Voice studying room

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音色の調節

2013-04-29 14:04:17 | 解剖学と声の関係
音色(明るい音、暗い音)の調節は、
口角の上げ具合に比例する(笑)

明るく、楽しい歌をうたうときには、口角をできるだけ上げる。

暗い歌(宗教曲など)をうたうときには、口角をできるだけ下げる。

口角の上げ下げに関係するのは、表情筋^^
だから、お肌のケアも発声に大いに関係する(笑)

ここからは私の体験談。
口角の上げ下げは、自然とできる時もある。
たとえば、歌い手の心境と曲の解釈が一致した場合。
でも、実際には、一致しないことがほとんど。
だから、自分でコントロールするしかない。

具体的なコントロールの仕方、
1、口角の位置を意識しながら、何度も練習する。
2、曲の解釈をしっかりとして、曲の世界を頭の中で描きながら歌う。

ソロだったら、自分で調べれば比較的すぐに解決できる問題かもしれないが、
合唱の場合は、もっと大変。

合唱の場合、団員全員が、同じ気持ちで歌う必要があるため、
曲の解釈を、全員で統一する必要がある。
指揮者は、発声や音とりだけでなく、団員全員が同じ解釈で歌うことができるように、
リーダーシップをとる必要があったりする。
団員も、自ら指揮者に曲の解釈について、質問するといい。
ところが現状は、たいてい音とりや発音で終わってしまうことが多い。
もしくは、曲の解釈は自分でするものと、指示するのを省略することも。
(歌える団員ほど、出席率を仕事や生活に支障のない程度に良くして、リーダーシップを自らとる!!)


因みに私は歌う時に、どうしても口角を下げてしまう癖がある。
定期演奏会のビデオを観ていて、「他の人より暗い表情だなぁ」と感じることが多い。

どうしても、宗教曲や、真面目系の合唱曲を、明るい表情で歌うことができない(汗)
それに口角を上げて歌うと、周りの人との音色にどうしても溶け込めない。

声楽でオペラの娘役の歌をやるようになって、
やっと口角を上げることを意識するようになった(笑)

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