最新刊の発売でした
書影が綺麗です
今までの柔らかくファンタジーなイメージと違い、夜、横長に使ったレイアウト
ちょっとドキッとした
その後の気になるあかり姉さんの恋は描かれてなかった、残念
ただ、高校生組カップル(男子は遅れて入学しとるで年は違うで)
初々しくも仲良くて泣けた
若いのに、スレ違いを回避する「正直に話す」スキルを発動させていて泣けた
恋が将棋を弱くするかもという懸念を、たぶん自分も、ライバル二階堂も、わいていた懸念を払拭しただけじゃない
将棋へのモチベーションに変換させて違うステージへ
彼はもっと強くなる、そんなワクワクを感じた
宗谷名人のおばあちゃん家
将棋の世界の神様の子、あの宗谷の人間の部分が初めて描かれていた
これまた泣ける初登場人物
羽海野チカ先生は、血の繋がりを越えたところの家族関係性を切なく温かく描かれる
日本人の苦手な家族の価値観かなと思う
血の繋がりで苦労や悲しみを背負った人が他人の情に救われる
もっと広がれば幸せは増えるのに
自分の好きなお話を堪能できて満たされた
また楽しみに次の巻を待つんだ