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4月④ 年度当初、頭に置いておくとよいこと①

2020-04-21 21:49:56 | 日記
【好印象を持ってもらえるような、最大限の丁寧さが必要】

 4~5月の2ヶ月くらいは、自分のできる限りの丁寧さをもって、生徒や保護者と接することを意識しています。
 今までを振り返ると、生徒からの不信感や保護者のクレームの多くは、最初のボタンのかけちがいが原因となっていると感じるからです。
 例えば、ほんの冗談のつもりで、私が何気なく口にした言葉に、生徒が思いのほか傷ついてしまったことがあります。かつて担任をしていた生徒の弟をもったので、「お兄ちゃんと違って〇〇だね。」と言ったところ、「兄弟で比べられた」とショックを受けたというのです。私としては親しみを込めて言ったつもりが、生徒は深刻に受け止めてしまったという事例です。そういう小さな傷はすぐに態度には表れません。しかし、最初の印象が悪いと生徒のまっすぐな気持ちが薄れていくように思います。
 保護者の気持ちになって考えてみましょう。始業式の日、保護者の方も新たな気持ちで子どもを送り出していることと思います。その日の放課後、子どもが家に帰ってきたとき、保護者はどんなことを考えているのでしょうか。私であれば、「初日を終えて、自分の子がどんな表情で帰ってきたか」が気になります。上記のようなことがあって、悲しい表情をしていたら心配になります。また、「今年の担任の先生ってどんな人かな?」、「子どもと同じクラスにはどんなメンバーがいるのかな?」など、いろいろなことに関心があると思います。
 そこで、私は毎年、新しいクラスがスタートした初日に簡単な学級通信を出しています。自分の所信表明や自己紹介、クラス名簿(出席番号もついていると親は助かる)を載せて発行します。ちなみに、私は長い文章や見にくいプリントはすぐ読みたくなくなるので、シンプルに、イラストも入れながら、行間も考えて作成して配付しました。


 いろいろな方法で、生徒や保護者から好印象を持ってもらえるような、最大限の丁寧さをもって関わっていくと、1年間がスムーズに進んでいきます。