なすがママに〜Let it be〜

健忘録を兼ねた吐口にしています。これまでの経緯は序章1〜7をお読み下さい。

入院3

2021-11-21 19:45:00 | 日記
11月19日。
休みだったので嫁さんの顔を見て来た。
まだ熱が下がらないが食欲は出て来たらしい。でも抗がん剤の副作用であちこちに口内炎が出来ていて、お粥ですら食べ辛いみたい。

点滴が終わったら一階にあるコンビニに連れて行って欲しいと言うので終わるのを待ち、車椅子を借りてエレベーターへ。
何を買いたいのか聞いたら、爪切りとカップ麺が食べたいとの返事。おいらも昼飯を食いそびれていたので、イートインコーナーで遅めの昼飯を取った。

ただ、やはり口内炎が痛くて半分も食べられず、その残りを食べながら何気に嫁さんの手を見たら浮腫んでるし色もどす黒い。これも副反応の一つなのか。

病室に戻ると嫁さんが一枚の書類を見せてきた。




BRCA検査というものらしく、遺伝性乳がんかどうかを調べるものらしい。この検査で陽性になると、娘たち二人もそれだけで余計に気を付けなければならなかったみたいだが結果は陰性。
良かったと言っていい事なんだろう、たぶん。



入院2

2021-11-18 18:20:00 | 日記
11月17日。
様子伺いで嫁さんにLINE。



短い会話ではあるが、既読にならなかった昨日と比べればまだマシか。

11月18日。
今日は朝に嫁さんからLINEが来た。



スタンプや家の事を心配する余裕が出て来たか。
良かった良かった。





入院1

2021-11-18 16:10:00 | 日記

11月16日。
仕事中に嫁さんへ様子伺いのLINEを入れるが、まったく既読にもならずヤキモキ。ねねびんが早番で仕事終わりに病院に行くと言っていたので、様子が分かったら連絡してくれとLINEして置いた。

そのねねびんからのLINEによれば、どうやら昼間は39℃以上の熱が続いていたらしく、LINEを見ようという元気も無かったらしい。

ただ食欲は多少出て来たみたいで、出された病院食を半分以上は食べたとの事。次に来る時に醤油持って来てって言ってたぐらいだから、少し快方に向かっているのかな。




副作用3

2021-11-17 19:05:00 | 日記

11月15日。
朝起きて嫁さんの調子を確認。
出血は止まったみたいだが少し熱っぽい。本当は勤務日だったが職場に連絡して休ませた。

おいらも休みだったが、一人暮らしをしている嫁さんのお袋さんのインフルエンザの予防接種と買い物を嫁さんから頼まれていたので、大丈夫だと言う言葉を信じて嫁さんの実家に向かった。

乳がんを発症して約2年。
心配させたくないとの嫁さんの意向で何も知らなかったお袋さんだが、抗がん剤治療が決まった時に嫁さんが自分で病気の事を打ち明けていた。なので会う度に様子を聞かれていたが、流石に昨晩の事は話せない。

用を済ませて自宅へ向かっている途中、次女のねねびんから電話が。嫁さんの体調が気になり昼休みに帰って来たら、胸から血が出てるとの話。
またか…もう病院に連れ行くしかない。

ねねびんがそのまま半休を取ってくれたので、3人で隣町のかかりつけ病院へ。
担当医のS先生が言うには、抗がん剤の効果で悪いものが出て来たのではないかとの事。確かに鮮血じゃなくドロっとした感じだったし、悪い物が出て来たとすれば良しと思うしかない。

ただ、抗がん剤のせいで白血球の値がかなり低くなってるらしく、抗がん剤治療を受けた次の日に白血球の数を増やす注射をしたがあまり効いていなかったみたい。なのでそのまま入院となった。




副作用2

2021-11-16 22:42:00 | 日記

前回の続き。
『飲み過ぎた』として終わりにしたのだが、実は終わりにせざるを得ない事が起きた。

ブログを打ってる時に、寝室からふらふらと嫁さんが出て来た。
「いっぱい出ちゃった」
と言う嫁さんを見て固まってしまった。パジャマの胸のところが真っ赤っかだったのだ。

以前から膿だか血だか分からないが少しずつ出てるってのは聞いていたし、パットを当てていれば大丈夫な範囲だった。
でも、これはどう見ても尋常じゃない。
嫁さん本人もビックリしたのだろうおいらの前で立ち尽くし、言い方は変だが赤ちゃん言葉の様な喋り方だった。

今思うと自分でもビックリだが、そんな嫁さんの様子を見て逆に冷静になったおいら。
「大丈夫、大丈夫」
そう声を掛け頭を撫で、流石に見られるのは嫌だろうから一人で着替えさせて血に染まった衣類を預かり、布団に寝かせてトントンしてやった。

なんだろなー。
この状況を娘たちに見せたくなかった。
本当ならこの時点で病院に駆け込むべきだったのかも知れないが、おいらは酔っ払っていたし娘二人も仕事休みで外出中。この1週間で色々あったし、当たり前なんだろうけど娘たちが嫁さんに気遣う姿を見せられてたので、せっかくの休みだから騒がしたくなかったのだ。

次第に嫁さんも落ち着いたので、真っ赤になった衣類を持って風呂場に。真っ赤というかどす黒い赤に染まってたパジャマとブラジャーをシャワーで流しつつ、なんだか涙が止まらなかった。