オリンピックに協力しないとして中国当局がウイグルのモスクを破壊
東トルキスタンを武力制圧している中共政府は、今までにも数限りない残虐行為を繰り返してきたが、今回の事件など日常茶飯事に相当する内容だろう。
チベットに対する弾圧は世界的に有名になったが、東トルキスタンに対する弾圧報道に関しては日本のマスコミは異常に消極的である。
今回の事件に関しても何故かロイターは日本語で紹介していない。日本政府の圧力が働いたとしか思えない。
今回はモスクを破壊しコーランを冒涜するというイスラム教徒が最も嫌悪することを中共政府がやらかしたのである。
中東産油国も中共政府に対して相当悪い印象を持ったに違いない。
今年8月開催の北京オリンピックを支援する看板の設置を拒否しているとして、不安定な中国最西部の地域、新疆にあるモスクを中国当局が破壊したと亡命グループが23日に発表した。
世界ウイグル会議の発表によるとこのモスクは新疆の南西にあるAksu市近郊のKalpin郡にあるもの。
電話でのインタビューによれば新疆ウイグル自治区の広報は目下コメントはないと述べている。
「中国の意図は、東トルキスタンのモスクが北京オリンピックを宣伝して、ウイグル人にオリンピックを支持させることだが、ウイグル人に拒否されている」と世界ウイグル会議の広報担当のDilxat Raxit氏がEメールで述べた。
中国当局によれば、東トルキスタンの独立を達成するためにテロをおこなっている新疆の民兵とともにアルカイダが活動していると述べている。
石油が豊富に産出される新疆では800万人のテュルク語族のウイグル人が住み、そのうちの多くが漢民族による経済成長と文化的影響に反発している。
Dilxat Raxit氏によるとそのモスクは1988年に改築されたが、違法建築と違法な宗教活動、イスラム聖典のコーランの不法な保有を告発されている。
「モスクにあったすべてのコーランが当局に押収され、数十人が抑留された」
先週オリンピックの聖火リレーが厳重な警備の中の新疆を通過したが、入念に調査された一部の地元住民を除いて街路での聖火リレーの見学を禁止され、リレーを取材する国外のメディアも厳しく統制されていた。
ソース Reuters Mon Jun 23, 2008 3:56am
China demolishes mosque for not supporting Olympics: group (記者による訳)
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