『徐々にハイドンみたくなっていた髪型を整理整頓。そこまでは良かったのですが、またBGMにあの妙なサブスクが・・・』
少し伸ばす都合もあって、ハイドンみたいになっていた髪型を先日整理整頓。 まぁ、ここまで染めることもなく地毛でやって来ましたからもう少し頑張ってみようかと。
先日まではこのまま半ドンになるのかと思われる髪型でしたが・・・・@世田谷 Cafe Beulmansにて
行き着けの美容室に入ると、うん? なんだ? ・・・・♪
またアレだ、、。
前回はちゃんとしたレコードが流れていたけど、今回はまた気持ちの悪いのが流れてる・・・。前々回のも酷かったが、今回のは酷いを通り越して気持ちが悪い。
「ねぇ、またコレ流してるの? 例の著作権フリーとやらのサブスク」
「やっぱりわかります? 僕にはわからないんですよー」
「いやー、これは酷いよ。だんだん気持ちが悪くなってきた(笑)」
「っえ! そんなに〜?」
そんなにじゃないよ。
最近あちこちにパン屋さんが溢れているけど、3年続くお店は半分くらい。他は開店当初はいろんな広報が功を奏して客が集まる(ネタ探しをなまけているマスコミも押し寄せる)けど、半年それが続けば3年間はなんとか持つだろうけれど、コンスタントに商売として売り上げが伸びているかどうかはかなり厳しそう。他との差別化の余りに、少しでも良い材料、ちょっとでも優れた調理機器、他店が羨むような雰囲気・・・・あの手この手で客を魅了するが、コストばかりかかって肝心のパンが美味しくなければ結果は言うまでも無いですね。
かと言って、味には自信がある、と言うお店でも長く続けるにはそれなりの戦略は持っていないと難しい。
音楽の世界も全くこれと同じ。
そんな中で、趣味として自分たちの演奏を聴いてもらってコミュニケーションを取るのにどんどんネットやZOOMを使うのはいいけれど、お小遣い稼ぎのつもりでサブスクで無監修の音源を垂れ流すのはやめてほしいなぁ。少しでも知ってる人には「変な演奏」ってわかるけど、わからない人はそこで引っ掛かってしまう。
ちゃんとしたサブスクの発信元では絶対にそんな事は起きないが、個人がやっているところでは残念ながら二重底のお土産みたいなのがある。
前々回のは有名曲のコード進行を間借りした日曜日のジャムセッションみたいなものだったが、今回のは何から何までメチャクチャ。
それなりのボサノヴァやスイングの(機械的な打ち込み)ベースとドラム。そこに自分が知っているであろうおしゃれ(?)なテンションが混ざったコード伴奏。この三つを最初に録音してその上にメロディー・パートを重ねている。
しかし・・・・・
ピアノトリオのつもりなんだろうけど、伴奏の音域とソロの音域が被りまくって気持ちが悪い。さらにやたらと装飾音符(ヘタな人ほどこれが多い)が入ってくるけど、それがバックのサウンドを全く聴いていない出鱈目な音。既製品のようなツーファイブ(II-V)の組み合わせでも、この人が全く理論を理解していないのがバレバレな m7(b5)の時のアヴォイドノートを平気で鳴らすから頭がグルグルしてくる。しかもコード進行が平凡なので必ずこのm7(b5)が出てくる場所がわかるから苦しい。
でも、そんな事わからない人には平気って事なんだろう。
じゃ、それを我慢しなきゃダメなの?
それって拷問に近いんだけどなぁ。。。
何のことはない、ちゃんとした所の音楽を流してくれるだけで解決するのに。
人に聞かせるなら監修済みのちゃんとした所のサブスクを使いましょう!
監修がないと言うのは「わかる人」にとっては大変なことなんだよ。
それはパワハラにも近いほどの苦痛。
まさか、BGMで客がこんなに苦しんでいるとは、思ってもないんだろうなぁ。。
僕もBGMを聞きにきているんじゃないからカットやセットのセンスを楽しませてもらっているんだし。
でも突き詰めるとこの問題は実はとても根が深く、一番大きな問題は日本にはミュージシャンのユニオンがない事に行き着く。
プロとして稼げる腕であることを保証するユニオンがないのが全て原因。
インボイスなんてやる前に、まずそっちを整備してからにして欲しい。
とある有名ホテルのレストラン・シェフの方とお話しした時におっしゃられていた言葉を思い出した。
お客様の趣向は時代と共に変化して行くものですから、私たちはそれを勉強させていただくつもりで毎日腕を振います。ただ、基礎となる部分は守り、最後の最後にどう言う形でご提供するのかをいつも学ばせてもらっているのです。
あのサブスクならぬショボスク、何とかならんかね。
イヤイヤ聞かせられる身になってほしいものだ。
趣味、趣向の問題ではないから誤解のないように。
【期間限定公開/無料動画】
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最新の動画です。2022年11月に栃木県足利市のartspace&cafeで行われた彫刻家藤岡孝一氏の個展BLUEの中の「JAZZ in BLUE」での演奏からダイジェスト。
約27分間の動画です。
写真をクリックするとartspace&cafeのページに飛びます。最初にコマーシャルが入る場合がありますのでご注意ください。
演奏:Toshihiro Akamatsu(vibraphone) Hakuei Kim(piano)
・Straight, No Chaser......Monk
・Violet Rays.....Toshihiro Akamatsu
・Synonym......Toshihiro Akamatsu
・White Forest......Hakuei Kim
・Beyond the Dream......Toshihiro Akamatsu
・Lake Sagami......Hakuei Kim
・The Gleaner......Toshihuro Akamatsu
enc
・Blue in Green......Miles
Nov/13/2022 artspace&cafe @ Ashikaga, Tochigi.
Coming Soon!
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2023年5月6日(土)東京・成城学園 Cafe Beulmans
第四回 望月慎一郎(p)赤松敏弘(vib)Duo
開演13:30 (開場13:00)
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MC: 3300円+2drinks order
問い・予約 03-3484-0047
東京都世田谷区成城6-16-5カサローザ成城2F
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【最新プロデュース・アルバム】
2023年1月25日発売!
現在の東京のジャズシーンで既にライブでは人を振り向かせる存在となりつつある新人実力派ヴァイビスト・吉野智子。今回そんな彼女のデビュー作のプロデュースを担当しました。
スタンダードもオリジナルも一つ一つ吟味して揃えた瑞々しさに溢れた作品に仕上がっています。試聴された方からはとても新人とは思えない堂々としたプレイに驚きも寄せられています。
メンバーは現在の東京のジャズシーンの若手を代表する精鋭揃い。
KALEIDOSCOPE / カレイドスコープ
Tomoko Yoshino / 吉野智子
3000円+税
2023年1月25日発売 (WISE RECORD/WR-202301)
全国のCDショップ及びネットショップからお手元に。
■演奏
Vibraphone : 吉野智子 Tomoko Yoshino
Piano : 雨宮彩葉 Ayaha Amamiya
Bass : 鉄井孝司 Koji Tetsui
Drums : 小田桐和寛 Kazuhiro Odagiri
■購入・試聴はこちらから
ディスクユニオン
タワーレコード
アマゾン
HMV
今回は新たな試みとしてCD発売と同時にサブスクでの配信もスタートしました。
詳しくはこちらのページから
■Tomoko Yoshino's subscription link
■赤松敏弘 official site VIBRAPHONE CONNECTION
発売中のCD、ライブ情報、電子書籍やインタビュー掲載誌等、ジャズ、ヴィブラフォン、演奏法、ジャズセオリーと、ジャズやビブラフォンの周りにある様々な疑問も解決するお役立ち情報も満載。
1997年開設以来のユーザーからの様々な質問や情報交換もアーカイブとして保存中。是非一度お立ち寄りください。
( http://www.vibstation.net )
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■赤松敏弘 FaceBook ( https://www.facebook.com/akamatsu.toshihiro/ )
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■赤松敏弘 Twitter
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【サブスク ヴィブラフォン】
2000年発売のアルバム「Next Door - birth of the “Swift Jazz”」から
2020年発売の「Next Door - New Life」まで、
VEGAレーベルで発売した10枚のアルバムから人気曲を
高音質でお届けしています。
色んな意味で生活の中で占める音楽の比率がコロナ以降高まりつつあります。
「聴いて」楽しむ音楽!
好きな時間に、お気に入りの場所で、くつろぎながら
そこでは無限の想像力が、あなたをお待ちしています。
それでは今日も楽しい一日を!
【放送 / ラジオ、テレビ】
今週のオンエア (4月12日~4月19日)
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【テレビ】
東京MX2 (地デジ9ch + ▲up)
番組名『ヒーリングタイム&ヘッドライン・ニュース』
癒しの映像+最新のニュース+最良の音楽。
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■平日(月〜金) 5:00〜6:00 ■金曜 25:35 都知事定例会見終了後 〜27:00
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“路面電車のある風景 - 1”
『NEXT DOOR - NEW LIFE/赤松敏弘』(2020年作)
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演奏:赤松敏弘(vib)ハクエイ・キム(p)市原ひかり(tp,flh)酒井麻生代(fl)須川崇志(b)小山太郎(ds)佐々木優樹(g)
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■日曜 23:00〜24:00
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“ねこの足跡”
21年6月、7月、8月、10月ヴィブラフォン部門【Amazon's Choice】選出作品『NEXT DOOR - birth of the swift jazz/赤松敏弘』(2000年作)
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演奏:赤松敏弘(vib)ユキ・アリマサ(p)養父貴(g)新澤健一郎(kb)平石カツミ(b)斉藤純(ds)相内勝雪(mnp)他。
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■日曜 24:30〜25:00
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“散歩の風景 夏から秋”
『KALEIDOSCOPE/吉野智子』(2023年プロデュース作)
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演奏:吉野智子(vib)雨宮彩葉(p)鉄井孝司(b)小田桐和寛(ds)
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昨夏からこちらにブログお引越し。のんびりとやっております。