生活習慣病の主要な原因は、偏った食生活や生活の乱れ、運動不足などにあると言われています。そのため、生活習慣病を改善するためには、バランスの良い食生活と規則正しい生活、そして適度な運動を取り入れることが主軸になっています。
したがって、生活習慣病の患者を治療する場合は、食生活を1週間ほど記録して、その上で食事の指導を行います。生活習慣病の患者の多くは、偏った食生活を送っており、必然的に濃い味付けを好む傾向にあります。したがって、それを改善するためには、肉類が中心の食事なら野菜を積極的に摂るようにしたり、塩分を控えた調理を行ってもらうなどのアドバイスが大切になります。また、肥満傾向にある人には、食事の量や摂取カロリーについても指導士なければなりません。
次に、規則正しい生活をするための指導では、一日の過ごし方をヒアリングし、不規則な生活が顕著な場合には、できるだけ決まった時間に寝たり、起きたりするように指導をします。また、喫煙習慣や飲酒習慣がある場合には、それらのリスクを説明し、量を控えるようにアドバイスをしましょう。
最後に、生活習慣病の治療においてポイントとなるのが運動です。運動不足になると、身体機能が衰えるほか、生活習慣病に起因する心筋梗塞や脳卒中を発症しやすくなると言われています。そのため、適度な運動は、健康維持にとても重要です。ただし、いきなりハードな運動をすると逆効果なので、毎日無理なく続けられるウォーキングやラジオ体操など、軽い運動を継続して行うことから指導したほうがいいかもしれません。生活習慣病の予防やケア方法については、コチラにもまとめられているので、ぜひ目を通してみてはいかがでしょう。