なすがママに〜Let it be〜

健忘録を兼ねた吐口にしています。これまでの経緯は序章1〜7をお読み下さい。

副作用

2021-11-14 23:17:00 | 日記
11月12日
嫁さんは早番で6時半過ぎに家を出る。
昨日の今日でどうなのかと心配で目が覚めたが、いつもと変わらぬ調子で出て行ったので良かった。

11月13日
今日は嫁さん休み。
朝から居間のコタツに入ってゴロゴロ…というか動かなかったので、赤ら顔の額を触ったらちょっと熱っぽい。コタツに潜っていたからだと言うが、抗がん剤治療の説明書に書いてあった副作用が来たと思った。
とりあえず休みなんだからゆっくりしなさい。

11月14日
嫁さんは今日も早番。
調子悪そうだったから休んだらと言ったのだが、大丈夫と言いつつ仕事場に向かっていった。

そして午後の3時頃。
次女のねねびんから「ままと連絡とれた? 」とのLINEが入る。「何のこと?」と送り返したが返事が来なかったので、気になり嫁さんに直接電話してみたら丁度仕事上がりとの事。ただ会話が成り立たないというか、電話越しにも体調の悪さがまざまざと伝わって来た。

日曜日なので娘たちは休み。二人とも出掛けるって聞いていたから仕方なし。一応ママが調子悪そうとの連絡はして置いたが、たぶん誰が家に帰って来ても状況は変わらないだろう。どんな副作用が来るかは本人はもちろん皆覚悟していた事だから。

おいらが家に帰ったのは定時の20時半。
もう寝るとLINEが来てたので寝室へ様子を見に行ったのだが、長くなったのでこの後の出来事は明日書く事にしよう。
ちと飲み過ぎた。



抗がん剤治療2日目

2021-11-14 21:45:00 | 日記
11月11日。
朝一番に嫁さんから家族LINEグループに投稿があった。



『朝ごはん質素すぎませんか』7:48
『誰も反応なし』8:41

いやいや、娘二人は出勤前で朝シャンだの何だのとすっ飛び回っている時間なので反応しないのは仕方ないだろう。そういうおいらも休みだからまだ寝てたので勘弁して欲しい。ってか、いじけられるぐらいなんだから体調的には問題ないのだろう。

その直後、おいらに直LINEが来て10時には退院出来るとの事。お迎えは午後かなーなんて勝手に思っていたので、慌てて出掛ける準備を始めて車に飛び乗った。

信号待ちの時に、あと10分ぐらいで着けると嫁さんにLINE。嫁さんは病院の玄関口で待っていた。
「あー、お腹空いた」
おいおい、こちらの心配をよそに車に乗り込んでの一言目がこれか?^^;

とりあえず食欲があるなら安心。
おいらも朝飯を食いそびれていたし、嫁さんのリクエストで一度行ってみたけど満席で入れなかった定食屋に向かった。



11時開店と同時に突入。
おいらが肉野菜炒め定食で嫁さんはあんかけラーメンを注文。味はどちらもちょっと薄かったが塩だの醤油で補えば良いし、非常にリーズナブルなので問題なし。
ご馳走様でした。

帰り掛けに夕飯の買い物を済ませて我が家に帰り、おいらは所用があったのでまた外出。嫁さんは洗濯だの夕飯の支度だのをしてくれた。

実はおいらの友人で二人ほど抗がん剤治療を受けた奴がいて話は聞いていたが、二人とも血管が焼ける様な痛みがあって飯も食えずダルかったと言っていた覚えがある。最近の抗がん剤治療ってのはちょっと違うのかな?




抗がん剤治療1日目

2021-11-14 09:59:00 | 日記
11月10日。
当日は遅番さらに次の日は休みなので、嫁さんを送り迎えするのは決めていた。
隣街の病院には10時までに行けば良いとの事だったので、余裕を持って1時間前に家を出たら早く着き過ぎたので近くにあったコンビニで時間潰し。その間にも家族LINEグループに、娘たちから頑張れだの何だのとコメントが入る。
お前ら仕事中じゃないのか?

病院の玄関口前に車を止め、荷物を手渡す時に何か一言声を掛けなければと焦って出た言葉が「頑張ってね」。気の利いた事も言えず、病院内に入っていく嫁さんを見送り、帰りの道すがらこのブログを立ち上げようと決意した。

仕事中にLINEが入った。


『記念すべき一食目!じゃーん』

ママを励ます会以来、気持ち悪いぐらい前向きになってくれた嫁さん。ただ、やはり治療に対して不安があるのかやけに多弁でらしく無い。



『ビールがなーい』
『仕事終わりに持って行こうか?』
『それじゃあ遅いー』

仕事中だが気になりスマホをちょくちょくチラ見。たわいも無い会話で家族LINEグループは盛り上がっていた。




ママ治療がんばろうぜ

2021-11-11 13:37:00 | 日記

令和3年11月7日に、次週から抗がん剤治療が始まる嫁さんを元気付けたいと次女ねねびんの発案で『嫁さんを励ます会(仮称)』を行った。



嫁さんには全て内緒。
神奈川に住む末っ子坊主のおーたろうも帰省させ、保育士のねねびんが仕事で培った技(?)を生かして居間を飾り付けて準備万端。仕事は早番で15時過ぎには上がれると聞いていたので、皆で嫁さんの職場の従業員駐車場で待ち伏せし、何も知らずに職場から出て来た嫁さんが自分の車に乗り込んだ瞬間を襲撃。
鳩が豆鉄砲を食ったよう」とはまさにこの事か。一緒に住んでいるおいらや娘たちならともかく、コロナ禍のせいで二年間会えなかった息子が目の前に居たのだから驚くのは当たり前だろう。

家に着きデコレーションされた居間を見て「うわっ」っと声を出すが、反応が薄いと次女のねねびんが不満顔だったのはご愛嬌。それよりサプライズイベント以降、暗い顔ばかりしていた嫁さんは吹っ切れたのか笑顔も増えて多弁になった。
三姉弟のおかげである。




序章7

2021-11-11 01:03:00 | 日記

序章と称しこれまでの流れを掻い摘んで書いて来たが、何故今更こんなブログを立ち上げる気になったのかを序章の最後に書き留めたい。

実は今日、一泊2日の抗がん剤治療を受ける嫁さんを病院に送って来た。

そして帰りの道すがら、どこかで吐かなければおいらが持たないという思いが襲い、以前やっていた(といっても20年ぐらい前)ブログという選択肢が浮かんだ。

健忘録としても利用したい。