熱中症のニュース流れて萱草の炎のような朱色が煽る
地雷踏むような付き合いご近所さん会えば満面笑顔で挨拶
金星が大きく見据える橋のうえ海面の闇に民家の灯り
夜燈撮るスキルいまいちパソコンに不思議な灯の色線伸びる
誕生日年増す事に先見えておめでとうといわれて微妙
美容院は心に夢を得るところ鏡にうつる自分は辛辣
熟れかけの山椒の実のピンク色真紅に染まる晩秋を待つ
今年夏求めたリネンのワンピース肌触り良く手放せぬ秋
山里の車行き交う歩道から山と稲田と一軒家見る
春に来たレジャーランドはひと気なく食堂の札は「営業中」
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