出版UD研究会ブログ

本にかかわる仕事をしている人と多様なニーズをもつ読者が、読書のユニバーサルデザインについて考える広場です。

約1年ぶりに出版UD研究会を再開します!

2011-10-08 18:39:30 | シーズン5

たいへんお待たせいたしました!
昨年11月に開催した第30回以来、およそ1年ぶりに研究会を再開することにいたします。
今シーズンは1回あたりの参加人数は少なくいたしますが、そのかわり、月1回開催を原則にするつもりです。
それでは、以下、シーズン5の研究会コンセプトです。
これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。

出版UD研究会【シーズン5】コンセプト
“読者と本がつながるための多様な接点をさぐる”

 昨年iPadの発売などにより、日本においても何度目かの電子書籍ブーム(?) が到来し、これからの出版界のあり方が議論されつづけています。しかしその一方で、議論の中に次のような観点が抜け落ちてしまいがちなことにも気づきます。
・多様な立場の読者へ開かれた本(出版システム)になっているか
・長年にわたり本のデザインとして蓄積されてきた「読みやすさ」を前提にした書体の選び方や組版ルールなどがうまく継承していけるのか
 出版UD研究会は、2005年にスタートして以来、出版関係者・図書館関係者と障害当事者・研究者をつなぐ場として活動してきましたが、シーズン5では、さらに発展させ、「つながるためのデザインの可能性」について具体的に語り合える場として、月1回程度開催していきたいと思います。
 なお、 これまでシーズン3・4を通して、大きな教室を使った講義形式を中心に開催することで、より多くの人に参加していただくことをメインにしてきましたが、シーズン5では、あえてゼミ形式の教室や小会議室などを使い、参加人数もしぼったうえで、ゲストスピーカーと参加者とがより意見交換しやすい場になることを目指します。

出版UD研究会事務局 成松一郎


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