サクラ咲く4月、いの町天王・Clefにて、大野洋平先生の絵画教室、2回目に参加してきました。
前回はグラデーションの書き方の基本と、画力を見るための試し描きでした。
そして今回も絵に関して、全く別の次元に突入したと過言ではないくらいの衝撃を受けた二時間。
今回も驚きの連続でした。
いやはや、大袈裟じゃないですよ 笑
【学校で教えてくれた絵の限界】
さて、前回に引き続き「白い」オリーブの瓶を描きました。
前回は画力を見ていただくための絵…いわゆる「学校で習ってきた『線』の絵」です。
ハイ!これが精一杯…笑
瓶の大きさも違うし、クビれはじめてるところの長さ等々、実際のものとは対比も違ってます。
この絵を仕上げるために、影や瓶の細かなキズや汚れを入れていっても目指す絵には仕上がりません。
そこで今回も僕の漫画が、ちゃんとした『洋画』になる第一歩を教えていただきました。
【箱の中のオリーブの瓶】
まずはB4のコミックケントの中心に線を引きました。
正確に、まっすぐ4等分です。
次に紙の中心振り分けで、瓶が入る『箱』を描きました。
そして、瓶のサイズを実際に計ってみたり、何処からクビれているか、口の大きさなどを定規で計ったりしました。
箱の中に入る瓶を描いていく訳です。
まるで設計図。
洋画で大事なのは、正確な寸法であり、形状の『対比』ということです。
第一回目に衝撃を受けた『絵の個性を無くす』というのはここから始まるのですね。
【白いものを表現する『汚す』こととは?】
先生曰く「ディテール(細分)にこだわり、影や模様の線を描けば描くほど、白いモノは黒くなっていく」とおっしゃります。
白いモノを描いているのに本末転倒な結果に…
そして白いモノを描く方法、洋画の基本的な手法を教えていただきました。
その名も『マンチャ』。
スペイン語で『汚れ』という意味。
さっそく前回から初めて使用する「さっぴつ」の出番です。
前回習った『ハッチング』の作業をするのです。
瓶の絵を消してしまうのでは?というほど、さっぴつで汚していきます。
不安になりながら、せっかく書いていた「設計図」をさっぴつでひたすら汚していきました…
しゃかしゃかしゃかしゃか…
【消ゴムは絵の具である】
すっかり汚れてしまった僕の絵。でも、ここからが本番です。
ステッドラーの消ゴムをカットし、ライトが当たっている瓶の明るい部分から、汚れを消していくのです。
先生の言うとおり進めていくと…
なんだか立体的に見えて、しかも瓶の白さが表現できました。
『さっぴつ』で汚して、消ゴムで引き算をする。
これがマンチャの効果なんですね。
スペインでは「マンチャがすばらしい」という表現もあるそうです。
スペイン画は、線で表現するのではなく、『面』で描くのが一般的な絵と大きくちがう点だそうです。
ここまで描いて、タイムアップ。あっという間の二時間でした。
これが『第一塗り』だそうです。
一回目の絵と比べると、違いは明らかです 笑
僕を含めた3名の生徒さんの『個性』は消えていました。
みなさん、おなじ絵になってきたわけです。
まだたったの2回目の参加です。これからも楽しみでしかたありません。
だって、まだ鉛筆と消ゴム、さっぴつを使っているだけなのにこの感じ…です(´ω`)
ひたすらしゃかしゃかと汚して「マンチャがすごいね!」と言わたい!! 笑
頑張ったご褒美はケーキの三種盛!贅沢なひとときです。
マーブルチーズ、パンプキン、ガトーショコラ…たまらん(*^^*)
いの町天王・Clefで2017年4月から始まった絵画教室に一緒に参加しませんか(´ω`)
大野洋平×洋画サークル
昨年2016年に大野洋平さんの個展がClefで開催したときのイベントページ
高知新聞の記事はコチラ。大野先生の素晴らしき経歴も記載されております(*^^*)
【先生の作品】
※ClefのFacebookページより抜粋
↓お問い合わせ(´ω`)
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