ウクレレとSwing(スヰング)音盤

Spotlight (2008) / Ohta-San


ハワイのRoy Sakuma Productions制作としては、80年代「Body Surfing」、90年代の「Where Is My Love Tonight」に続く、オータサン三枚目のアルバムとなる。

収録12曲中、7曲(3,5,7,8,9,10,12)で"レジェンド親友"ナンドー・スアン(g)との共演。1曲(1)はお弟子さんのRoy Sakumaとの共演による「Song For Anna」の再演、2曲(2,11)はベースでDean Tabaが加わるが、とりわけ2.「America the Beautiful」などは本国制作盤ならではの選曲と言えるだろう。残りの2曲(4,6)はPierre Grillのアレンジによる打ち込み、といっても4はアシッド・ジャズ調の打ち込みによるトラックだが、6はMIDIによるタンゴ調オーケストラ・アレンジと、前作迄の流れを踏襲してボサノヴァを中心としたナンドーさんとの共演をアルバムの軸に置きつつも、従来よりバラエティの幅を持たせた内容のアルバムになっている。

プロデュースはRoy&CathyのSakuma夫妻。録音はRendez-Vous Recording。ベースが加わった2曲(2,11)だけはAudio Resourceで録音されている。


記憶では2009年の来日ツアー時に本盤を新作アルバムとして会場で購入した。写真はその時に頂戴したサイン。額装して今でも大切に飾らせて頂いている。


さて今年も8月は勝手に特集月間として、一か月だけの期間限定で『オータサンのセッション・ワーク』と題し、スタジオ・ミュージシャン或いはゲストとして他人名義の作品に登場したオータサンの仕事を週刊ペースでご紹介する。
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