真相世界(The truth world)

政治・社会問題を中心に最新のニュースを解りやすく解説し、ユダ金とその配下の韓国・北朝鮮のなりすましによる犯罪を暴きます。

200710解決の糸口が見いだせないビルマ問題

2007年10月25日 10時14分44秒 | 事件簿


現在ビルマを「ミャンマー」と呼んでいる国は中国と日本とロシアなどである。大半の国は「ビルマ」と呼んでいるようだ。
何故日本が「ミャンマー」と呼んでいるかの理由は簡単だ。ビルマの軍事政権が「ミャンマー」と呼んでくれと要請したからだ。欧米はこれを無視している。

フィナンシャル・タイムズの記者も以下のように述べている。

「現代ビルマの悲劇はその孤立に由来するものだ。1962年に権力を掌握したネ・ウィン司令官は、鎖国政策ともいえるアウタルキー(自給自足経済体制)を国家体制として選んだ。ネ・ウィン政権は、海外からの投資と観光客を禁止。そして今のビルマを支配している将軍たちは、このネ・ウィンの後継者なのだ。国際的な孤立に今更おびえるような手合いではない」

自給自足できる国というのはある意味では羨ましいが、国民が不幸な状態で自給自足していても意味はない。

制裁以外の手段としては軍事介入しかないのだが、天然資源があまりなさそうなビルマにアメリカが軍事介入するとも思えない。
一方独裁国家仲間として中国のビルマに対する肩入れは相当なものである。少なくとも北朝鮮などよりは重要視しているようである。
この軍事政権は結構外交上手で、ロシアやインドとも友好関係にあり、現実に経済制裁など大して効力を発していない。
何を隠そう日本もアメリカに気兼ねしつつ、軍事政権に色目を使っているのである。
ビルマは一応石油産出国でもある。

(記事)

ビルマ問題は制裁では解決しない――フィナンシャル・タイムズ

1990年代前半に初めてビルマを訪れたとき、私は第2次世界大戦で英国軍と共に戦ったというお年寄りに出会った。袖をまくり上げて、日本軍の機関銃に撃たれた傷跡を見せてくれた。この男性は、自分の国の軍事政権をとことん見下していた。しかし、ならばビルマにもっと厳しい制裁を科すべきかと尋ねると、彼は慌てた様子で「いいや」と反論。「この国はただでさえこんなに孤立しているのだから」と制裁に反対した。

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