Ben Paterson Trio / Breathing Speace

スィンギーかつファンキーな「Dado Moroni」と、至ってクールな「James Dickenson」...

両者の中間をいけば「ベストのサジ加減」というわけではないけれど...

いずれにせよこのトリオはかなりイイ線いってます...♪

■ Ben Paterson Trio / Breathing Speace (Oa2, USA, 22040, 2007)

01. Whisper Not
02. Alice In Wonderland
03. I Thought You Should Know
04. Hymn Of the Orient
05. I Wish I Knew
06. Nardis
07. Dancing In The Dark
08. Manorism
09. Gloria's Step

Personal : Ben Paterson (p), Jake Vinsel (b), Jon Eitemyer (ds)

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なんでも主役の「Ben Paterson（ベン・パターソン）」は、シカゴで活躍し「Von Freeman」などとも共演するピアニストで、「Bill Evans」, 「Ahmad Jamal」, 「Oscar Peterson」, 「Sonny Clark」に影響を受けているとか...

まずは哀愁味あふれるゴルソン・ナンバー「01」で見せる歌心あふれるプレイに耳を奪われ、映画音楽として有名な「02」、「07」あたりでは「ソニー・クラーク」よろしく小気味よくスィング、バラッドの「05」や「エバンス」の「06」ではエバンス・ライクなリリカルな一面も見せ、動と静のコントラストも実に見事...（^^）

とりわけ「06」は、数ある演奏の中でも「絶品」と言えると思うんだけど...（^^）

オリジナルのバラッド「08」（コレがまたイイ曲...^^）をはさみ、締めが「スコット・ラファロ」の「09」というのも心憎いセレクト...（^^）

今にも音が出てきそうな渋めのジャケも秀逸（エロジャケばっかり追いかけているわけじゃなくってよ...笑）、しかしよくよく見てみればかなり若手の面々で、兎にも角にも「アッパレ」と言うほかなし...♪

しいて言うなら「08」が良かっただけに、オリジナルをもっと聴いてみたいということくらいか...

ちなみに「HMV」サンではすでに「入手困難」とのことなので、お早めにどうぞ...♪


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