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将来が不安で、少しでもお金を貯めておこうと考える人も多いでしょう。
しかし、中には「お金を貯めようと思っても貯められない」という人もいます。
お金を貯められない人にはどのような特徴があるのでしょうか?
今回は、お金を貯めようと思っても貯められない人の特徴や、お金を貯めるために意識したいポイントを解説します。
これから貯金に向けて行動したいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
■お金を貯めようと思っても貯められない人の特徴
お金を貯めようと思っても貯められない人には、以下の特徴がみられる場合もあります。
以下の項目に自分は当てはまっていないか、確認してみましょう。
・何にどれくらいお金を使っているのか把握できていない
お金が貯まらない人の特徴として、何にどれくらいお金を使っているのか把握できていない点が挙げられます。
入ってくるお金は給与明細から簡単に確認できますが、出ていくお金は何に使ったのか、どれくらい使っているのかがわからない人も多いです。
支出面を把握しておかないと、どこにお金を使っているのかがわからないため、貯金ができない原因や改善点を見出すことも難しくなってしまいます。
・ボーナスが入ったら大きな買い物に使ってしまう
企業によってはボーナスが用意されているところもありますが、ボーナスが入るたびに普段の生活費では買えないものを購入する人もいるでしょう。
例えばブランド品や家電の買い替えを計画する人もいるはずです。
ボーナスを一切使ってはいけないというわけではありませんが、ボーナスがある度に大きな買い物をしていると貯金することはできません。
また、ボーナスが受け取れる時期は食費や交際費など、他の出費まで増えてしまう傾向にあります。
・外食が多い
自炊をせずに外食をすることが多い人も、お金を貯められない傾向にあります。
例えば毎週のように飲み会や食事会に参加していると、1回あたり数千円でお金がなくなっていきます。
完全に付き合いをなくす必要はないものの、少しでも外食の機会を減らすだけでお金が貯まりやすくなります。
・衝動買い・ついで買いが多い
お金が貯められない人は、衝動買いやついで買いも多い傾向にあります。
例えば飲み物を買うためにコンビニに立ち寄った際に、お菓子やホットスナックまで買ってしまう人もいるかもしれません。
このようなついで買いは一つひとつの価格が少額だったとしても、ちりつもで支出が増えてしまうものです。
さらに、ネットや店頭で見かけてよく検討せず、すぐに買ってしまう人もいます。
こうした衝動買いでも自分に合ったものを購入でき、便利で長く使えたら良いのですが、そうでないケースも多いので注意が必要です。
・ローンやリボ払いをよく活用している
大きな買い物をする時に、ローンやリボ払いをよく活用している人もいるでしょう。
しかし、このような支払い方法を選ぶことが多い人はお金を貯められない傾向にあります。
ローンやリボ払いは便利な支払い方法ではあるものの、高額な金利が設定されている場合もほとんどで、一括で支払うよりも手数料分多く支払っていることになります。
特にリボ払いは毎月の支払額が一定になるものの、多用することで利息分しか返済できず元金が減らなくなる場合もあります。
このような状態になると貯金どころの話ではなくなってしまうので、まずは借金を返済していく必要があります。
・余ったお金を貯金に回そうとしている
お金を貯められない人の中には頑張って貯金をしようと計画する人もいるでしょう。
しかし、なぜか失敗して貯金できないというケースも少なくありません。
このような状態に陥っている人は、生活費で余った分を貯金に回そうとしている傾向にあります。
人は予算を決めるとその予算分をギリギリまで使おうとする特性を持っているため、余ったお金を貯金に回そうとしてもうまくいきません。
■お金を貯めるには現状を把握することが大切!
お金を貯められない人は、まず貯金を始めるよりも現状を把握することから始めた方が良いです。
お金を貯めることを意識せず、まずはいつも通りの生活をして、お金を使った時にメモをとるようにしてください。
細かく記録するのが面倒に感じる方は、アナログの家計簿よりもアプリを使うのがおすすめです。
アプリの中にはクレジットカードや銀行口座、電子マネーなどと連携して自動的に記録してくれるものもあります。
アプリなども活用して記録していくと、1ヶ月後には自分がどれだけのお金をどこに使っているかが見えてくるでしょう。
この結果をもとに、節約できる部分や生活費の予算を決めていきましょう。
■お金を貯めるために意識したいポイント
現状を把握してから、お金を貯めるためのフェーズに入ったら以下のポイントを意識してみてください。
・なぜお金を貯めたいのか、目的を明確にする
お金を貯められない人は節約に対するモチベーションも低い傾向にあるため、まずはモチベーションを上げるために、なぜお金を貯めたいのか目的を明確にすることが大切です。
お金を貯める目的としてよく挙げられるのは「老後のため」ですが、老後といってもイメージがしにくく、具体的に何にどれくらい使う予定なのかが見えてきません。
もし老後生活のためにお金を貯めるなら、お金を何に使うのか具体的なイメージを持つようにしましょう。
・先取り貯蓄をする
節約のモチベーションを高めることも大切ですが、モチベーションがなかったとしてもお金が貯まるような仕組みづくりを行っておくと、自然に貯金ができるようになります。
自然に貯金ができる仕組みとしておすすめなのが、先取り貯蓄です。
先取り貯蓄は毎月の手取り収入の1~2割程度を貯金に回し、残ったお金を生活費にする方法です。
例えば手取り20万円であれば2万円~4万円を貯金に回し、残りの16万円~18万円で生活するイメージです。
給与の振込口座から毎月自動引き落としで貯金用の口座に引き落とされるようにしておけば、最初から貯金分をなかったことにして生活できます。
企業によっては財形貯蓄を利用して給与天引きにしてもらうことも可能ですが、そうでなくても金融機関の自動積立定期預金を活用すれば先取り貯蓄ができるでしょう。
・心が弱っている時に買い物をしない
買い物をする時に衝動買いやついで買いが多い人に意識してほしいのは、心が弱っている時や疲れている時に買い物をしないようにすることです。
買い物によってストレスを発散できる状態を作ってしまうと、衝動買いやついで買いをなくすことは難しくなってしまいます。
なるべく買うかどうかの判断ができる時に買い物をした方が、無駄なものを買わずに済むため心掛けておきましょう。
どうしても買い物をしなくてはいけない場合は、あらかじめ買うもののリストを作っておき、そのリストに書かれたものだけを購入すると良いでしょう。
今回は、お金を貯めようと思っても貯められない人の特徴や意識したいポイントをご紹介してきました。
お金を貯めようと思っても貯められないと感じている人は、まず自分のお金の出入りを把握することから始めてください。
お金の出入りを把握できたら、改めて家計の見直しと貯金の目標を持ち、先取り貯蓄の仕組みを作ることで自然と貯金ができるようになります。
また、心が弱っていたり疲れていたりする時に買い物を避けるようにすることも大切です。
今回紹介したポイントも取り入れながら、目標に向けて貯金を目指しましょう。
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