不思議日記

不思議なことを考える。

五行思想

2022-07-23 03:33:52 | 不思議

五行思想

Wikipediaより抜粋

五行思想(ごぎょうしそう)または五行説(ごぎょうせつ)とは、古代中国に端を発する自然哲学の思想。万物は火・水・木・金・土(七曜の命令)の5種類の元素からなるという説である。
また、5種類の元素は「互いに影響を与え合い、その生滅盛衰によって天地万物が変化し、循環する」という考えが根底に存在する。
西洋の四大元素説(四元素説)と比較される思想である。

起源
「五行」という語が経典に現れたのは、『書経』の”甘誓”、”洪範”の章であった。甘誓篇の「五行」は五つの星の運行を示すものとする説もあり、五元素を指しているかは不明である。一方、洪範篇の方は火・水・木・金・土であると明言され、「五行」を五元素として見ている。そのため、今現在の意味としての「五行」は洪範篇が最古であるとされている。また、洪範篇では「五行」と五味を関連付けて解釈している。
五行思想は、戦国時代の陰陽家騶衍(紀元前305年頃 - 紀元前240年頃)が創始した。陰陽説は五行説と無関係に古くから存在したのに対し、五行説は陰陽説よりも後から出来たので、当初から陰陽説と一体であり、陰陽五行説といわれる。
元素を5つとしたのは、当時中国では5つの惑星が観測されていたためだったともいう。
「五」は四方に中央を加えたものであるとされる。それを明確に示したものとして『河図』と『洛書』がある。どちらも中央に「五」が置かれた構造ではあるが、『洛書』の場合は九星図を構成した図となっている。その後も『左伝』に五教・五節(音楽)・五味・五色・五声が、『国語』に五味・五色・五声・五材・五官などの言葉が見られる。

五行
自然現象の四季変化を観察し抽象化された、自然現象、政治体制、占い、医療など様々な分野の背景となる性質、周期、相互作用などを説明する5つの概念である。単に5種の基本要素というだけでなく、変化の中における5種の、状態、運動、過程という捉え方もされる。

相剋と相生
相剋の中にも相生があると言える。例えば、土は木の根が張ることでその流出を防ぐことができる。水は土に流れを抑えられることで、谷や川の形を保つことができる。金は火に熔かされることで、刀や鋸などの金属製品となり、木は刃物によって切られることで様々な木工製品に加工される。火は水によって消されることで、一切を燃やし尽くさずにすむ。
逆に、相生の中にも相剋がある。木が燃え続ければ火はやがて衰え、水が溢れ続ければ木は腐ってしまい、金に水が凝結しすぎると金が錆び、土から鉱石を採りすぎると土がその分減り、物が燃えた時に出る灰が溜まり過ぎると土の処理能力が追いつかなくなる。
森羅万象の象徴である五気の間には、相生・相剋の2つの面があって初めて穏当な循環が得られ、五行の循環によって宇宙の永遠性が保証される。
相生相剋には主体客体の別があるため、自らが他を生み出すことを「洩」、自らが他から生じることを「生」、自らが他を剋することを「分」、自らが他から剋されることを「剋」と細かく区別することがある。

 


ロゼッタ・ストーン

2022-07-16 02:27:03 | 不思議

ロゼッタ・ストーン

ロゼッタ・ストーン(ロゼッタ石、仏: Pierre de Rosette, 英: Rosetta Stone)は、エジプトのロゼッタで1799年に発見された石柱。

紀元前196年にプトレマイオス5世によってメンフィスで出された勅令が刻まれた石碑の一部である。縦114.4cm、横72.3cm、厚さ27.9cm、重量760kg。古代エジプト期の暗色の花崗閃緑岩でできた石柱である。

碑文は古代エジプト語の神聖文字(ヒエログリフ)と民衆文字(デモティック)、ギリシア文字の、3種類の文字が刻まれている。同一の文章が3種類の文字で記述されていると早くから推測され、1822年、ジャン=フランソワ・シャンポリオンもしくは物理学者のトマス・ヤングによって解読された。これによってロゼッタ・ストーンはエジプトのヒエログリフを理解する鍵となり、他の古代エジプト語の記録も解読が可能になった。

碑文の内容
ヘレニズム期のエジプト・プトレマイオス王朝のプトレマイオス5世エピファネス施政下の紀元前196年に開かれたメンフィスの宗教会議の布告を書き写したものである。同一の内容が、エジプト語は神聖文字(ヒエログリフ)と民衆文字(デモティック)、ギリシア語はギリシア文字で刻まれている。ギリシャ語部分は次のように書き出されている。 «Βασιλεύοντος τοῦ νέου καὶ παραλαβόντος τὴν βασιλείαν παρὰ τοῦ πατρός...» (新しい王は、王の父から王位を継承した...)

その内容は、プトレマイオス5世を称え、プトレマイオス5世などに対する皇帝礼拝の実施方法を記したものである。

「 父の王位を継いだ若き者、王の中で最も傑出したる者、エジプトの守護者、神々にどこまでも忠実に仕え、敵に対し常に勝利を収め、王国全土に文明をもたらした……不死なる統治者、プタハ(エジプトの創造神)に愛されたる者であるプトレマイオスは、その治世第9年にあたりこの勅令を発布した……祭司長、占い師、神殿の侍者、王の扇持ち、神殿の書記、各地の聖所で奉仕する神官は、プタハに愛されたる不滅の王プトレマイオスの即位を祝うため王国全土から招集された。……神なる両親から生まれ、自身も神である者、エジプト全土の聖所とそれに仕える者たちに対して寛大で、自ら歳入の一部を彼らの給与や食料に充て、神殿の繁栄に努める者、プトレマイオス。彼は治世中、すべての者が富み栄えるために民の税を軽くした。国家に対して債務を負っていた数他の者たちを、それから解放した。投獄されていた者、裁判を待っている者たちに恩赦を与えた。エジプトへの侵入を企てる者たちを撃退するために軍馬、歩兵隊、海軍を備え、国家安全のために膨大な経費や穀物を費やした…… 」
なお、同様の内容の碑文がダマンフールから発見されているため、ロゼッタ・ストーンから一部欠落した部分をほぼ補うことが可能である。

エジプトのロゼッタで1799年に発見された。
紀元前196年に開かれたメンフィスの宗教会議の布告を書き写したもの、らしい。

 


五大元素

2022-07-13 00:15:21 | 不思議

五大元素
Wikipediaより引用
五大元素(ごだいげんそ)は、世界を形作るとされた5つの「元素」。

仏教
「地」「水」「火」「風」「空」の五つで、五大という。
仏教では「地」を最低、「空」を最上の境地としており、般若心経の「色即是空 空即是色」もこの空の境地を表していると言われる。
のちに「識」を加えた六大とする説も現れた。大地のようにすべてを支える地大。すべてに潤いを与える水大。すべてを浄化をさせる火大。すべてを養う風大。すべてを包み込む空大。万物の租である識大。

道教
「木」「火」「土」「金」「水」の五つ。
陰陽道ではこれら五元素(五行)が互いに生みあい消しあう(相生・相克)ことで万物が生じるとされている。

ヨーロッパ
「空気」「火」「土」「水」の四大元素に「エーテル」を加えた5元素である。
エーテルは、アリストテレスが天体を構成する元素として導入した。
仏教の五大に倣い、それぞれ漢字1文字で「風」「火」「地」「水」「空」とも訳す。

それぞれの文化で五大元素は異なるが、それも世界を構成する要素をして考えられている。


無量大数

2022-07-05 04:35:23 | 不思議

無量大数
※Wikipediaより抜粋
「無量大数(むりょうたいすう)は、漢字文化圏(漢字圏)における数の単位の一つ。漢字文化圏において名前がついている最大のものである。無量大数がいくつを示すかは時代や地域により異なり、また、現在でも人により解釈が分かれる。一般的には10の68乗を指すが、10の88乗とする人もいる。

無量大数は、元の朱世傑による『算学啓蒙』(1299年)において極以上の他の単位とともに初めて登場した無量数に由来する。無量数は仏教用語からとられたものである。当時はすでに中数が使用されており、無量数は不可思議(10の120乗)の万万倍で10の128乗となる。

日本では、『塵劫記』の寛永8年(1631年)の版で無量大数として初めて登場する。この版では、載までを万進、極以上を万万進としたため、無量大数は不可思議(10の80乗)の万万倍で10の88乗となる。寛永11年版で万進に統一され、無量大数は不可思議(10の64乗)の万倍の10の68乗となった。ただし、今日でも寛永8年版を根拠に無量大数を10の88乗とする人もいる。

『塵劫記』では、版を重ねるごとに「無量」と「大数」の間にできた傷の間隔が広がり、後の版では「無量」と「大数」という別の数とされるようになった。この場合は、「無量」が10の68乗、「大数」が10の72乗ということになる。現在において、「無量」と「大数」が別の数として紹介されることもあるが、「無量大数」で一つの数とする方が一般的である。

漢字文化圏で定着している命数法では、無量大数(無量数)が最大の数詞であるが、無量大数よりも大きい数にも独自の名前がつけられているものもある。

銀河系に含まれる原子の総数がおおよそ無量大数に近いと考えられている。

使用例
17×17の格子状の道について、同じところを2度通らない道順の数
63無量大数4481不可思議4611那由他2379阿僧祇6397恒河沙1310極2975載4079正5524澗4004溝4944穣3986𥝱8664垓8069京3646兆3693億8785万5336通り」

昔、数字の絵本を読んで、知った言葉。
途方もなく大きい数という認識はあったが、調べてみると、やはりすごい。
13世紀の中国の書物にすでにその由来があると。
無量大数自体が、仏教用語からとられていると。
銀河系に含まれる原子の総数というのは、なぜ分かるのかと思ったけど、水素原子の数と質量、銀河系の恒星の数などから計算するらしい。
何だか、途方もなく深い世界に繋がっていき、面白いね。