Self Innovation~One By One~

5年間、どうもありがとう。

10倍感受性。

2016-01-05 08:08:20 | Self Innovation
この言葉は
僕が18歳の時に、
よく行ってお世話になっていた画廊のオーナーから言われた言葉です。

僕は幼稚園から中学まではいじめられていたし、
高校になってやっといじめられなくなったものの、
ポケベルの話やカラオケ行こうぜ~というノリについていけなかった。
家でいつも漏らしてました。

話題がない。と。

沢山の本を読み、話題自体は沢山作った。
でも友達はできないし、
この話題は合わないだろうな、と
自分で話し掛けることを拒んで、
自分から話題を消してしまっていたんです。
中学まで半分引きこもりみたいなもので対話していなかった分、
コミュニケーション能力の成長が遅れてる。やばいって思いました。
もちろん発達障害だとはわかっていません。
本能的に
これはなんとかしなきゃと思って
学校を飛び出して、
自分の絵を持って駆け込んだのが、
この方のいる画廊でした。

とにかく話題を『自分』にすれば
僕も話しやすい。
簡単なコミュニケーションから始めようと思ったわけです。
オーナーは僕よりも20歳近く上ですが、
友人のように接してもらい、画廊を通じて老若男女問わず、
また芸術家であるがゆえそれぞれが自分の言葉で生きている方たちでしたから、
自然と会話することができ、
社会は広いなあと感じました。
学校って考えてみれば
同じ時間に
同じ服を着て
同じ年代の人間が
同じ場所で
同じことをしていることが多く、
これと少しでもずれていると『ルール違反』とも思われかねない、
すごい狭い世界だな、と
子供ながらにそう思ったんです。

僕にとって大切な時間だったと思っています。
オーナーは去年画廊を終わりにし、新たなスタートを切りました。
今でも連絡を取り合う友人です。

自分の作品を『話題』にして、
沢山の財産を得よう、
そのために当時18歳の少年は
4年後の2002年に
自分の稼いだお金だけで個展を開き、
沢山の方と向き合ってみよう。と誓いをたてます。

この誓いをもとに
2002年に個展『にせみゅうじあむ』から
度々各地で個展を開き始めることになりますが、
その話はまたの機会ということで。


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