揺籃の星/上下巻
ジェイムズ・パトリック・ホーガン著 読了。
Cradle of satun
三部作の第一部。
先日のロシアに飛来した隕石のニュースは、
大きさ17mの破壊力の凄さに驚いた。
ちょうど読んでいた場面が津波と隕石から逃れるところだったので、
複雑な思いがした。
「衝突する宇宙」を下敷きに書かれた本書。
漫画の「絶対兵器彼女」の壊れていく地球を連想。
木星から飛び出したアテナという新しい星。
太陽に近づいて、スイングバイしながら遠ざかる軌道。
金星が同じように木星から生まれて、
太陽を廻る軌道に乗ったのではないかという壮大な発想。
クロニア人を誘拐してまで、地球から逃れようとする権力者。
ハラハラする展開に引き込まれた。
このクロニア人が、また良い人達なんだな。
主人公のランデン・キーンは優秀なエンジニア。
またまた渋いおじさま。
専門以外は不器用なところも。なんだかカワイイ。
SFなんだけど、人間愛の物語。
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