そうだったのかー。
先日の
明大前necojiro missionでのこと。K氏は前日にボブ・デュランに行ったそうで何度もコンサートに行ってるし歴代の曲は知ってるはずなのに、コンサートが始まって最後まで自分では1曲しかわからなかったそうだ。
全く同じ事をマイルス・デイビスの1973年の来日公演(デイブ・リーブマンが同行した)で経験していたのでその様子が手に取るようにわかった。それは聴いていて何が起きているのかわからないという悔しさよりも驚き、そして喜び。ライブの凄いところはそこにある。
大好きなマイルス・デイビスの『My Funny Valentine』と『Four & More』(共に1964年)なんて一晩のコンサートを2枚の性格の異なるアルバムとしてまとめているんだもの、この時のバンドの演奏がどれほどクオリティーの高いものだったのか想像が付く。時としてその瞬間は記録され、後世に残るところが今度は再生芸術の楽しみとしての醍醐味へと続く。ライブを観るか、レコードを聴くかで大いに音楽の楽しみ方に違いがあるのだけど、その大元がライブで起きているところに、あの時の演奏の凄さがある。自分が行うスタジオの録音でも、その瞬間に近い状態を維持するのであの手この手を考えている。もちろんそれをライブ録音する日が来るかもしれないが。
で、僕は基本が音楽を聴いて想像する派。もちろん観るのも好きだ。ただ、何度も繰り返し想像できて、さらに何度も発見がある音源であればあるほど、聴いてより深く楽しめる。これは自分がジャズを聴き始めてからずーっと答えが見つけられずにいる、最初から洋物好きのジャズスノッブが日本人として演奏してゆかなければならない矛盾的な位置にいることと、演奏家のくせに音楽は聴くことのほうがより好きという自分の中の矛盾の塊。
そのことをそろそろ結論付けたい気持ちでいる時のK氏とのミッションになった。もちろん現実の知らない世界の情報もたくさんありつつ。
あまりにも話に夢中になってnecojiroの写真を撮り忘れるところだった。慌てて撮った出口で女将に見送られるの図。
諸国漫遊の地酒に昆布締め。各種お料理。さらには〆の宇和島風鯛めし、最高でした。
次回はきっとその答えを僕が持ってK氏と再びミッション出来ることを祈ろう。
【期間限定公開/無料動画】
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最新の動画です。2022年11月に栃木県足利市のartspace&cafeで行われた彫刻家藤岡孝一氏の個展BLUEの中の「JAZZ in BLUE」での演奏からダイジェスト。
約27分間の動画です。
写真をクリックするとartspace&cafeのページに飛びます。最初にコマーシャルが入る場合がありますのでご注意ください。
演奏:Toshihiro Akamatsu(vibraphone) Hakuei Kim(piano)
・Straight, No Chaser......Monk
・Violet Rays.....Toshihiro Akamatsu
・Synonym......Toshihiro Akamatsu
・White Forest......Hakuei Kim
・Beyond the Dream......Toshihiro Akamatsu
・Lake Sagami......Hakuei Kim
・The Gleaner......Toshihuro Akamatsu
enc
・Blue in Green......Miles
Nov/13/2022 artspace&cafe @ Ashikaga, Tochigi.
Coming Soon!
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2023年5月6日(土)東京・成城学園 Cafe Beulmans
第四回 望月慎一郎(p)赤松敏弘(vib)Duo
開演13:30 (開場13:00)
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MC: 3300円+2drinks order
問い・予約 03-3484-0047
東京都世田谷区成城6-16-5カサローザ成城2F
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【最新プロデュース・アルバム】
2023年1月25日発売!
現在の東京のジャズシーンで既にライブでは人を振り向かせる存在となりつつある新人実力派ヴァイビスト・吉野智子。今回そんな彼女のデビュー作のプロデュースを担当しました。
スタンダードもオリジナルも一つ一つ吟味して揃えた瑞々しさに溢れた作品に仕上がっています。試聴された方からはとても新人とは思えない堂々としたプレイに驚きも寄せられています。
メンバーは現在の東京のジャズシーンの若手を代表する精鋭揃い。
KALEIDOSCOPE / カレイドスコープ
Tomoko Yoshino / 吉野智子
3000円+税
2023年1月25日発売 (WISE RECORD/WR-202301)
全国のCDショップ及びネットショップからお手元に。
■演奏
Vibraphone : 吉野智子 Tomoko Yoshino
Piano : 雨宮彩葉 Ayaha Amamiya
Bass : 鉄井孝司 Koji Tetsui
Drums : 小田桐和寛 Kazuhiro Odagiri
■購入・試聴はこちらから
ディスクユニオン
タワーレコード
アマゾン
HMV
今回は新たな試みとしてCD発売と同時にサブスクでの配信もスタートしました。
詳しくはこちらのページから
■Tomoko Yoshino's subscription link
■赤松敏弘 official site VIBRAPHONE CONNECTION
発売中のCD、ライブ情報、電子書籍やインタビュー掲載誌等、ジャズ、ヴィブラフォン、演奏法、ジャズセオリーと、ジャズやビブラフォンの周りにある様々な疑問も解決するお役立ち情報も満載。
1997年開設以来のユーザーからの様々な質問や情報交換もアーカイブとして保存中。是非一度お立ち寄りください。
( http://www.vibstation.net )
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■赤松敏弘 FaceBook ( https://www.facebook.com/akamatsu.toshihiro/ )
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■赤松敏弘 Twitter
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【サブスク ヴィブラフォン】
2000年発売のアルバム「Next Door - birth of the “Swift Jazz”」から
2020年発売の「Next Door - New Life」まで、
VEGAレーベルで発売した10枚のアルバムから人気曲を
高音質でお届けしています。
色んな意味で生活の中で占める音楽の比率がコロナ以降高まりつつあります。
「聴いて」楽しむ音楽!
好きな時間に、お気に入りの場所で、くつろぎながら
そこでは無限の想像力が、あなたをお待ちしています。
それでは今日も楽しい一日を!
【放送 / ラジオ、テレビ】
今週のオンエア (4月15日~4月24日)
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【テレビ】
東京MX2 (地デジ9ch + ▲up)
番組名『ヒーリングタイム&ヘッドライン・ニュース』
癒しの映像+最新のニュース+最良の音楽。
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■平日(月〜金) 5:00〜6:00 ■金曜 25:35 都知事定例会見終了後 〜27:00
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“路面電車のある風景 - 1”
『NEXT DOOR - NEW LIFE/赤松敏弘』(2020年作)
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演奏:赤松敏弘(vib)ハクエイ・キム(p)市原ひかり(tp,flh)酒井麻生代(fl)須川崇志(b)小山太郎(ds)佐々木優樹(g)
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■日曜 23:00〜24:00
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“ねこの足跡”
21年6月、7月、8月、10月ヴィブラフォン部門【Amazon's Choice】選出作品『NEXT DOOR - birth of the swift jazz/赤松敏弘』(2000年作)
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演奏:赤松敏弘(vib)ユキ・アリマサ(p)養父貴(g)新澤健一郎(kb)平石カツミ(b)斉藤純(ds)相内勝雪(mnp)他。
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■日曜 24:30〜25:00
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“散歩の風景 夏から秋”
『KALEIDOSCOPE/吉野智子』(2023年プロデュース作)
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演奏:吉野智子(vib)雨宮彩葉(p)鉄井孝司(b)小田桐和寛(ds)
首都圏以外の方はこちらの「エムキャス」で全国からスマホやパソコンでリアルタイムにお楽しみいただけます。
★エムキャス→https://mcas.jp/c/mx2.html
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昨夏からこちらにブログお引越し。のんびりとやっております。