ウクレレとSwing(スヰング)音盤

ブログは「ほぼ隔週月曜更新」を目安に、のんびりやっています。レコードやCDはすべて趣味で集めたもので販売はしていません。

Wave (2004) / Hiro Kawashima & Ohta-San "Herb Ohta"

2022年04月25日 | Ohta-San - CD

この年は日本人ミュージシャンとの共作が続くが、どちらも90年代から長らく交流を続け信頼関係を醸成してきたよき理解者との共演作。

1998年に久しぶりの日本人ハワイアンシンガーの新星としてデビューした歌手、井上真紀のファースト・アルバムでオータサンが共演した縁から、所属するジャズ・ユニットである「ラブ・ノーツ」とも関係を深め、同ユニットの中心メンバーであるヒロ川島(トランペット)とのダブルヘッダー・アルバムが本作で実現した。レーベルはTemca。

1 Wave
2 Dolphin Dance
3 Pra Machucar Meu Coracao
4 Arbor Way
5 Invitation
6 Night Lights
7 Look to the Rainbow
8 Stella By Starlight
9 Portrait in Black & White
10 Everytime We Say Goodbye

メンバーは、
Ohta san: Ukulele
Hiro Kawashima: Trumpet
Maki "Maggie" Inoue: Vocal (on 7.)
Yuji Matsumoto: Bass

演奏内容はジャズとボサノヴァのスタンダード曲集。ライナーノーツに、オータサンがReal Book(ジャズ・スタンダードの歌本)を持ち歩いていて、必要とあればパラパラとめくりイントロをいきなり弾き始める、というくだりがあり、なるほどそういう感じなのか、と興味深い。  

オータサンのトランペット奏者との本格的な共演は本作くらいしかなく、ベースが加わるだけのシンプルな編成も功を奏している。ホノルルのAudio Resourceにて録音。



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Moon Exotica (2004) / Ohta-San

2022年04月11日 | Ohta-San - CD

邦題「南国の月」。ゴンチチのチチ松村プロデュース。同氏はサザン関口氏らとともに、90年代のウクレレ再評価の最も熱心な立役者を担った人でもあり、新しい音楽リスナーに対するオータサンの紹介にも大きく貢献した。オータサンとの長年のご縁からの共演盤。

楽曲の大半は打ち込みによるヒーリング・ミュージックで、オータサンがウクレレ、バッキングのギターはチチ松村氏が演奏している。数曲はオータサンのウクレレ・ソロ(独奏)。収録時間30分も程よい、ゆったりとしたリラクゼーション音楽。オータサンの数多いアルバムの中では異色作だが、オータサンというアーチストをよく理解する音楽家の手による作品だけに、さすがに違和感なくまとまっている。

1. サヨナラ SAYONARA
2. 一人ぼっちの僕 AM ALL ALONE
3. ローラ LAURA
4. パストザムーン PAST THE MOON
5. 11時の夜汽車 TREM DAS ONZE
6. イスにもたれて BACK ON MY CHAIR
7. ムーンセット MOON SET
8. 月の光 CLAIR DE LUNE

レーベルはOn the Beach Records。楽曲はチチ松村提供の2曲(2,6)、オータサン自作曲(4,7)、8はドビュッシーの「月の光」。




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