処刑の係員をあらかじめ買収してあったのだろう。もともと機密管理の杜撰な国である。流出も当然の結果だ。
では、いったい誰が買収したのか? 聞くも愚かな問いだが当然アメリカのマスコミである。
勝手に石油利権目当てに攻め込んでおきながら、予想外に自国に被害があったので元凶であるフセインが憎くて仕方ないのだろう。宿敵の死に様を世界に晒して憂さを晴らそうという趣向である。
アメリカの意向を受けて日本政府もこの垂れ流しを容認するものと思われる。
この前北朝鮮の公開処刑がテレビで公開されたが、他所の国のことなら、どんなスリリングなことでも気楽に放映できるのである。
北朝鮮の場合、こんなものを見たがる北朝鮮人民の洗脳ぶりを嗤うコメントをしていたが、テレビで放映すれば、結局見たがる人間は同程度の質であることを意味しているに他ならない。
フセイン元大統領、遺体映像を公開 絞首刑直前の様子も
イラクのサダム・フセイン元大統領に対して死刑が執行された30日、イラク国営テレビは元大統領が絞首刑に処される直前の音声なし映像を公開した。イラクの地元テレビはさらに、白い布に包まれた元大統領の遺体の映像を放送した。(gooニュース)
英BBCや米CNNが放送したイラク国営テレビの映像では、サダム・フセイン元大統領は白いシャツに黒のロングコート姿で、両手を後ろにまわされていた。黒マスクで顔を隠した複数の刑吏に連れられて、狭い処刑室に入った。
何かを語りかけられた元大統領は、静かに応答。黒い布を首に巻き付けられ、絞首台に上がった。首に縄が巻かれたところまで映像は続いた。刑執行の瞬間の映像は公開されていない。
BBCなどによると、刑執行に立ち会ったイラク政府のルバイエ国家安全保障担当顧問はイラク国営テレビに対して、元大統領は処刑前、顔を覆う袋をかぶらされることを拒否したと話した。「絞首台に向かうサダムは何かを繰り返し唱えていた。完全に打ちのめされた様子だった。怯えているのが顔から見て取れた」と話している。また裁判官の罪状読み上げを聞いた後、元大統領は持っていたコーランを友人に渡してほしいと言い残したという。
(流出動画掲載サイト)
Saddam had no life insurance?
Saddam Execution - FULL
Good Bye Saddam
(参照)
フセイン氏死刑映像流出で護衛1人を逮捕=イラク政府
サダム・フセイン処刑 罵声飛び交う処刑室の映像流出
サダム・フセインの死後に残るのは―フィナンシャル・タイムズ
フセイン元大統領、遺体映像を公開 絞首刑直前の様子も
「サッダーム処刑」 大野元裕氏、緊急寄稿
フセイン氏死刑映像の流出で調査=イラク政府
「サダム・フセインは公正な裁判で処刑」 ブッシュ米大統領の声明