんですから」

リアルなら写真でもいいのでは?と思いきや、リアルでありリアルではないリアリズムの追及…。

面白くなってきやがった…(*´ー`*)
(次元風で 笑)



本日はここまで。



そしてこの日は大野洋平先生の40回目の誕生日♪おめでとうございます!



大野洋平×洋画サークル


昨年2016年に大野洋平さんの個展がClefで開催したときのイベントページ
高知新聞の記事はコチラ。大野先生の素晴らしき経歴も記載されております(*^^*)

【先生の作品】



※ClefのFacebookページより抜粋




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