強剛母趾手術 2

強剛母趾って分かったのはつい数年前でした。
それまでの間、迷子のような時間を過ごしました。
一番最初に整形外科にかかった時は、扁平足のためアーチが崩れて痛みが出ているからと、
アーチを作るインソールを作成しました。
そのインソールを装着して歩くと足裏が痛くて痛くて歩くことがしんどい。
痛みを我慢する事も限界、やがてインソールを使わず、あたりの柔らかい靴を履くようになります。
しかし、足の親指付け根に痛みと赤い腫れは変わらずありました。
ズキズキする痛みが増してくることもありました。
内科医からは痛風だと診断されました。
しかし、血液検査をしても痛風の数値は出てなくて。
なのに痛風と言われ、数値が出てないことを医者に説明を求めると
擬通風と言われ、内服薬まで処方されました。
薬を飲んでも痛みも腫れも引くわけもなく、そのうち薬も自分で止めました。
痛みも腫れも引かないまま時間が経つばかりでした。
折々に整骨院や整形外科にも行きましたが、ここでも痛風と言われる始末。
ロキソニンテープなどを貼って痛みをごまかしながら、我慢するばかりでした。
ある時新聞記事に強剛母趾が取り上げられているのを見つけました。
自分の症状と同じだ！
初めて聞く病名でしたが、これに違いないと思いました。
それからネット検索しましたが、治療法の情報は少なかったです。
骨を削ったうえ関節を固定する術式です、
足指を固定すると正座から立ち上がることが出来なくなってしまいます。
その手術は嫌だと思いました。
他に見つけたのは人工関節を入れる術式でしたが、この術式をやっているDr.はネット検索では数件しかありませんでした。
四国から関東まで行って治療を受けるとなると、時間も費用もかなり嵩むと考えると躊躇してしまいました。