2019年くらいに
おばあちゃんの使っていたニンテンドーDSで
なにか安価ですぐに遊べる面白いソフトはないかなぁっと
いろいろ探して、１００円で購入したのが
ファンタシースター zero(phantasy star zero PSZ) でした。
十年以上前のレトロアクションRPG。
第一印象は一昔前の、ちょっと小さい子向けのゲーム。
オープニングアニメがそれっぽい感じ。
タッチペンを使わないゲームなようで、
名前の文字入力のとき下画面の文字列をペンで何度タッチしても
無反応で不具合と思ったのですが、仕様みたい。
十字キーでちまちまと選んで、入力しました。
アクションは不慣れな自分にはとて難しかったです。
回避が困難な攻撃がたくさんあって、
ボタン連打と回復連打でごり押しでがんばりました。
最初のボスのドラゴン、次のボスの巨大蛸。
回復アイテムを持てる限界まで使い切っても勝てず、
やられてしまった回数は数えきれなかったです。とほほ。
ストーリーは小さい子でもわかりやすい
英雄譚なのですが、ちょっと悪く言えば陳腐そのものでもあり、
大人目線だと歯が浮いちゃって読むのがなかなか辛いテキストが
たくさんありました。
とはいえ、アニメの絵柄やキャラクターには
とても合っていて好印象は持ちました。
序盤ボスの難易度こそ高かったのですが
ゲームのボリュームはとても短く、
七つほどのステージをクリアーすると
もう終わってしまいました。
サブクエストもいくつか用意してあるようでしたが
ほぼ全てがすでにクリアーしたステージをもう一度遊べるのみの
簡素なもので、内容も演出もボスもメインと全く同じ使いまわし。
遊ぶ必要は薄く思えました。
その後塔に挑むステージが遊べるようにもなるのですが、
進んでも進んでも同じ景色で、登場する敵はほぼすべてが使いまわし。
あまりに単調で、これを好んで遊ぶ人はいないでしょう。
さらに途中セーブ中断すらできず、クリアにはなんと五時間から六時間かかる仕様。
継続プレイ必須なため、朝から始めてだいたい夕方まで拘束されます。
長時間単調作業をする根気が必要で、これは本当にひどい。
ある条件のロック解除にはこの塔攻略が必須なのもひどい。
スタッフロールまで一通りプレイしての感想は
まとめると非常に短くてボリュームの薄い、
ダメージを食らうと延々と回復しながらごり押しで進める
バランスのあまりよくないアクションRPG。
という印象でした。
しかし・・・