ウクレレとSwing(スヰング)音盤

ブログは「ほぼ隔週月曜更新」を目安に、のんびりやっています。レコードやCDはすべて趣味で集めたもので販売はしていません。

Magical Ukulele (1996) / Herb Ohta

2021年04月26日 | Ohta-San - CD

アルファ・ミュージックからの二作目のアルバム。ここでも前作に引き続き、オータサンをジャズ・ミュージシャンとして扱うアルファの制作姿勢が保たれており、メンバーはナンドー・スアン(g)、ノエル・オキモト(ds)、Benny Doseo(ボサノヴァ・ギター)、Bob Albanese(ピアニカ)、といったハワイの常連メンバーが集められ、ホノルルのAudio Resourceで録音・ミックスまで行われ、東京ではマスタリングのみが行われた。

本作での目玉は何といってもライル・リッツがいつものベースに加えて、ウクレレでの共演を果たしている事。4.5.8,9,と4曲でテナー・ウクレレを弾きジャズ・ウクレレ名手としての本領を発揮、コードソロによるイントロや、そこから単音でのソロまで見事な腕前を披露している。他にオータサンのソプラノ・ウクレレによるソロ演奏も4曲あり、16.の「ヒロ・マーチ」はオータサンによる珍しい本格的なジャカソロ・演奏まで楽しめる。ライナーノーツによれば本作では今回はウクレレという楽器をしっかり聴かせるようなアルバムを作ろう、という意図があったようだ。

収録曲がなんと18曲、時間にして一時間8分というボリュームで収められている。昔だったらレコード二枚組アルバムに相当する。CDの収録可能時間にあわせ、アルバムの収録時間が次第に長くなっていった時代である。

1. オール・ザ・シングス・ユー・アー
2. アイル・クローズ・マイ・アイズ
3. クロース・トゥ・ユー
4. ザ・モア・アイ・シー・ユー
5. フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン
6. カマアイナ・ケイキ
7. イグザクトリー・ライク・ユー
8. ジョイ・スプリング
9. チーク・トゥ・チーク
10. ハワイ
11. ブルー・ハワイ
12. レイジー・アフタヌーン
13. ア・フロスティ・シルヴァー・ボール
14. ウィスパー・ノット
15. クローズ・ユア・アイズ
16. ヒロ・マーチ
17. スプリング・キャン・リアリー・ハング・ユー・アップ・ザ・モスト
18. ヒイラヴェ




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

I Wish You Love (1996) / Ohta San

2021年04月12日 | Ohta-San - CD

この年M&Hからリリースされた二枚のうちのひとつ。この時期お馴染みのバンド・メンバー共演による、オータサン自身のアルバム。今回はボサノヴァ寄りの内容。

1.A Felicidade (Goodbye Tristesse)
2.Fools Rush In
3.I Wish You Love
4.Mas que Nada
5.Last Tango in Paris
6.Angel Eyes
7.Cry Me a River
8.Round Midnight
9.Yours Is My Heart Alone
10.Song For Anna

ギターにジミー・フナイ(6,7,8,9)或いはBenny Doseo。つまりジミー・フナイの参加する4曲がジャズで、Benny Doseo参加曲がボサノヴァ、という配分になっている。ベースにライル・リッツ、ドラムMorgan Grant、キーボードPaul Markのほか、パーカッションやビブラフォンが加わる。プロデュースはマネージャーのミチコ・ウラタ、録音はCommercial Recordings Hawaii。

最後に「Song For Anna」の再演をしているのは、コンサートで必ず演奏される代表曲でありながら、CDの時代になりLPは既に廃盤で収録アルバムが無かった為であろうか。この後何度も再演されることになる。



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする