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何か違う企画でうき特製のお菓子をお送りします♪



二月大歌舞伎を観たなり〜







8日に歌舞伎座に行ってから2週間、今考えるとよく無事に行って帰って来れたなぁと思います。(笑
節分に突然調子を崩してから徐々に回復はしてるものの、まだ元通りとはいかないのよ。
しばらくこのままなのかなぁ。
考えたら、ここのところ調子が良すぎたのかもね。
バセドーを発症してから、ずっと寝込むほどではないけどなんだかほっこりせんことが普通だった。
それがここ数年、軽い眩暈の発作以外は快調だったの
すっかり忘れてたわ。
ま、上手いこと付き合っていくしかないよね。
ふぅ〜。

さて、そんなわけで2週間も前のことをあまり覚えてないけど、一応記録だけ残しておきます。
観た演目は一部の「三人吉三」と三部の「霊験亀山鉾」
三人吉三は半通しだったんだけど、私はストーリーを知っていたからちょうどええ長さだったかも。
もうね、「黙阿弥先生、無茶苦茶やん」というストーリーなのよ。
例えば、お嬢吉三が100両盗んで川に捨てた夜鷹が和尚吉三の妹だったり。
その妹が助かって結婚したのはいいけど、相手は生き別れになった双子の兄だったとか。
お坊吉三が殺した男が和尚吉三のお父さんで、そのお父さんはお坊吉三一家が離散する原因となった刀を盗んだ男だったりとか。
↑ほら、よくある家宝の刀を失くして責任を取って切腹ってやつね。
ほんでもってお坊吉三とお嬢吉三(男性)は出来てる?という。
めっちゃ因果が絡みまくってます。
フツー、そんなに絡み合いもん!?
おお、そう来たかと言う感じ。
爛れてていいわ〜。(笑
有名な七五調のセリフの自己紹介の「大川端庚申塚の場」はよく掛かるんだけど、私はあれがつまらなくてねー。
今回は半分だったけど通しで観られてよかったわ。
吉祥院の場と見櫓の場は、「うん?八百屋お七?」と頭がこんがらがるのがまたいい。
黙阿弥先生、どうしても組み込みたくなったのね。(笑
七之助さんのお嬢もリズムあるセリフもよかったし、壱太郎さん巳之助さん(近親相姦)カップルも健気でよかった。
愛之助さんと七之助さんが愛し合ってるのかそうでないのか、微妙な匂わせもいいねー。
よく練られた面白い話だと思う。
私は好きだわ。
もう一回観たかったなぁ。
席はまた最前列。
めっちゃ嬉しがりみたいでしょ?
でも、やっぱり前に人の頭がないってのはいいのよ。
最後まで集中して観られるもん。
今月は歌舞伎稲荷にこんな提灯?があったよ。
節分月に飾られるのかなぁ。

三部は仁左衛門さんの一世一代の「霊験亀山鉾 」
もうねぇ、これは私が観た演目で、また観たい演目10本のうちに入るくらい好きだった。
南北先生、天才よ。
とにかく仁左衛門さんが狡いのよ。
仇討ちをされそうになってその前に相手を毒殺にしちゃうって、そんな卑怯なことあり?
悪いよねー。
仁左衛門さんに冷たい目で見られる(見てない、見てない!)と、客席で震え上がっちゃう。
最前列で自分が殺されるんじゃないかと、胸が苦しくなったよ。
しかし、後期高齢者が本水よ。
色気もだけど、体力よ、すごいわ。
ああ、素敵だったー。
いずれ幸四郎さんが演られると思うんだけど、私はずっと仁左衛門さんと比べ続けると思う。
無理してでも来て、本当によかった。
本当は中村富十郎十三回忌追善狂言の鷹之資さんの橋弁慶も観たかったんだけど、そこまでは..と諦めたの。
たぶん、いや、絶対に無理だったよね。
めっちゃ評判がいいんだよねー。
富十郎さんも喜んでみえるんだろうなぁ。
あー、観たかったわ〜。


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一番の薬なり〜







帰りの新幹線です。
ふふふ、久しぶりにのぞみに乗ったので、かったいアイスを買いました。
↑こだまは車内販売がない。
が、今のぞみに乗ったことを激しく後悔してます。
なんでひかりにせんかった、自分。
酔うてるやないかーい!
今、朝から3粒目の酔い止めの薬を飲みました。
ドーピングもええところやないかーい!
4時間あけたらええ、と書いてありました。
ハハハ。
何故にそこまでして上京した?
ハイ、もちろんここに来ていました。
一部と三部を観たんだけど、どちらも通し狂言でめっちゃ面白かったー。
特に三部は観るべき演目でした。
仁左衛門さん、コレが最後だなんてもったいないわ〜。
いやいや、後期高齢者が本水って!?
やっぱり厳しいか。
ええもん観せてもらいました。
お芝居以外にも友とランチをして、鳩居堂でママのおつかいを済ませてと一分一秒も無駄にしなかったの。
いつもに増して充実した時間でしたな。
ふふ、お出掛けなると元気になるよね。(笑
そう、お芝居見物は何よりの薬ですな。


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3年ぶりの浅草歌舞伎なり〜







2,3日前から頭皮がピリピリ痛いのよね。
それも右側だけ耳から頭のてっぺんまで。
神経痛?
医者に行った方がええんかなぁ。
つうか、何科に行ったらええんやろ。
あー、めっちゃ苦痛やわ。

さて、東京に行っていたのは先週だったのね。
1週間なんてあっという間、早いわ〜。
忘れないうちに浅草歌舞伎の記録を残しておきます。
3年ぶりの浅草公会堂。
外は相変わらずだったけど、改装したみたいでトイレも椅子もキレイになってました。
今回は昼夜連続観て来たの。
昼の部の演目は「双蝶々曲輪日記」「男女道成寺」
引窓は濡髪長五郎を橋之助さん、与兵衛を隼人さんがやっていました。
橋之助さん、めっちゃ頑張ってました。
努力の跡も見えました。
ただ真面目過ぎて面白くないんだよねー。
なんだろ、私、遊びがないとつまんないんだよね。
「2021年7月」に長五郎を幸四郎さん、与兵衛を仁左衛門さん、「2020年9月」に長五郎を吉右衛門さん、与兵衛を菊之助さんで観てるの。
この演目自体が好きじゃないのかもしれない。
だいたい長五郎は4人も殺してんねんで。
庇う庇わへんの問題ちゃうやん。
つうか、銀の包みでホクロが取れるかい!ってね。
席は7列目のセンターでした。
ここは5列目までがほぼ傾斜がなくて沈んでる感じになるの。
最前列が取れなきゃ、6列目以降がいいのよね。
と思って席を取ったんだけど、記憶違いで9列目がいいんだった。
舞台が遠くなるのを取るか、前の人の頭が邪魔なのを取るか、悩ましいところ。
来年は平日で最前列を狙うわ。
男女道成寺は巳之助さんと新悟さんがそらまぁ息の合った踊りで素敵だった。
新悟さんが腰にところで叩いてた太鼓、弥次喜多で叩いてたトンコツの太鼓を思い出して1人で笑っちゃった。
笑う場面ちゃいますって!
浅草はコロナ禍のせいか、道成寺なのに手拭い巻きがなかったんだよね。
残念。

夜の部は「傾城反魂香」「連獅子」でした。
歌昇さん種之助さん兄弟が夫婦で吃又。
歌昇さん、いいのよね。
彼はシャープなイメージがあったから、「愚鈍な又平?」と思ったんだけど、吃音の演技が演技に見えないほどだったよ。
兄弟の夫婦の(ややっこしい!)の情愛にウルウルしちゃった。
前に勘九郎さんと猿之助さんの観たときには、最後吃音が治ってめでたしみたいなラストだったと記憶してるんだけど、記憶違い?
舞と一緒に言えば話せる、つまり治ったのではなくて工夫次第ということになってた。
そうそう。
今まで「手水鉢に浮かぶ絵はどうやってんのかなぁ」と思ってたんだけど、手水鉢から黒子さんが出て来てた。(笑
なんだ、中に人が入って描いてたのね?
初めて知ったよ。
うん?今頃!?
ハハハ。
夜の部の席も7列目のセンターでした。
二幕目は莟玉さんと松也さんの連獅子でした。
莟玉さんと松也さん、美しい獅子達だったわ〜。
若いだけあってパワフルでスピードのある毛振りで、観ててワクワクしたよ。
しかし、松也さん、もったいないよね。
なんでも器用にこなすし、ええ役者なのになぁ。
歌舞伎座にもっと出てもええ人なのにね。
年の初めに若い人達が一所懸命頑張ってる姿を見るのはええもんですなぁ。
一年のええ始まりになりました。


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歌舞伎座から国立劇場へ新春観劇なり〜







寒いなぁ。
寒くて外に出るのがめっちゃ嫌やったけど、散歩には行ってきました。
このグータラな生活、少しくらい負荷をかけないとね。

さて、先日の観劇の記録、忘れないうちに残しておきます。
まずは歌舞伎座。
2023年の初観劇は歌舞伎座の一部から。
お正月らしい演目をと思い、一部のチケットを取ったの。
↑三部も観たかったー!
演目は「卯春歌舞伎草紙」「弁天娘女男白浪」
卯春歌舞伎草紙は初めてで、たぶん今後も観ることはない舞踊劇だと思う。
そらまぁ、豪華でした。
なんと言うたらええかなぁ、宝塚のレビュー言うたら一番近いかな。
センターに名古屋山三・猿之助さん、出雲の阿国・七之助さん、準センターが佐渡嶋右源太・左源太の勘九郎さんと愛之助さん。
あと時々センターに来れる壱太郎さん、笑也さんと笑三郎さんまでが群舞よ。
こんなもったいないことがあってええの?
目がいくつあっても足りない。
所謂雛壇の男寅さん、千之助さん、染五郎さん、鶴松さん、皆さん美しくて可愛らしい。
もちろん我らの鷹之資さんも、端っこで柔らかいおどりを披露されてたよ。
おめでたくて美しい舞台でした。
正月から華やかでめっちゃよかった。
席はセンターブロックの最前列。
次は弁天小僧ね。
ちょうど愛之助さんの真ん前の席でした。
愛之助さんが弁天小僧?
ちょっとイメージが違ったけど、彼は何でも器用にこなされるよねー。
そこが長所でもあり短所でもあるんだろうなぁ。
上手い下手以外に、魅力的であるかないか。
浅草でも思ったけど、好みもあるし難しいよね。
勘九郎さんの南郷力丸が案外骨太でよかったわ。
うん?推しには甘い?
ハハハ。
稲瀬川勢揃いの場での勢揃いはやっぱり格好いいねー。
忠信利平が猿之助さん、赤星十三郎が七之助さん、日本駄右衛門は芝翫さん。
めっちゃ絵になる。
浮世絵を見てるようやったわ。
これもお正月らしく華やかでええわ〜。
正月らしい?!強請り集りの盗人達の話だって!
せっかくやから通し、いや、せめて屋根の上の立ち回りは観たかったなぁ。

歌舞伎座で一部を観た後、国立劇場に歩いて移動。
当分ここには来ることもないのかー。
初めて来たのは、2016年10月」の仮名手本忠臣蔵の全段を3ヶ月通しでやったときやったなぁ。
3ヶ月連続でよー来たよね。(笑
新しい劇場になっても、広いロビーは残して欲しいなぁ。
私、ここのロビー大好きなんだよね。
演目は「遠山桜天保日記」、遠山の金さんね。
お白洲で悪い奴がシラを切って、金さんが桜吹雪を見せてここに証人がおるやないかぁぁ〜
とチャンチャンな話よ。
端折るな端折るな。(笑
どんな話だったか思い出そうとするんだけど、大した話やないから思い出せないの。
もちろん寝てたわけやないし、めっちゃ楽しかったのよ。
今回の遠征で一番面白かったし細部は思い出せるのに、ストーリー全体は思い出せへんねん。(笑
なんで歌舞伎では心中は成功せえへんの?
みんな生き返るやん。
なんで簡単に吉原に売られるねん!
つうか、なんで売ったお金の分け前を請求せえへん?
自分のことやで。
もっとしっかりせえや、よ。(笑
いやいや、それよりなんで身内にそんなに偶然会うの?
捨てた女房がその辺におるもん?
もういつもながら突っ込みどころ満載やった。
菊五郎劇団らしくバカバカしくて楽しい演目だったよ。
席は最前列のセンターブロック花道寄りを取ったの。
ケリーさんとお嬢さんも一緒に観劇したんだけど、彼女達は花道ブロックを取ってらしたの。
↑花道を結構使ってたから少し羨ましかった。(笑
それぞれ好きな席を取ったのよ。
私は取れたら、センターブロックの最前列を取るようにしています。
国立劇場の舞台は高いから足元が見切れちゃうんだけど、前に人がいないのはストレスが少ないんだよね。
そして、今回は良いことがありました。
河原崎座の座元役の河原崎権十郎さんが投げられた手拭いを頂きました。
私、こう見えても、やらしがり屋やから“ちょうだいアピール”とか出来ないのよ。
だから、「今回ももらえないんだろうなぁ」と思って見てたんですけど、私めがけて投げて下すったの。
めっちゃ嬉しかったです。
だって、投げられたものを受け取ったのは初めてだったんだもの。
一昨年と昨年はコロナで手拭い巻きが中止になったのね。
そこで筋書きにランダムに引換券を入れる企画があったときに、一度当てたことがあっただけなの。
↑これだってくじ運のない私にとっては奇跡だった。(笑
一昨年のものと同じ色だと思ったんだけど、見たら微妙に違ってました。
ただ、もらった時は嬉しいんだけど、その後どうするか言うと..
箪笥にしまいっぱなしになるんだよね。
あかんやーん!


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浅草は今日も雨だったなり〜







今日は共通テストだったのに、すっかり忘れてチケットを取ってしまってまだ東京におりました。
お詫びに朝ご飯用のうき夫ケーキを置いて来たよ。
ふふふ、一番のストレスのリスニング事故もなく終わったようです。
よかったー。
万世のカツサンドをお土産に帰ります。

さて、今日はここに来ていました。
浅草歌舞伎ございます。
昼夜通しで続けて観たんです。
久しぶりにキッツかったわ〜。
なんでこんなに混んでるの?
なんだろう、浅草は鬼門なのかなぁ、迷ってグルグル同じところ巡ってました。
昼夜の間に強烈にコーヒーが飲みたかったのに、どこも混んでてコーヒー一杯飲めやしない。
↑合羽橋に行きたかったが、時間が足りなかった。
東京なんて、観光地は一杯あるでしょうに。
当分浅草には行きたくないです。(笑

お芝居は若手の一所懸命な姿を観る舞台なので、途中睡魔に襲われたり襲われなかったり。(笑
弁当は浅草今半のお弁当にしました。
役者さんの好物を詰めたお弁当もあったのですが、2000円という金額にビビってしまってー。
私って、妙なお金の使い方をするのよね。(笑
1000円の今半のお弁当にしました。
お芝居が終わってからどうしても乗り換えをしたくなくて、銀座線で京橋まで行って東京駅まで歩きました。
↑上野も秋葉原も好きな駅じゃないのよ。
400mくらいなのでちょうどええ感じ。
夕飯はお弁当続きだったので、八重洲の地下街の「奥芝商店」でスープカレー。
北海道で食べて美味しかったから、また食べたいと思ってたの。
で、先日東京駅にあるのを知って、「帰りに寄ろう」と決めてました。
八重洲の地下街もなかなか鬼門で、大変でした。
地下で迷ったら、とにかく地上に出るは鉄則ですな。(笑
あんなわかりやすいところにあったのに、何やってんだ?
苦労して訪れた念願のカレーだったのですが、思い出は美しすぎたようです。
よくあることよね。
不味くはなかっただけでも良しとしますか。
ハハハ。


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せっかくさん観劇に行くなり〜







2ヶ月振りに東京に来ています。
朝、暑いんだか寒いんだかわかんない予報で、服装めっちゃ悩んどりました。
「コートはいらんか?」と一旦外に出たんだけど、サブいやないかーい!
コートを持って歩くの嫌なんだよなぁ。
何しに東京へ?
もちろんここですやん。
まずは歌舞伎座の一部を観ました。
いやぁ、豪華な舞台でした。
お昼は鈴波の銀だら弁当。
コロナ禍になってから初めての客席でのお弁当です。
ちょっと奮発しました。
客席でのお弁当、ええねぇ。
芝居見物してるって感じがする。
1人でも楽しいよ。

一部が終わったあと、三越でハーブティーの配合をしてもらって、デザートを仕入れて取り置きをピックアップして国立劇場ヘ。
時間もあったので、「歩いて行こう」と日比谷に向かって歩いてたら、銀座千疋屋が視界に入って来たのよ。
階段に並んでる様子もないのよ。
もうこれは「入れ」ってことだよね?
ハイ、イチゴパフェを食べるよね。
千疋屋のパフェを食べるのは2年半ぶりくらい。
贅沢ですなぁ。
せっかくさんがせっかく上京したのだから...ね。
さ、寄り道はこのくらいにして行きましょうか。
皇居の周りを4分の1くらい歩くのかな。
私、この道好きなんだよね。
結局、朝の東京駅から歌舞伎座と合わせて、裕に5kmは歩いてしまった。
ちょっとやり過ぎた。
最終目的地に着きました。
お正月らしい軽くて楽しいお芝居でした。
国立劇場での歌舞伎はこれが最後。
当初「建て替えに6年」と言われていたんだけど、まだ業者選定も出来てないらしいんだよね。
↑地形的に難しいらしい。
今は「10年は掛かるんじゃないか」って言われてる。
菊五郎さん、本当に最後かもなぁ。
この建物を見るのも最後なのよね。
しみじみ。
夕飯は観劇をご一緒したケリーさんが買って来て下すった「志乃多寿司」の助六。
ケリーさんのお嬢さんがお気に入りなんだそうだけど、ケリーさんはそれほどでもないんだって。
私は好きでした。
壺屋稲荷(私の基準が壺屋なんだよね)をうんと上品にして、ちょっと甘めの稲荷でした。
干瓢巻き、40年以上食べてないような気がする。
改めて食べてみると、美味しいもんなんだね?
これから探してしまうかも。
ご馳走様でした。
デザートはに日本橋千疋屋で買ったイチゴの載ったピスタチオのムース。
まぁ、これは普通やね。(笑
って!あんた、来る道で千疋屋でパフェ食べてるやーん!
お店に入るとき、買ったことを忘れててん。
ふふふ、お芝居も食事も、目一杯楽しんでおります。
楽しまなきゃ、「行ったらええやん」言うてくれたに対して失礼やんね。(笑
ハイ、これものためよ。
おーい!


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南座の顔見世に行って来たなり〜







寒いなぁ、今朝は寒くて目が覚めたよ。
先週の京都は、コートがいらないくらい暖かかったのになぁ。
まぁ、12月も半ばだもんね。

さて、南座の記録だけ残しときます。
やっぱり12月の京都の顔見世は特別よねー。
この日は花街(先斗町)総見の日で、客席はもちろん入り口から華やかでした。
一部の演目は、「義経千本桜 すし屋」「龍虎」でした。
獅童さんがいがみの権太だったの。
たぶんニンだろうなぁとは思っていたけど、あれほどハマってるとは!という感じ。
相変わらず、「なんで急に忠誠心?急に孝行息子?」「いつの間に妻子が出来とんねん」と突っ込んじゃう演目ね。
だけど、獅童さんの熱演にグッと来たよ。
上手い下手じゃないんだよなぁ、胸を打つお芝居ってあるんだよねー。
本当によかった。
南座の顔見世に主役、義経千本桜すし屋のいがみの権太よ。
ここまでよく頑張られたよね。
ちょっと可笑しかったのは、梶原景時(鴈治郎はん)が舞台にいたこと。(笑
「2人いるじゃん」って、心の中で突っ込んでおいた。
ハハハ。
席はセンターブロック花道寄り、最前列で獅童さんの位置を狙って取りました。
何度目が合ったことか。(笑
彼の汗が飛んで来そうな席でした。
あ、そうそう。
首が入った桶とお金が入った桶が間違われる場面で、客席から「あっ!」と声が上がってた。
そうだよね、ここはそういう反応がいるよね。
こういう音(声)はいいんだけどさぁ、携帯の着信音はなるべく勘弁して欲しいわ。
↑電波が遮断されてないらしく、携帯が4回も鳴ってた。
「龍虎」は虎之介さんと扇雀さん親子。
私、毛振りの演目の中では、この「龍虎」がシャープで好きなの。
だから楽しみにしてたんだけど、ちょっと違った。
前に染五郎さんと幸四郎さんで観たときは、もっとこうアグレッシブというかスピード感があったの。
なんだろ、扇雀さん親子にはもっとしっとりしたものの方が合っているように思う。
10月の中村座の「綾の鼓」はめっちゃよかったもの。

二部は「封印切」「松浦の太鼓」
「封印切」はあまり好きな演目じゃないんだけど、やはり関西で観るべきものよね。
鴈治郎扇雀兄弟の忠兵衛梅川、何回目かなぁ、お二人だと悲壮な感じがないんだよね。
若気の至よね、と見ていられる。
八右衛門の愛之助さんは、めっちゃ憎たらしい役のはずなのに可愛らしかったの。
なんだろ、じゃれ合ってる感じ?
いやいや、芝居が変わって来るやん。
この後死への旅が始まる悲劇なのに、何故か2人の恋を応援してたわ。
今回は嫌な気分にならなくて済んだ。
素直に純愛として見てたのかもしれない。
「松浦の太鼓」はお話は知っていたけど、生で観るのは初めてだったの。
仁左衛門さん演じる松浦のお殿さん、ミーハーで助平なおっさんの話?
ちゃうちゃう。(笑
松浦のお殿さんは吉良家のお隣りに住んでて、赤穂浪士が討ち入りをするのを楽しみに待ってるの。
ところが一向に討ち入りをしないもんだから、浪士を兄に持つ奉公人お縫をクビにすると言い出す。
なんちゅう了見の狭いおっさんやねん。
しかも、散々セクハラ的なことを言うてるし。
↑仁左衛門さんの醜聞の後なので笑いにくい。(笑
討ち入りは娯楽ちゃうし、奉公人は自分のもんちゃう。
最悪なおっさんやで。
俳句の師匠其角(歌六さん)とお縫いの兄・大高源吾(獅童さん)が交わした句に討ち入りのヒントが隠されててー
お殿さんが勇んで助太刀をしようと馬に乗ったところで、大高源吾が討ち取った報告に来る。
お殿さん、大喜びと。
其角と大高源吾が句を交わし合ってるのを見て、武士として風流人としても立派やと感心して幕。
なんやねん。
めっちゃ勝手な殿さんやなぁ。(笑
全然共感出来へんわ。
二部は仁左衛門さんの真ん前に来るように席を取りました。
どんなに悪さをしても、許してしまうわ。(笑
ほんま、80近いおじいちゃんに見えへんで。
おじいちゃんがなんであんなにエロくて可愛いいんやろ。
ハイ、付いて行きます。
そうそう。
ほぼセリフのない家来役で、隼人さん虎之介さん鷹之資さんが並んで座ってたのね。
あんなもったいない使い方するんだ。(笑
その中で隼人さんが一番芝居をしてた。
腰巾着ぶり、なかなかよかったよ。
鷹之資さんはちょっとサボってたかな。
ハハハ。
二部は濃くて、がっつり観た!って感じで顔見世を堪能しました。
一部と二部を合わせて4時間半くらい観たのかなぁ、思ったほど疲れなかったんだよねー。
エアウィーヴ薄いサブトンが導入されていたの。
あの薄いサブトンのお陰かなぁ。


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南座の顔見世来たなり〜







今日はここに来ています。
南座顔見世、師走ですなぁ
一部と二を観たんだけど、どちらも良かったー。
感想はまた後日にしますが、久しぶりにがっつり芝居を観た感じ。
面白かったなぁ。
一部は花街総見があって、舞妓さんや芸妓さんが桟敷にいらして本当に華やかでした。
とても特別感がありますよね。
一同に揃うと圧巻です。
眼福、眼福。
おトイレに行ったら、ロビーで虎屋さんが限定の利休饅頭を売っていたので買ったみた。
これがびっくりするほど美味しくなかったの。
いや、口に合わなかった、かな。
1個500円弱もしたんだよ。
皮がパサパサしてるし、餡子も口の中の水分持っていく感じ?
イメージしたものとは随分違いましたわ。
マリ造の分も買ったんだけど、2人で半分こすればよかった。
激しく後悔。
もったいなかったなぁ。
一部と二部の間は1時間くらいしかなかったので、南座の隣りの「松葉」で鴨南蛮そばを食べました。
にしんそばを食べたことな買ったから食べたかったんだけど、食べられるか自信がなかったの。
私、実は食べられるお魚が非常に限られておるのです。
マリ造は食べたことがあったらしく、私が食べられるか聞いたら「好きじゃないと思う」と言われた。
あかんか。
今日は残りを食べてくれるがいないので、にしんそばは諦めました。
で、鴨南蛮どうだった?
不味くはなかったけど、2000円はなかなかやな。
うん?そばの値段を知らなすぎる?
今日はセコいことばかり言ってるなぁ。(笑

夕方、「建仁寺」へ行ってきました。
期間限定で夜間の特別拝観をやってたんです。
ほぼ人がいなくて、のんびり見学出来ました。
床が冷たいのは難点だけど、冬の夜の拝観はいいねー。
↑今度行くときは厚手の靴下持参。
雲龍図。
誰にも邪魔されず観られましたよ。
天井絵の双竜の絵。
風神雷神屏風のレプリカもありました。
自撮りをしたりしばし屏風の前で遊べる余裕があったのよね。
中国が0コロナをやめちゃったから、もうこんな機会はないかもしれないなぁ。
仏間にも何故かライトアップしてあった。(笑
ときどきわからないセンスのものもあった。
細川元首相の襖絵もあったよ。
うん?よくわからないセンスってこと!?
ハハハ。
お庭のライトアップも紅葉ちょっぴりだけど、美しかったよ。
京都は思ったほど寒くなかったんだけど、夜は足元から冷えてくるのね。
京都市イベントでか何かでライトアップ企画があったようで、入口に小規模ながらライトアップコーナーがありました。
ええカメラおっちゃんがめっちゃ撮ってて、永遠に撮っていそうだったので前に出てやった。(笑
若いお嬢さんなら被写体になったでしょうけどおばちゃんではねぇ、と思われていたことでしょう。
ふふふ。

ホテルに戻って、デパ地下で仕入れたお寿司やサラダで夕飯。
思ったほど疲れていなくて芝居は面白かったし、建仁寺は堪能したしで楽しい一日でした。
冬の京都、ええわ〜


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買えばよかったなり〜







今日明日、歌舞伎座で團十郎襲名興行の前の特別公演があるんですよ。
2日間だけの公演で、能の「神歌」、舞台上に幹部役者が並んでの手打ち式、勧進帳というラインナップだったの。
チケット発売開始日にトライしてみたんだけど、1階は後方だったし2階は端だったから買うのを止めたのよ。
だって、25000円もするチケットでそんな席、嫌じゃないですか。
セコイ!?
ご祝儀、ご祝儀だってば!
まぁ、「直前に戻りがあるよねー」と余裕をぶっこいてたのもあったの。
ところが、毎日松竹のサイトをパトロールしてたんだけど、戻りのチケットが出なくてねー。
一昨日、遂に「販売終了」になっちゃいました。
生きてる間にもう團十郎襲名なんか観られないのに、なんで買わなかった?自分。
初めて知ったんだけど、仁左衛門さんが勧進帳に出るのはもう最後なんだってよ!
最後の富樫逃しちゃったってこと?
それだけじゃない。
舞台上に役者がズラーッと並ぶなんて珍しいことなのに。
何やってんだろ。
私、ここぞという時にケチっちゃうんだよねー。
めっちゃ後悔してます。
あーあ、アホだったなぁ。
↑秀太郎さんもいらした。
2019年の御園座の顔見世のお練りの写真を引っ張り出して来て凹んでます。
仁左衛門さんの富樫観たかったなぁ。
今は今しかないんだから後悔しないように、と思ってるんだけど、金銭的なことを考えるとねー。
躊躇してしまうこともあるじゃない。
何を拾って、何を捨てるか。
難しい問題だわ。

何だろ、サエない時にはサエないことが重なるんだよね。
今、夫ハハから電話があって、ちょっと憂鬱なお願いをされてどよーんなのよ。
私が断れないのがわかってて、がいない時間にかけて来るんだよね。
嫌になっちゃう。
まぁでも、断れなかったけど、「ハイ、喜んで!」とは言えなかったよ。
空気を察して〜。
ハハハ。


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平成中村座に行って来たなり〜







今日は雨が降ってて散歩はお休みの日だったんだけど、手紙を投函しに行くついでに傘をさしながら歩いちゃった。
出るときは小雨だったのに、途中からまぁまぁの雨になって靴が濡れて気持ち悪いことになったわ。

さて、そろそろ中村座の記録を残さないとねー。
記憶がかなり怪しい。(笑
中村座は「2018年11月」以来です。
相変わらず、入退場、トイレ、お茶子さんの客捌きは見事でございました。
勘三郎さんの目もあちこちにあります。
入場前からワクワクするよね。
実は雰囲気は好きだけど、平場に座るのも隣の人とべったりな距離もあまり好きではないの。
隣りの人との近さとか、足の持って行き場のなさのストレスって、案外来るのよね。
なので、私は隣りにも前にも人がいない、おまけに座布団が2枚のドブ席最前列を敢えて取ってます。
今回も快適でした。
所作台が置かれると上手が見切れるんだけど、取り除かれるとめっちゃ視界が広がって舞台が近いです。
ちなみにマリ造には花横2列目で隣りに人がいないところを取りました。
やっぱりこの小さい小屋の近さ、いいよねー。
そこは魅力よ。
ただ魅力と我慢出来るかどうかは別。(笑
椅子もちゃんとした背もたれがあればええかなぁ、と思うんだけど、あのスペースに2時間も座ってる自信がないわ。
私が観たのは夜の部の「綾の鼓」「唐茄子屋」
宮藤官九郎さん脚本の「唐茄子屋」目的で行ったんだけど、「綾の鼓」が思いの外良くてねー。
姫に恋心を抱く三郎次(虎之介)、姫(鶴松)に布を貼った鼓を鳴らせと意地悪な指令を受けるの。
鼓の師匠(扇雀)に習い、遂に姫の前で布の鼓を鳴らすことが出来るのよ。
姫の反応もそこそこに師匠に報告に行くも、師匠は既に息絶えていた。
という話自体は大したことないんだけど、美しく切ない舞踊劇でねー。
めっちゃよかった。
虎之介さん、いいわ〜。
メインの「唐茄子屋」はねー、ただただおかしかった。
坊主が鈴を股に付けてそれを鳴らしたりする下ネタがあったり、子供が遊郭へみたいな場面もあってねー。
エロが過ぎるとか、児童虐待だとか、クドカンも兄弟も悪ノリし過ぎてると批判されてたのよ。
コレ、落語の唐茄子屋政談ベースにしてるんだけど、鈴ふりにそういう描写があるんだよね。
「こんなの歌舞伎じゃない」「気分が悪い」と散々Twitterで言われてました。(笑
首吊りのシーンにまで文句を言うてる人がいた。
↑腹切りの場面のある演目は売るほどあるだろうに。(呆
うーーん、なんだろ、この嫌らしさ。
じゃ、鳴神や桜姫でも「エロだエロ!」と騒ぐのかな。
寺子屋や先代萩や熊谷陣屋で「児童虐待!」と騒ぐのかな。
「古典古典」言うて、忠誠にために我が子を殺しちゃう芝居を、ありがたがって観てるんでしょう?
ちゃんちゃらおかしいわ。
私はね、歌舞伎なんて所詮大衆芸能と思ってる。
なんでもありの芸能でしょうよ。
おまけにここは江戸時代の芝居小屋を再現してるんだから、猥雑であっていいんじゃない?
確かにクドカンのその部分のセリフはしつこかったし、削ってもストーリーに影響もしないとは思う。
だけど、しょうもない客に忖度したり迎合したりするのは、ちょっと癪に触る。(笑
ふふふ、楽しいは正義よ。
ほんまにとてもリズムがあって、ホロリとさせるええ話やったの。
世話物で残っていってもええと思う。
獅童さんの超歌舞伎並みの客の煽りもよかったし、兄の不器用でお調子もんもよかった。
↑来月は橋之助さんだけど、アレ、出来るかなぁ。
オフシアター歌舞伎でも思ったけど、荒川良々さん、歌舞伎の舞台に立っても全然違和感がないのね。
ええスパイスになってました。
もうね、片岡亀蔵さん、扇雀さんがいるだけで、バカバカしいものがキリッと締まる。
私は好きな演目でした。
良席の戻りがあったら、来月も観たいと思ったよ。
めっちゃ笑って幸せな気分で小屋を出られました。


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国立劇場で四の切を観たなり〜







今日は土曜日だったけど、今週は散歩をしてないので歩いて来ました。
歩き始めたときは肌寒かったけど、途中で半袖でちょうど良くなりましたわ。
ほんま、散歩が気持ちええ季節や。
歩いて頭がスッキリしたところで、チケット戦争に出陣よ。
そう、御園座の「神田伯山独演会」チケットの一般発売の日だったのよ。
演目は先日歌舞伎座で聞いた「安兵衛駆け付け」「安兵衛婿入り」「荒川十太夫」なの。
↑荒川十太夫、ええ話だったのよ。
これはもう行っとかなあかんでしょ?
マリ造にも聞かせてやりたかったしね。
気合いを入れましたよ。
良席ではないけど、ストレスの少なさそうな席をゲッツ!
一般発売にしちゃあ、上出来じゃないっすかね。
なんや知らん、生活には役に立たなさそうな技がどんどん磨かれていく気がする。(笑

さて、先日の観劇の記録をば。
まずは国立劇場。
歌舞伎座の二部からタクシーで移動するつもりだったんだけど、雨が酷くてタクシーが拾えなかったのよ。
ええーっ!?歌舞伎座の前にタクシーが停まってないなんてぇぇ〜。
しょうがない、電車移動に切り替えることにしました。
移動時間は45分ほどだったのかな。
歌舞伎座からの国立劇場への移動は、何気に不便なんだ。
めっちゃ効率的に動いたにも拘らず、トイレに行って座ったら開演の1分前でした。
危なかったなぁ。
今回は、中止になった2020年に義経千本桜の通し狂言のリベンジ企画だったの。
前回は小劇場で、ABCの3プログラム全て観るつもりでチケットを取っていたんですよ。
それも全て最前列の良席だったのよね。
今回見て思ったのは、小劇場だったらもう少し楽しめたんじゃないかなぁって。
菊之助さんの小ぢんまりした、いや、丁寧な所作は小さい箱向きだったと思う。
今回は時間的に厳しくて、Cプログラム、つまり四の切しか観られなかったのよ。
なんだろ、私の狐忠信は勘九郎さん(襲名披露時)が不動のNO.1なの。
それに、あれは澤瀉屋さんのものよ。
澤瀉屋型の派手さを知ってると、どうにも退屈でねー。
ど素人言われたら、返す言葉もございません、です。
ただ狐の心情は伝わって来るんだけど、こちらの心を揺さぶるほどでもないんだよねぇ。
最前列でなければ寝てたかもしれない。(笑
どうせなら播磨屋型の知盛が観たかったんだけど、日程の組み合わせが悪かったんだよね。
今回国立劇場を組み込むために、中村座を土曜日にせざるを得なかったからの余計にモヤモヤしちゃった。
ふふふ、私は菊之助さんとの相性が悪いんだな、と改めて思ったわ。


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芸術祭十月大歌舞伎に行って来たなり〜







朝までは眠れないんだけど、昨日今日とぐうたらに過ごしたせいかかなり疲れが取れましたわ。
ちょっと頭がスッキリした気がする。

さて、先日の観劇の記録だけまとめておきます。
歌舞伎座の二部の「祇園恋づくし」「釣女」
「祇園恋づくし」「七月松竹座」で観て、マリ造に是非観て欲しいと思ってたのよ。
絶対、好きな演目だと思ったんだ。
私達、何気に鴈治郎はんのファンなんだよねー。
彼の顔、見てるだけで幸せな気分になる。
あのえべっさん顔、ええよねー。
今回も鴈治郎はんと幸四郎さんの早替わり、めっちゃウケた。
席は1列目のセンターだったから、幸四郎さんの化粧落とし残しなんかが見えましたわ。(笑
早替わりの度に落として、また塗ってって大変だと思う。
二幕目は「釣女」
「2019年南座の顔見世」で観てるんだよね。
その時は美男美女が隼人さんと莟玉さんで、本当にうっとりするくらい美しいカップルだったの。
今回は歌昇さんと笑也さん。
歌昇さんは30代前半でしょ?
笑也さんは還暦過ぎてると思うんだけど、カップルと見てても全然違和感がないの。
美魔女って、あんな人のことを言うんじゃないかしら。
南座の顔見世は太郎冠者が愛之助さんで、醜女を鴈治郎はんが演ってたのよ。
それもサイコーに可笑しかったけど、今回の松緑さん幸四郎さんコンビはもっと可笑しかったわ。
私、醜女をやらせたら鴈治郎はんの右に出る人はいないと思ってんだけど、幸四郎さんもええ線いってました。
幸四郎さんのあのメイクは反則よ。(笑
あれはあかんわ。
ハハハ。
他に幸四郎さんは舞台上から「播磨屋!」「澤瀉屋!」と大向こうをかけたりしてた。
笑わせにいってるとしか思えない。
それを受けて、歌昇さん笑也さんカップルは笑いを堪えるのに必死って感じだったな。
笑也さんはゲラだからハラハラしちゃったよ。
いやー、面白かった。
演者の皆さんが心底楽しんでる様子なのもまたよかった。
ただねー、客席が悲しくなるほどガラガラだったの。
2列目からとちりのセンターまで空席だった。
あんなに楽しい演目を2つも揃えたのに、ダメなの?
ええ企画や思ったのになぁ。
今月は国立劇場に中村座も開いてるから客が分散した?
團十郎襲名公演のために、皆さん控えてる?
うーーーん、あの空席、もったいないのう。


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東京に行って来たなり〜







今、帰りの新幹線の中です。
またかーい!
今回は純粋に自分へのご褒美です。
夕飯は品川駅で買ったサラダとおにぎり。

昨日は歌舞伎座二部から国立劇場の四の切を観て、今日は平成中村座の夜の部を観ました。
入念に練ったスケジュールではなかったのですが、結果的には一寸の隙もないものになりました。
ふふふ、マリ造との出来る女(オイ!)コンビだと、つい無駄なく動いちゃおうとするの。
時間は一杯あるのにね。(笑
あんた、その能力、他で発揮せえってな。
ハハハ。
とにかく、無事全てのスケジュールをこなして、家に帰れそうです。
中村座を出たら、スカイツリーがキレイに見えました。
ちょうどお月さんは隠れちゃったんだけど、スカイツリーとのコラボはとても幻想的だったなぁ。
今回のお芝居と今夜の夜空を思い出しながら、もう一頑張りしてみます。


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超歌舞伎を観ましたなり〜







昨年は直前に骨を折って行けなかったけど、今年は超歌舞伎に行って来ましたよ。
歌舞伎座がメインでついでのつもりだったんだけど、めっちゃ楽しかったの。
実はねぇ、私、未だに初音ミクのことをイマイチよくわかってません。
獅童さんが頑張ってみえるから応援のつもり。
「私だけノリが合わなかったらどうしよう」と心配してたんだけど、近くの方が皆同じような方達ばかりで。(笑
助かったー!
後ろの席は70代の元気なおばあちゃん、その隣りは18歳の息子と53歳の母。
私の隣りも、その隣りもたぶん同世代と思われた。
おばあちゃんがめっちゃ話し掛けて来て、前方花横のブロックはコロナ禍とは思えない程和気藹々とした雰囲気。
知らん人と劇場でこんなに世間話をしたのは何年ぶりだろ。
以前はこういうことも含めての観劇だったんだよねー。
おばあちゃんはねー、ステージ上の獅童さんに話し掛けたりとめっちゃ自由なおばあちゃんだった。(笑
↑「ペンライトが売り切れてて買えない」と叫んでた。
チケットを取ったとき、1列目が選択出来なくて2列目からしかなかったの。
1列目は既に押さえられてるの?
それとも、2列目が最前列?
とにかく写真撮影タイムがあるはずだから、出来るだけ前を取ろうと思って取ったのよね。
そしたら、1列目は空けてあって、2列目が実質1列目だったのよ〜。
が、写真は撮り放題の良席だったけど、私の腕がへっぽこだったというオチよ。
ハハハ。
下手の舞台に階段が設置されてて、「うん?」と思ってたら、獅童さんが客席に降りてみえたの。
私の横を駆け抜けて行かれたの。
もう、キャーッよ。
心なしか衣装が湿っていたような。(笑
通路だけ走って、また舞台に戻られてましたわ。
この演出、どうしても必要だと思えないけど、客はテンションが上がるよね。
楽しい〜。

まずはペンライトの使い方とかの説明があって、獅童さんのご挨拶がありました。
「ここまで(東京の劇場)に来るまで6年掛かった」と声を詰まらせてみえたわ。
獅童さん、泣き虫なんだからぁ。(笑
おばちゃん達もつられてウルッよ。
「萬代春歌舞伎踊」はミクさんが出雲のお国、獅童さんが真柴秀康。
三番叟を踊ってました。
前回は観られなかったのでわからないけど、2019年よりミクさんの動きは随分進化してるみたい。
動きもスムーズで、画面の中にいる人感が薄くなってた。
藤間勘十郎さんの踊りをミクさんに起こしてるのかな、手先とかは美しいよねー。
着物の柄もとても素敵だった。
メインの演目は「永遠花誉功」
蘇我入鹿(国矢さん)は三種の神器を奪い、安倍行主を殺害し天皇に取って変わろうとする。
入鹿は苧環姫を妃にしようと、金輪五郎今国(獅童さん)を使者つかわすの。
しかし、苧環姫は3年前に恋煩いのために死んでて、今は絵姿になってるという。
そして、その恋の相手は五郎だと!
恋煩いで死ぬって!?
その相手が目の前にいるって!?
そんなん、あらへんあらへん。
ほんでもって、五郎は今は入鹿の家来やけど、ほんまは元の主人の鎌足と示し合わせて入鹿を討つための仮の姿やと。
苧環姫、正しくは絵姿とその父は、金輪五郎に協力すると共に入鹿の元へ。
何故か、入鹿と吾郎は相撲で決着をつけようということになるのよ。
なんで剣じゃなくて相撲なの?(笑
相撲に負けた入鹿が悪龍を使って逆襲してくるの。
形勢逆転?
絶体絶命のピンチやーん。
そこに金輪五郎の息子・金輪小五郎(陽喜君)が現れて、父親に鎌を渡す。
その鎌で五郎が入鹿に立ち向かうところ、苧環姫が入鹿を屏風に封じ込める。
苧環姫はエネルギーを使いすぎたために、瀕死の状態。
「ありがとう...そして、さようなら」と消失していくのであった。
ちゃんちゃん、というお話ね。
まぁ、歌舞伎の話としてはよくあるやつよ。
途中、記憶が飛びそうになったんだけど(笑、カーテンコールというか、フォトセッションタイムで目が覚めた。
獅童さんの息子さん、陽喜君。
笑っちゃうくらいそっくりで、めっちゃ可愛い。
ちゃんと六方も踏んでたし、いちょ前に見得も切ってた。
最後は舞台と客席と一体になってめっちゃ盛り上がったよ。
つべこべ言わずにペンライトを振って、楽しめばいいんだと思う。
これはお祭りなのよ。
応援のつもりとか言ってたけど、元気をもらったのはこちらの方だったわ。
次回はもう一本ペンライト買って、もっと雰囲気に身を任せて楽しむことにする!


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納涼歌舞伎を観て来たなり〜







今日も蒸し暑いねぇ。
8時過ぎから歩き始めるんだけど、この時間でももう充分苦行ですわ。
あづい〜。

さて、記憶があるうちに、納涼歌舞伎の観劇の記録を残しておきます。
8月は一部と三部のチケットを取ってたのね。
それなのに一部は15日から休演で、前日から代役を立てての再開だったんです。
大丈夫なんか?
なんとか20日まで踏み留まって欲しい。
と思ってたら、三部も19日は休演で20日再開予定と言うニュースが流れて来た。
代役は当日の10時に発表すると。
とりあえず新幹線には乗ったけど、観劇は半ば諦めてたの。
もうね、今の時期、こういうことが当たり前だと思わなきゃいけないのよね。
一部は「新撰組」「闇梅百物語」
新撰組には深草丘十郎を七之助さんが、鎌切大作を勘九郎さんが代役をなさってました。
福之助さんの大作を観られなかったことは残念だけど、中村兄弟が代役とは!
私にとっては、棚からぼた餅でした。
前日に原作を読んで予習をしていったんだけど、まんまのストーリーと再現性にびっくり。
よく出来てた。
原作を読んでる時から、「これは歌舞伎向きだよね」と思ってたんだよねー。
思い描いた場面がそのままだった。
親の仇を討つために新撰組にはいった丘十郎、一緒に入隊した剣豪大作。
共に精進する。
無事親の仇を討った丘十郎だったが、今度は任務でやむなく殺した松永の娘に命を狙われる。
仇討ちなんてキリないで、と。
それ、曽我兄弟に言うたって。
何故か松永の娘とラブロマンスが生まれる予感。
2人で芹沢鴨を殺しちゃって、切腹を覚悟するも、芹沢鴨は殺されて当然の輩ということで放免。
そうこうしてるうちに大作が長州側のスパイとバレて、丘十郎と戦いわざと(?)殺される。
丘十郎はもっと広い世界を求めてアメリカに行く、でちゃんちゃん。
40を越えた七之助さんも勘九郎さんも、ちゃんと10代の青年に見えましたよ。(笑
七之助さんがやるはずだった土方の役はカットされて、沖田総司役の虎之介さんがセリフをカバーしたみたい。
全然違和感なかった。
これで鶴松さんの八重が見られたら、言うことナシだったんだけどなぁ。
うん?贅沢過ぎる?
ハハハ。
この演目、めっちゃ面白いわけじゃないけど、歌舞伎の演目としてよく出来てるから再演を重ねて欲しい。
席は一列目のセンター。
二幕目の「闇梅百物語」妖怪達が出て来る楽しい舞踊劇。
虎之介さんの河童も橋之助さんのたぬきも狸も可愛かったけど、なんと言っても傘一本足の種之助さんが凄かった。
下駄履いて片足だけでぴょんぴょん跳ねるんだけど、こんなん普通出来る?
見てるこっちがリキんでしまうよ。(笑
最後は勘太郎君と長三郎君が出て来て、キャーッ可愛い!
ええ席でええもんを見せてもらいましたわ。
代役の判断をして下すってありがとう〜。

三部は「弥次喜多流離譚」
代役は、朝、劇場に着いてから知りました。
團子さんの休演はわかってたけど、染五郎さんまで?何?幸四郎さんは濃厚接触者?
梵太郎が猿弥さん?政之助が隼人さん?オリビアが笑三郎さん?お夏が笑也さん?
何?何?自体がよく飲み込めん。
えーと、えーと男女の早替わりはナシなったのね。
弥次郎兵衛は青虎さんが演る?
青虎さん以外は、本役の役者さんよりベテランの方がなさるのね。
おじさん達は何とかするけど、青虎さん大丈夫かなぁと思ったの。
はっちゃけられたらいいけど、スベったら目も当てられないからねぇ。
幸四郎さんの代役は、難しいよ。
たぶん...腹を括って、真面目にきっちりこなすことにしたんだと思う。
ストーリーらしいストーリーはなくて、ただただ楽しいのが弥次喜多のええところ。
孤島から脱出した弥次さんと喜多さん、長崎に行き着いてカステラ売りのオリビアに恋をする。
オリビアと江戸に向かう途中、博打打ちの父を持ったお夏も加わり一緒に旅をする。
立ち寄った湘南のコンビニで、不良になってた梵太郎と政之助と再開。
梵太郎と政之助のグループと敵対するグループが現れ、何故かダンス対決が始まる。
なんでやねん。
なんだかんだあって(笑)、経営不振の歌舞伎座救うために天照大神に祈る。
最後はいつもの天照大神が現れて一件落着。
梵太郎政之助、弥次さんと喜多さんが空に飛んで行くと。
まぁ、整合性とか野暮なことは言いますまいです。(笑
しかし、幕が開いてすぐ、俊寛風のセットの小屋に、竹三郎さんのお写真が飾ってあったのよ。
私、不覚にも泣きそうになったよ。
こんなところで擽ぐらないでよ。
席は二列目センターブロック花道寄り。
青虎さんの弥次さんは真面目過ぎの感はあるものの、順調に進んでいきました。
途中、亀蔵さんが自分の釜掛之丞にかけて、「釜切座右衛門は六本木にいる」と言うてましたな。(笑
ところどころパロディーが入って来るんだけど、浪花鑑の床屋のふんどしの場面もぶっ込んでた。
猿之助さんが履いてる提灯ブルマーを胸まで上げて遊んでるのも可愛かったなぁ。
久しぶりの本水も堪能しました。
やっぱりテンション上がるよねー。
梵太郎・猿弥さんが登場した途端、客席も舞台上の役者さんも大爆笑。
↑舞台上でお一人、凄いゲラの方がいた。
「上沼恵美子」言われてました。(笑
猿弥さん、自分の役名を「梵之助」言い間違って、突っ込まれてました。
あと刀の「薫光来」が出て来なくて、「クンコウロウ?クンコウ?クンコウ...」とやってましたな。
私が気が付いたのはこれだけで、後は完璧でしたよ。
舞踊はもちろんだけど、ウエストサイド風ダンスも皆さんとちゃんと合ってた。
ただの面白おじさんじゃないんだよなぁ。
おじさんと言えば...
笑三郎さんと笑也さんの藤娘も素敵だった。
ま、踊りは我らが鷹之資さんが一番だけどね。
今回も柔らかくて跳ねるような踊りに見入っちゃった。
あと、新悟さんの鬘、めっちゃ似合ってて綺麗だったなぁ。
そうそう。
本来隼人さんが演るはずだった吉沢綾人を、門之助さんが演ってたのはちょっと残念だった〜。(笑
若い男前はおらんかったんかーい!
ご自身に鼻とかけて「花形役者の...」言うてましたけど、笑えなかったわ。(笑
團子さん染五郎さんのコンビも見たかったけど、おじさん達の本物の芸を見せてもらいました。
ええ機会だったなぁ。
私、持ってたのかな。
ある意味、どの年より思い出に残る納涼歌舞伎になりました。


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