長い幼稚園生活の中には
面白い子供や親とも出会い、
そりゃ、悩みもしたけれど
人はそれぞれ。
ただ、強烈にインパクトがあった子がいまでも
頭に浮かぶ。
普通に過ごす子よりも記憶が残る子って
得かもしれないね。
はじめて若い時に受け持った年長の時の子。
おにいちゃんが高校生というのもあったんだろうが
やたらと言葉が大人で、自分のことを「私をヒポポちゃんとよんでください」
という。カバに似てる子だったけど、ヒポポをしらなかった私、「なぜ?」
「かばは学名をヒポポタマスといいます。だから私はヒポポちゃんです」
・・調べてみたら確かに・・どうもおにいちゃんからいわれたようだが、
時の記念日は昔、天智天皇が・・・と、みんなにかたりだして、
私もみんなも目が点だった。
もうひとつ、
これは3歳児クラスでのいままでにない、キャラの子。
体中の力がどこにいってるんだろう、というくらいに力なく座り、
座っていてもふら~んと、落ちてしまう。初めは病気かと思ったが
そうではないらしい。
・・で、その子が年中になるころ、
一人でふわふわと、よく漂っているので
「なにしてるの~?」ときくと「●○ちゃんとあそんでた。」
・・・?そんな子どの学年にもいないよ・・・?
「その●○ちゃん、どこにいるの?」「さっき、そこいたけど、いまいない」
・・・そういう怖いことを・・・
でもそれは毎日続いて
お迎えに来た母親が「先生、このクラスに●○ちゃんっているんですか?どのこかな、いつも
遊んでくれてるらしいから見たいんですけど」っていわれて
「いや・・・いないんですよ・・で、私もときどき聞くんですが・・架空の子のようで・・いるかもしんないけど・・」
「え??そうなんですか?ちょっと!いま、そのこどこにいるの?」と、自分の子に聞く
「ん?あそこ」と呼びさしたところは誰もいない遊具のところ。
えええ~~~なんじゃそりゃ~~。
お母さんも不気味がって帰り、その後
「せんせ~~~い!とうとう、うちの近くの公園にまで●○ちゃんがきた~~」
と、親。日曜日に公園であそんでいたら急にその子が
「あ、●○ちゃん!」っていって誰もいないところで遊びだしたらしい。
どうしましょう!っていわれて・・・いやあ・・どうしたもんかいな・・・・
もうすぐ春休みになるし、年中になってもそれが続いたら
お払いでもいきますか・・・。
年中になってはじめの1か月ほどは●○ちゃんとかいってたが
いわなくなった。
「●○ちゃんは?」ときくと「いなくなったよ。」と。で、別にその子は
相変わらず、ふわふわと、してる子だった。
まだまだ、いっぱいいるけど~今日はここまで。
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