久しぶりにMちゃんの所にいった。
息子もやっと会う勇気がでたようだし、
ぐうたらしてる息子には一度Mちゃんの姿を
見て欲しかった。
「何もっていこうかな~」というと息子が
「なんでもいいらしいよ」
え、メールしてるんだ・・・
病室に行くと
相変わらずポータブル人工呼吸器がついて
でもにっこりと笑うMちゃん。
パソコンをあごについた銀のスイッチで光のセンサーを
感知するらしく、上手にあごを動かして操っていた。
学校もDVDでの授業風景や
メールでの試験問題を送ってきて
卒業も出来そうな感じである。
ただ、パソコンに古文の辞書はいれていなかったので
「これ、メールで送るからやっといてくれん?」と、
Mちゃんに依頼をうけたうちの息子。
「いいよ」とはいってるが
できるのか?
しかもバレンタインのチョコまで用意しといてくれた
お母さんに頼んだんだろうけど・・ありがとね。
病状はこれ以上どうにかなるものでもないらしく
もう、3月に病院を家の近くにかえて
5月には家に帰るらしい。
結局、首から下はまったく動かせないまま、
1年以上がすぎた。あごを使って
車椅子や、パソコンを上手に使いこなせるようになった。
いまは、パソコンがあるからちっとも飽きないし
メールでやり取りや自分のホームページ、
電子書籍読み放題、ゲームもとりこんで
息子と楽しくやっていた。
母上様は夜になると10時消灯でそれ以降のテレビが
見られない彼女のために
すべてお気に入りの番組はDVDに落として
持っていき、それを見て楽しんでる。
帰りに「今度はホワイトデーでクッキーもっていくからね」
と、言って出た息子。
ぽつりといった
「何だ、以前の彼女と変わってないやんよかった。」
下半身は信じられないくらいに小さくなってるんだよ・・
見られないようにタオルケットかけてたけどね。
これから筋肉をつけるためのリハビリ。
医学が発達して手術してまた動けるようになったらいいなあ。
本当に前向きなMちゃんに
母上様なのです。ヘリで運ばれるときは
さすがに彼女も「私は死ぬの?」と、
ショックだったらしいです。
いま、この現実と向き合い、
がんばってる彼女に会うだけでも
私は、上向きになれるのです。
>ゆか太郎さま
みんなが彼女を助けたいと思ってます。
いい子なので、学校の先生もみんな協力的です。
過去の彼女を知ってる人はかなりショックだったのですが
その現実を受け止め、出来ることをやってる
彼女が大好きです。
花音さんも言っておられますが、前向きなMちゃんには頭が下がるばかりです。
息子さんやお友達との交流もきっと大きな支えになってるのではないでしょうか。
何て言っていいのか。
前向きなMちゃんの強さに
頭が下がります。
人生って本当になにが起こるかわからないね。
大事に過ごさなくちゃ。