4月
入学式や始業式があり、教師も生徒も新しい環境でスタートする。
クラス替えがあり、新しい顔ぶれの中、黄金の3日間に全力を注ぐ。
最初の学級活動で何を語るか、大変重要である。
『さあ、いよいよこのクラスがスタートするわけだけど、みんなはどんなクラスを作りたい?』
『大きく2つに分けてみると、1つは、みんなの行動を先生がすべて指示して、みんなはその指示通りに動く受け身のクラス。もう1つは、自分達で正しい行動を考えて、協力しながら生活する自主的なクラス。どっちがいい?』
手を挙げさせると、全員が自主的なクラスに手を挙げる。
『受け身の方が、考えなくて済むから楽だよ。大丈夫かい?みんな自主的なクラスを作りたいってことでいいかな?』
『そうだよね。自主的なクラスの方がいいよね。その方が楽しいし、成長していくよね。そもそも、みんなはロボットじゃないし。』
うん、うん、と生徒は頷いている。
『もちろん、学校には決まりがあるから、こうしなさいっていう指示はするし、守ってもらうけど、自分達で考えられるところは自分達で考えて行動していけるクラスがいいよね!』
『よし、決定ー❗️』
…と言って、自分達で考えて正しく行動できるクラスと書かれた掲示物(B4サイズ)を黒板に貼る。
to be continued