お風呂やトイレに危険が!? こんなに怖い「冬の突然死」
脳梗塞、心筋梗塞――いつ訪れるか分からぬ“悪夢”に怯えて暮らすのはまっぴら。最悪の事態を回避せよッ..........≪続きを読む≫
浴槽での溺死は、寒い浴室から熱い湯につかる急激な寒暖の差による体調不良や、高温のお湯による血圧の急上昇がきっかけになる心筋梗塞(こうそく)や脳梗塞が主な原因という。
2011年に、約1万7,000人もの人々が
ヒートショックでお風呂に入浴中急死をしたとみられているのです。
ちなみにこの数は、2011年の年間の交通事故による死亡者数(4611人)
を大きく上回る数字になっているみたいです。
いわゆる
「ヒートショック現象」と言われるものです。
お風呂の中でうたた寝するひとはその前触れらしい
入浴中に寝るのは「睡眠」ではなく「気絶」という事実
メカニズムは簡単に言うと以下の通り。
①お風呂に入る(湯船に浸かる)
②温かいので血管が拡張する。(体の温度を一定に保とうとする体の機能)
③血管が拡張すると、血圧が下がる。
④血圧が下がると、脳への血流量が下がる。(つまり、脳に十分な血液が流れなくなる)
⑤脳で血液が不足すると、立ちくらみと同じように気持ちよくなる。(意識障害の始まり)
⑥気持ちよくなってくると最後、あっと言う間に気を失う。
⑦数時間後、お風呂の温度も下がり、血圧も上昇すると脳に血液が戻ってきて、意識を取り戻す。
厚生労働省の人口動態統計によると、家庭の浴槽での溺死事故は2014年に4866人で、10年前から約1・7倍に増加。うち91%が65歳以上だった。消費者庁は「高齢者の増加が溺死の増加につながっており、正しい入浴方法を知ってもらいたい」としている。
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■安全な入浴方法
(1)入浴前に脱衣場や浴室を暖める
(2)湯温は41度以下、湯につかる時間は10分未満に
(3)浴槽から急に立ち上がらない
(4)飲酒、食事直後の入浴は控える
(5)入浴する前に同居者に一声かける
(消費者庁のまとめ)
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