57年の歴史に
ピリオドを
店の横を通り過ぎると
目の覚めるような出汁の香りが心地よく
今日が、とても幸せな一日になるように感じます。
開店を待つ間、松坂城から街並みを見渡して
注文は、中華セットを
なみなみあつあつの中華そばとチャーハンです。
「家庭の味みたい!」なんて
プロが作る家庭の味は
決して、真似できるものではないと思います。
「たくさん注文して、大丈夫かな?」
(そんなに頼んで食べきれるんかいな?翻訳:自分)
と聞いているのに
「作れんなら、もうええわ!」と答える
調理のプロに対して、思いっきり失礼な返答を返す方が
いらっしゃいました。
勘違いも程々に・・・
「あなた方のことを思って言っているのですよ」
思いやりの言葉を
なぜ理解できないのでしょう?
松阪中華(そば)のど真ん中にある一杯を
食することができなくなります。
腕の良い職人さんが、いなくなるのは
本当に寂しく感じます。
半世紀を優に超える職歴で
まるで精密機械のような腕を持つ、和菓子職人だった
義父を思い浮かべて(まだまだ、元気なので怒られますかね・笑)
時代は、人の思いに関係なく前に進んでいきます。