震災当日、チビ二人を自転車に乗せ、母に頼んだ娘一号の様子も気になったので急いで家路へ
ところが自転車は乗れない・・・普段の朝はツールドフランスから声がかかるかと思うぐらい、自転車
三人乗りで爆走のパンダですが、さすがに道が道でないので危険
途中知り合いのお母様にお会いしたら何やら大きな段ボールを抱えている。そしてパンダににこやかに
「水買った方が良いわよ~」とすれ違いざまに声をかけて去って行った。言った通り郵便局前のドラックストアには
水を求めて長蛇の列。よくわからずパンダも並ぶ。「お一人一本!」と言う店員の言葉にチビ二人含め三本購入。これが
しばらく我が家の命をつなぐ水となる。
家に帰ると靴下は捨てた。洗う気にもならない程白い靴下はグレー。ただ、ナイキのシューズは捨てられなかった
玄関前で
庭先の水を使って靴と脚を洗っていると水が止まった
そうだった・・・水出なくなるって聞いてたのになけなしの水を靴洗いに使ってしまった
電気、ガスは大丈夫そう。家はあちこちヒビが走っているが住めなくはないだろう・・・。当面の問題は水だな。それも今日明日ぐらいには
復旧するよね?なんて気楽に考えていた。
ただTVから流れる悲惨な状況は、我が家に降りかかった災難よりも遥かに酷くその日は子供達と過ごせる事に幸せを感じ、でも緊急地震速報の度に
家を飛び出すという事を真剣にやってた。築30年の家は耐震の法改正前に建てられたものでちょっと恐怖だった。いまでも恐怖
もちろん、翌日の発表会は中止、ジュニアの総会も延期、保育園はしばらく休園、会社は自宅待機と日常が非日常になる瞬間を金曜日の夜体験しました。
さてそのうち復旧するだろうと思っていた水はなかなか出ず、我が家のトイレにはこんな張り紙が出現
服は洗濯できず、お風呂も入れずの日が何日も続く。
心配してくれたジュニアの皆さんOBOGの方を含め、断水の間沢山の方から洗濯するから持っておいでとの温かいお申し出をいただきました。
この場をお借りして感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。