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新紀元社のTruth In Fantasy「大航海時代」について

2020-08-15 21:50:17 | あれこれレビュー

突然ですが、「Truth In Fantasy」という本のシリーズはご存じでしょうか?

これは、新紀元社さんから出ているシリーズで、いわゆるファンタジーの解説書となっています。

私が学生のころから刊行されていて(実際にはもっと前かもしれませんが)、

ファンタジーRPGなどが好きな私は少ない小遣いをやりくりして買っていました。

 

今回はその中の「大航海時代」について取り上げた1冊を紹介します。

 

※新紀元社さんのサイトは→こちら

 

本書は7章構造となっており、時系列にそって大航海時代の背景や出来事が紹介されています。

第1章はイスラム勢力やモンゴル帝国の台頭と、マルコ=ポーロが口述した「東方見聞録」がヨーロッパにもたらした影響について。

第2章はポルトガルのエンリケ航海王子やジョアン2世による航海事業の出来事や成果、そしてバルトロメウ・ディアスの喜望峰到着など。

第3章はクリストファー・コロンブスによる大西洋横断航海の成果とヴァスコ・ダ・ガマによるインド・カレクト到着など。

第4章では大航海時代の船舶や航海術についての説明など。

第5章はスペインによるアステカ帝国攻略とマゼラン及び彼の艦隊による世界周航の達成など。

第6章はインカ帝国の滅亡やヨーロッパ諸国による南米大陸の探検、征服など。

第7章は幻の南方大陸や金銀島探索の結果と、冒険的航海から調査的航海への移り変わりなど。

 

それぞれの章で大きく取り上げられているできごとのほかに、当時のアフリカ大陸や南米大陸にすむ人々の様子や、

大航海時代に船乗りたちが信じていた迷信や伝説なども紹介されており、読み応えのある一冊となっています。

 

CIV6のゲームなんかをやりながら、「きっとこのユニットも、この大航海時代の船乗りたちのような気持ちで新たな大陸へ向かっているんだな」

なんて妄想を膨らませると、いつものゲームもちょっと違った雰囲気で味わえたりします。

別になんの意味もない無駄な行為なんですが(笑)

 

このシリーズ、かつてはA5判のソフトカバー本しかなかったのですが、

最近は単行本で出ているものもあるようなので、お求め安くなっていると思います。

大航海時代の他にも、さまざまな時代、物事を取り扱っているシリーズなので、興味のある方はぜひ一読いただければと思います。

 

では、今回はこの辺で。

皆様の参考になれば幸いです。

ありがとうございました。

 



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