この話って、周辺に住んでいる人にどれだけ周知されているのかしら?
少なくとも、三好ヶ丘に住んでいる私には、
先日回ってきた、みよし市会議員が自ら作成している広報を見るまでは知りませんでした。
「東名高速道路の東郷パーキングエリアに、スマートインターチェンジが出来る」って言う話
・スマートインターチェンジ整備事業:日進市(なぜか終了)
・スマートインターチェンジ整備事業:日進市(こちらも、なぜか終了)
・スマートインターチェンジ整備事業/日進市(令和2年4月からの)
そもそも、「スマートインターチェンジ」って何よ?って話、なんだけど、
・スマートインターチェンジ : Wikipedia
という、ふつうのインターチェンジよりは規模が小さいけれど、だからといってスペースを取らないわけでは無い(それなりのスペースが必要)なのよね。
そりゃそうよ!車が通るんだから
で、ふつうのインターチェンジよりは低コストだし、SAPAの設備を使えればもっと簡単に出来上がる!
ってわけで、全国にたくさん出来上がっている。
愛知県だと、新しい高速道路である「東海環状自動車道」の鞍ヶ池PAに、PAが出来たときからそのスマートインターチェンジの設備があって、
最近だと東名高速の守山SAにその設備が出来上がったわけ。
でね、そのスマートインターチェンジが、
東名高速の「東郷PA」に出来るという話。
へ?東郷PAに??
・東郷パーキングエリア : Wikipedia
4台っていうのは、高速側から進入した場合で無く、一般道からPAに入る場合には、4台しか停められないよ!という意味。
「東郷」パーキングとはうたっているものの、みよし市と日進市が隣接している「愛知県愛知郡東郷町」にはかすりもせず、すべてが愛知県日進市に所在している
真ん中にあるのが、今言った東名高速東郷PA。そして赤で囲んだ地域が、「本来の愛知牧場」の範囲
・愛知牧場
愛知牧場はちゃんと牧場で、たくさんの牛を飼って、ふつうの牛乳よりも濃い牛乳を売っていたり、その牛乳を元にしたソフトクリームなども有名です。
また、馬術場もあり、多くの馬主さんが愛馬と共に楽しんでいる様子もよく見ます。
また、ふつうにだれでも遊びに来られる牧場なので、小さいお子さんが山羊や羊やウサギやミニブタと戯れる光景を見ることが出来ます。
・名古屋なのに北海道気分!?愛知牧場でモーニングと絶景を味わう :LINEトラベルjp 旅行ガイド
しかし、その「愛知牧場」の真ん中を、東名高速道路が走り、東郷PAが設置されているのです。
その分「愛知牧場」の面積を減らされてしまったのです。
さて、それでは本日の主題である、「東名高速道路の東郷パーキングエリアに、スマートインターチェンジが、出来る?」という話。
・第1回 日進市の東郷PAにおけるスマートインターチェンジ準備会 資料の一部(PDFファイル 2.4MB)
もう1年前に準備会の会合が開かれていたのですね。始めて知りました。
上記PDFを見ると、最近東名三好インターでよく見る米野木の工業団地から来るセブンイレブンのトラックや、愛知池沿いにある「DENSO基礎研究所」、東郷PAに近いところにある「中部電力・人材開発センター」への出入りがしやすいようにするために
東郷PAにスマートインターチェンジをつくるのだそうだ。
でもちょっと待ってよ!
それ、要るの???
と地元住民としては考えてしまうのです
と、私は思います。
っていうか、この話は日進市民にどれだけ周知されているのかしら?
このお話の第2弾
このお話の第3弾
少なくとも、三好ヶ丘に住んでいる私には、
先日回ってきた、みよし市会議員が自ら作成している広報を見るまでは知りませんでした。
「東名高速道路の東郷パーキングエリアに、スマートインターチェンジが出来る」って言う話
・スマートインターチェンジ整備事業:日進市(なぜか終了)
・スマートインターチェンジ整備事業:日進市(こちらも、なぜか終了)
・スマートインターチェンジ整備事業/日進市(令和2年4月からの)
そもそも、「スマートインターチェンジ」って何よ?って話、なんだけど、
・スマートインターチェンジ : Wikipedia
スマートインターチェンジは、高速道路の本線上(本線直結型)またはサービスエリア (SA)、パーキングエリア (PA)、バスストップ (BS) に設置されているETC専用のインターチェンジ (IC) である
従来のICに比べて簡易な設備であり、一般的に低コストで導入できる。また、補助事業の対象外である。なお、バスストップ型はPA型やSA型に比較すると数倍のコストがかかる。そのため、国会において「メタボインター」との批判を受けた事もある。
近年、高速沿線自治体からは観光地や商業施設への誘致を兼ねてスマートインター整備に向けた動きを見せるところも出てきている。なお、高速道路建設が計画段階かつ沿道に広い敷地が取れる場合、自治体等の意向により通常のインターチェンジが設置される場合もある。この場合は、原則として大型車も含めた全車両が利用できることが前提となる。
なお、利用する側にとっては以下のような相違点がある。
レーンのバックアップのないICであることによるもの
故障等で利用できない場合は近隣のICを利用しなければならない。
ETCゲート(発進制御棒)が故障の場合、一般のICでは有人の料金所を通ればよいが、スマートICは無人であるため、そのような対処が出来ない(実験段階では、監視員などを配置していたこともあった)。
利用できる時間や利用できる車種が限定されている場合がある。
ETCゲートの相違点
一般のICのETCゲートは徐行通過(ノンストップ)出来るが、スマートICでは、ETCゲートの直前で車両を停止させなくてはならない。路側機が無反応の場合は、通信開始ボタンを押す。
ETC非搭載車の誤進入に対応するため、Uターンスペースが設けられていることが多い(最近では、Uターンスペースを設けることが義務付けられつつある)。
大型車のスマートICの通行
一般のICでは大型車・特大車・(大型特殊車〈高速走行可の特殊車〉)といった全ての車両が通行(IC利用)できる。しかし、スマートICの中には中型車より大きい車種の利用ができないものがある。
という、ふつうのインターチェンジよりは規模が小さいけれど、だからといってスペースを取らないわけでは無い(それなりのスペースが必要)なのよね。
そりゃそうよ!車が通るんだから
で、ふつうのインターチェンジよりは低コストだし、SAPAの設備を使えればもっと簡単に出来上がる!
ってわけで、全国にたくさん出来上がっている。
愛知県だと、新しい高速道路である「東海環状自動車道」の鞍ヶ池PAに、PAが出来たときからそのスマートインターチェンジの設備があって、
最近だと東名高速の守山SAにその設備が出来上がったわけ。
でね、そのスマートインターチェンジが、
東名高速の「東郷PA」に出来るという話。
へ?東郷PAに??
・東郷パーキングエリア : Wikipedia
東郷パーキングエリア(とうごうパーキングエリア)は、愛知県日進市の東名高速道路上にあるパーキングエリアである。なお、ハイウェイオアシスにはなっていないが近くに愛知池や愛知牧場があり、駐車場(ぷらっとパーク東郷)に自動車を停めて徒歩で訪れることができる。ただしPA用の駐車場は上下線とも4台ずつしかない。
4台っていうのは、高速側から進入した場合で無く、一般道からPAに入る場合には、4台しか停められないよ!という意味。
「東郷」パーキングとはうたっているものの、みよし市と日進市が隣接している「愛知県愛知郡東郷町」にはかすりもせず、すべてが愛知県日進市に所在している
真ん中にあるのが、今言った東名高速東郷PA。そして赤で囲んだ地域が、「本来の愛知牧場」の範囲
・愛知牧場
愛知牧場はちゃんと牧場で、たくさんの牛を飼って、ふつうの牛乳よりも濃い牛乳を売っていたり、その牛乳を元にしたソフトクリームなども有名です。
また、馬術場もあり、多くの馬主さんが愛馬と共に楽しんでいる様子もよく見ます。
また、ふつうにだれでも遊びに来られる牧場なので、小さいお子さんが山羊や羊やウサギやミニブタと戯れる光景を見ることが出来ます。
・名古屋なのに北海道気分!?愛知牧場でモーニングと絶景を味わう :LINEトラベルjp 旅行ガイド
しかし、その「愛知牧場」の真ん中を、東名高速道路が走り、東郷PAが設置されているのです。
その分「愛知牧場」の面積を減らされてしまったのです。
さて、それでは本日の主題である、「東名高速道路の東郷パーキングエリアに、スマートインターチェンジが、出来る?」という話。
・第1回 日進市の東郷PAにおけるスマートインターチェンジ準備会 資料の一部(PDFファイル 2.4MB)
もう1年前に準備会の会合が開かれていたのですね。始めて知りました。
上記PDFを見ると、最近東名三好インターでよく見る米野木の工業団地から来るセブンイレブンのトラックや、愛知池沿いにある「DENSO基礎研究所」、東郷PAに近いところにある「中部電力・人材開発センター」への出入りがしやすいようにするために
東郷PAにスマートインターチェンジをつくるのだそうだ。
でもちょっと待ってよ!
それ、要るの???
と地元住民としては考えてしまうのです
- スマートインターチェンジは従来インター間の距離があって高速への乗り降り(流入・流出)が容易でない場合に設置されるものであって、東郷PAは東名三好インターから2.3kmしか離れて居らず、他スマートインターチェンジが設置された場所と比べても「インターから離れている」とは言い難いこと
- 東郷PAから4.2km名古屋インター寄りの場所に、「名古屋瀬戸道路」との接続点である日進JCTがある。この「名古屋瀬戸道路」はその名前とは裏腹に、現在は名古屋にも瀬戸にもつながって居らず、愛知万博会場であった「モリコロパーク」への専用道路に近い状態だが、この「名古屋瀬戸道路」の日進JCTから南西側(モリコロパークと反対側)に「日進インターチェンジ」が設置される計画がある(日進インターチェンジ : Wikipedia)
これが出来ればスマートインターチェンジの設置理由にあった「日進市は東名高速道路が通るけど、インターが無い!」という状態を解消することもでき、なにより日進市役所やセブンイレブンのトラックが出入りする米野木の工業団地からはさらに近くなり、利便性が向上するはず
逆に言うと、この「日進インターチェンジ」の計画があるのに、さらに東郷PAにスマートインターチェンジが必要なの?2つも出入り口作ってどうするのよ??という感想しか持たない - 愛知牧場南側、日進市から三好ヶ丘へ向かう「県道米野木莇生線がいつも混雑する」ので、日進から東名三好インターを使うのに大変!だからスマートインターチェンジが必要!!とあるが、いつも利用する地元の人間として言わせてもらえば、それは地元警察の信号誘導方法及び地元自治体の道路整備が全くなされていないからとしか。
昔ながらの狭い道で、「南山交差点」の信号も改良されず、最初から渋滞させようと狙っているとしか思え無いほどの状態を放置して置きながら、それを理由にスマートインターチェンジを設置しようだなんて言語道断。
さらに、現状の「いつも混雑する」状態を放置しながら、東郷PAにスマートインターチェンジを設置するならば、周辺の交通はさらに混雑することが必須であること - 東名三好インターから西へ延びる道の骨格は出来上がっている。そのまま延長すれば、東郷PAのスマートインターチェンジよりもスムーズに米野木方面との移動が可能になるはず
(ただこのルートは、「東名三好インター」が出来る時に「東郷三好インター」にしたかったのに名前を入れることの出来なかった東郷町が、町内に「東名三好インター」との連絡通路を作ることを嫌がっているのよねえ。)
- なにより、これまでも削られてきた「愛知牧場」の面積がさらに削られていく事には大反対。最近はゴールデンウイークなど連休の度にそのさっき出てきた「県道米野木莇生線」が大渋滞を起こすほど賑わっているのに、その大事な愛知牧場をむざむざに潰してまで作るようなことはすべきでは無いこと。
スマートインターチェンジは普通のインターチェンジよりもスペースを取らないといってもそれなりのスペースが必要で在り、しかも東郷PAは丘の中程に作られたPAなので、他の平坦な場所につくられたスマートインターチェンジよりも多くの場所が必要になる。
そしてその場所の大部分は、「愛知牧場」を削る必要があること
写真左側が愛知牧場の乗馬スペース。右側が東郷パーキングエリア
っていうか、その「スマートインターチェンジ設置理由」の中で、日進市の観光資源としての「愛知池と愛知牧場へのアクセスの向上」をうたっておきながら、その大事な観光資源を潰そうという考えに賛同はできないはず
と、私は思います。
っていうか、この話は日進市民にどれだけ周知されているのかしら?
2019年4月10日から2019年5月9日まで、 日進市役所でこの件の「パブリックコメント」を募集しています。 ・「日進市の東郷パーキングエリアにおけるスマートインターチェンジ基本計画」(案)のパブリックコメント メール・ファックス・郵送・持参もOKだそうですので、 みなさんでいろいろな意見を出しましょう! |
このお話の第2弾
このお話の第3弾
黒笹や米野木からだと、ありがたい話になりますよ。現状、赤池まで自転車でいくのに歩道がないんです
東郷インターのあたり、愛知牧場の土地だけではなく、私有地がいりくんでいますよ
また、PA南側は愛知牧場が貸し出している農園になっていますね。
愛知池と愛知牧場の間にある、いわゆる「県道米野木莇生線」は細くて狭くて、歩道も無いのに大型トラックが結構な数走行するので、とてもじゃないけど歩ける状態ではありません。しかも夕方になると日進方面にもみよし方面にもいつも渋滞する有様です。
だからまずこの「県道米野木莇生線」を整備することを先に進めるべきだと思いますが、日進市にとっては辺境地域に当たるせいか、「3」に書いた通り20年以上同じような状態が放置されています。
必要なインフラは整備すべきだと思います。しかし過剰なインフラ整備は借金を生み出すだけ。それでも市民生活によい影響が跳ね返ってくる先行投資ならよいのでしょうが、「大切な観光資源」と日進市自身が示しているモノを破壊してまで造るべきモノなのかどうかと、疑問を感じているところです