大みそかのNHK紅白歌合戦の平均視聴率が、昨年は42・9%(関東地区の第2部)だった。史上最低だった一昨年より3・6ポイント上回り、長期低落傾向に7年ぶりに歯止めをかけたものの、悲願の「50%」には遠く及ばず、03年の45・9%にも届かなかった。
司会のみのもんたのコメントが、「65%、最低でも50%を目標にしていたのに、全く自分の非力を嘆いております」と敗北宣言する始末だった。
「男女が歌合戦をするという超アナクロな演出が前提で、半分以上は懐メロで3時間以上もただ歌を流すだけ」というキツい企画である。他に娯楽がなかった昔ならいざ知らず、これだけメディアが分散した時代に50%は図々しい目標と言わざるを得ないだろう。勿論録画も含めて50%なのだろうが…。
私はこのブログを書きながら流し聴きしているだけだが、ほとんどが知らないガキやおばさん、オッさん、後はいつもよく聞かされている懐メロの連発に、かなり食傷気味である。酔っぱらっているからいいようなものの、素面なら耐えられないだろう。
格闘技系もあまり興味がない。無人島のどうのこうのは録画している。毎年タケシのオカルトものを見ていたのだが、今年は昨日やってしまった。
流し聴きしてびっくりしたのだが、何と「ZARD」が出てきた。何を隠そう私もファンだった。
どう見ても、視聴率のため話題作りのために、無理矢理やった企画のような印象だったが、司会者が「生前坂井さんは紅白出場を望んでいました」などと企画の正当性を主張していた。
あまりテレビに出たがらないので有名だった坂井だが、本当だろうか?
大みそかの「NHK紅白歌合戦」(後7・20)で、今年5月に亡くなったZARDの坂井泉水さん(享年40)の追悼コーナーが設けられる。当日は大阪市のNHK大阪ホールで、生前の映像に合わせてバンドが生演奏する「フィルム&ライブコンサート」が開催され、この模様を中継。「負けないで」などヒット曲のメドレーで故人をしのぶ。
坂井さんは生前、NHKの番組には出演したことがなかった。ただ、三溝敬志チーフプロデューサーによると、紅白出演については前向きで、3年ほど前にオファーした際に「紅白には出てみたい」と話していたという。
何だ、リップサービスじゃないか! 結局断ったんだろう。そうでなければ、3年前に出演していたはずだ。この時はまだ病気ではなかったはずだ。
所属事務所は「ZARDの16年間の音楽活動を支えてくださった皆さまに、感謝の気持ちを表せれば。坂井本人もそれを望んでいると思います」とコメントしている。
「死人に口なし」とは言ったものである。
他のスポーツ紙も軒並みNHK寄りの提灯記事を掲げていた。
元ファンとしては何となく面白くない。
と書いている内に、あれ美空ひばりが出てきた!
そういえば去年は坂本九がでてきたような…。
…
紅白歌合戦はもうやめて、来年からは白黒歌合戦にしては?
除夜の鐘を聞きながらしみじみ供養しましょう。
では、良いお年をm(_ _)m
(追記)
〆は阿久 悠 でしたか!
五木ひろしが頭のてっぺんに紙くずを乗せて愛嬌があるな。コマーシャルはやるなよ。公共放送だからな。
(記事)
ZARD・坂井泉水さん“紅白初出場”