あひる町の住人~兼業画家ライフ~

兼業画家をしています。高知在住。にゃんず・釣りやギター・ハシビロコウネタ、など、悲喜こもごもの土佐日記です。

石膏像ににじり寄る(ファイナル・シーザー!)~大野洋平先生の絵画教室20@いの町・カフェギャラリーClef

2018年05月30日 | 【絵を描くこと】



さて、昨年(2017年)12月から描き始めたカフェ・クレフの期間限定で飾られている店長・シーザー様 笑




2018年、今年も楽しく苦しみます 笑


前回までのあらすじ

いままでの絵画教室の模様はこちら




石膏シーザー様はかなり大きい。実物大?かも。






今回からはケント紙に変わって厚口の画用紙を使用。

スケッチブック オリーブ F8 S88
F8 縦457×横390×厚11mm

ケント紙と違って表面がエンボス(でこぼこ)しているので、鉛筆は描きにくいのです。

さて、どうなるか(;´д`)






【寸法取りとスパスパ描き~前回のおさらいを・・・】

写実は寸法取りから。正確に描くため、定規を当てながら画用紙に線を入れる。まるで設計図。頭は三次元測定器さながらシーザー様をスキャンしている…つもり 笑

顔を描く位置を決め、線を入れただけであっという間に二時間。




寸法とれたら細かく描く前に「スパスパ描き」へ。

縦のラインから始める。

あらゆる物は曲線に見えるが、実は直線に近いと先生はおっしゃる。まずは直線で当たりを取る訳です。



高い鼻が僕の位置からは表現しずらい (;´д`)


正面でめっちゃにらまれてますし。

こわい…。


寸法をとり、すぱ!すぱ!っと描いていく。


大野先生:
「影と実線をごっちゃに考えるとわからなくなる。いままでやってきた『目をつぶるかつぶらないかで見ると片目でも線が見えてくる』を思い出して。影にも線が入っているのがわかりますよ。」

先生に励まされ、ザッザッザッとザクザク描いていきます。先生は長嶋茂雄バリの擬音で表現してくださるので解りやすいです 笑



週に一回二時間。12月から1ヶ月かけてもここまでしか掛けませんでした。

原田泰造みたい…(´・c_・`)



大野先生:
「大きい絵を描くのは難しいです」
壁画を描く大野先生。描きやすいように身体を傾けたりするのがコツだそうです。


そうか!!\(^-^)/


…といっても、僕はたぶん壁画は描きませんよ~笑







【マンチャ】

2月に入る。時間は朝の9時に変更になり朝活っぽい。ありがたいことです。


さて、クレフの旨いコーヒーをすすりながら目を覚ましてにじり寄りますか。
のんびりとこの時間を味わう。




クレフオーナー、葉っぱさんもシーザーさんとお友達になろうと必死です 笑




先生から形がとれてるのでマンチャを入れる指示が出ました!

いよいよ写実っぽくなる!…なるのか?

カタチを取るのは難関でした。写実は最初が肝心なんです。




ごしごしごし…さっぴつ入れ。

いつものケント紙とは違い、この画用紙、でこぼこしていてなかなか入っていかない。

立ち上がり、腰を入れてさらにごしごしごし。


大野先生:
「真っ暗の中から浮かび上がる顔…ホラー映画のワンシーンみたい。思いきってマンチャを濃くしてみて。暗い影は意外と濃いんです。」



なんとかそれらしくなったが…最初の線が消えないようにビビりながら描いているのがわかる。

薄い…(;´д`)

『濃く描く怖さ』がなかなか取れません。






付き添いでやってきた息子は、呑気にクレフのカレーを大量摂取。ほんと、旨いよね~♪




Clefに飾ってある大野先生の絵をじっとみる。本当にすばらしい。






【濃く、更に濃く】



雪が降り、寒波が続く3月に突入。絵画教室もうれしたのし苦しい日々。







近くで見ると、彫りが(掘りが)深いんですよね。これを表現したいのですが、どうしたらよいのでしょう。




「影は深い場所がより濃いのじゃぞ」
シーザー目線で言ってみました。



薄い。もっと濃淡をださねば。



コーヒーブレイク。






【さっぴつ注意報と『マンチャで濁す』】


4月にはこの課題が終了とのことで、開放感と焦りといろんな気持ちが入り混じる。

大野先生:
「美大生ですと、これを何年もやります。だいたい一回目に描いたものは破り捨てるくらいです(笑)みなさんは上等です。イケてます。」

褒め上手な先生で良かったです!(笑)


他の生徒さんはしっかり髪型や全体を描いているのに対し、僕は全然進みません・・・(´・ω・`)


そこで大野先生からの助け舟が!

大野先生:
「壁を真っ黒にして、右半分は思い切って真っ暗にしちゃいましょう。もう描かないで、『影』を表現する技法を使いましょう!」


やってみると・・・なるほど、絵として成立している!

・・・よかった 笑



大野先生:
「そろそろ『さっぴつ注意報』ですよ~♪」

先生曰く、「せっかく影や輪郭ができてきたのに、さっぴつでぼかすとモヤーっとしてしまうん」とのこと。

4月後半は、4Bのえんぴつを使い、濃い部分をより強調させてみました。

常にえんぴつは尖らせるコト!!→これが肝!




ぷっくり唇を直す 笑


さっぴつではなく、えんぴつでうっすらとグラデーションを足したり、濃い部分にしっかり先の尖ったえんぴつを入れていく作業に費やしました。



そしてタイムアップ!!




サインを入れて完了。




いろいろ思うこと、直したいところはあるけれど・・・精いっぱいです( ;∀;)




他の生徒さんも絵画教室1年目にしてこのグレードです。

みなさんすごいですね!!

先生に感謝です( *´艸`)




さて次回からは石膏の『手』になります。

『シーサー像』よりは簡単なのか・・・期待!








【大野洋平×洋画サークルのご紹介】







昨年2016年に大野洋平先生の個展がClefで開催したときのイベントページ

高知新聞の記事はコチラ。大野先生の素晴らしき経歴も記載されております(*^^*)


【先生の作品】








ClefのFacebookページより



先生は漫画もお描きになっていて、絵画教室が終わったあとはペン入れや色をつけています。進捗を見るのも楽しみなんですよ(*´ー`*)



息子も先生の漫画を見てゲラゲラ笑っていました。子供の心をつかむギャグマンガなんですよね~♪



【カフェギャラリー・クレフのご紹介】

カフェギャラリー・クレフは音楽、生ライブ、レトロゲーム、ギャラリー、ワークショップ等、イベント盛りだくさん!

ライブ、イベント盛りだくさん、Clef Facebookページはコチラ♪





洒落乙な古典的ゲーム「バックギャモン」もできます。
ルールなど、やさしくマスターたちが教えてくれますよ♪









お洒落な雑貨もありますよ♪


そして美味しいケーキの三種盛りもね(*´ー`*)


ケーキは日替わりなんですよ。










カレープレートのランチがあります。
ホントにおいしいですよ♪





トマトと和風の二種類あります。普通盛りは大人の男性でもお腹いっぱいになるほどボリューミー(^o^)/
僕は今回かつお風味でしいたけ香る和風を。野菜もたっぷり~!

ミニケーキとドリンク付で1000yen
ご飯少なめで-100円
大盛+100円

普通盛りでも満腹です。もちろんケーキは別腹~(*^.^*)

↓お問い合わせ(´ω`)

【カフェ ギャラリー Clef】
〒781-2123
高知県吾川郡いの町天王南4−1−1
天王ニュータウン内・サンプラザ新鮮館敷地内。美容院Blanc hair横)
TEL:088-850-1870
FAX:088-850-1870

要チェックのClef Facebookページはコチラ♪


2017年10月、ついにClefファンクラブ始動!!



3つおりのリーフレットができました。ショップカードにもなっています♪




No Clef No Life…









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