直木賞受賞作品 「銀河鉄道の父」が
映画化されると聞き改めて読み直して見ました
この本は、「銀河鉄道の夜」や「風の又三郎」の小説や「雨ニモマケズ」の詩で知られる宮沢賢治の父、政次郎さんの小説です
第158回直木賞を2018年に受賞した
門井慶喜さんの単行本で、執筆のきっかけは、ご自身の子供たちの為に賢治の伝記漫画を買ったとき、伝記漫画には、お父さんの政次郎さんは少ししか出てこなかったが、直感的に「人間的に凄い人だ」と感じ小説になるじゃないかと思ったそうです
この本は、賢治が主人公ではなく賢治本人の思いは描かれてませんが、父の政次郎さんを通して賢治の姿、生き方を感じます。
明治29年8月(1896年)
岩手県稗貫郡花巻町(現在の岩手県花巻市) (わんこそば大会で有名?)
家業は、質店・古着商で お父さんは町の議員でもあり、妹が3人、弟が1人 裕福な家庭に生まれたようです
お父さんは、当時では規格外の過保護だったのかな?賢治は小さい頃から自分本位で
自分のやりたい放題で何度もお父さんからお金を無心し、色々な事にチャレンジしていったのですね・・
ただ、残念な事に身体は弱かったようで
昭和8年(1933年)9月 37歳の若さで
旅立たれたようです
37年の生涯、これだけの数々の作品の他
農業関係、土壌学、肥料学等に精通し
農業学校の教鞭も取ったりと短期間に手掛けた事に感服します
今でも、設計に携わった岩手では有名な 花巻温泉の花壇には毎年、素晴らしい薔薇が咲いています。日時計もあります
宮沢賢治の作品はたくさん有りますが解釈が難しい物もあり最後まで読んでいない作品も有ります。
そんな中、改めて賢治の作品を読みたいと思わずにはいられない本だと思いました。
映画は5月に封切られるようですが
早く見たいと期待しています
そんな訳で、次は「よだかの星」の話に
ふれてみたいと思います
※ (この記事は間違って削除してしまい
改めて投稿し直したものです)