200708モーニング哀れ！ 騙されて捨てられて… 矢野哲朗氏 怒りの電話むなし

参院枠で入閣が確実視されていた矢野哲朗参院議員が２７日夜、安倍首相に対し電話で約２５分にもわたり「納得できない」などと執ように抗議していた、とのことである。

　参院枠では舛添氏と泉信也氏が入閣した。参院執行部から「２人を一本釣りされた」と不満が漏れたという。参院選の惨敗と、参院のドンだった青木幹雄氏が議員会長を辞任したことで、自民参院と安部首相との間でしこりを残す結果になった。

安倍首相は「もし続投すれば次は必ず起用する」と答えたらしい。新聞記事は「空手形」などと揶揄しているが、この内閣が後二月保つとしても、それまでに誰かが不祥事をやらかしてくれる可能性も大いにある。
桝添などすぐ喧嘩して辞めるかもしれない。希望は捨てないことだ。

ところで参議院枠で推薦された矢野哲朗氏とはどのような人物か？

矢野哲朗

栃木県議会議員を三期務めた後、大島友治元科学技術庁長官の引退に伴い、参議院議員栃木県選挙区の後継候補選びで、当時県内で絶大な力を誇っていた渡辺美智雄元副総理派の若手、西川公也（現衆議院議員）、増渕賢一（現栃木県議会議員）の中から選ばれ出馬し初当選。連続当選3回。防衛政務次官、農林水産政務次官、外務副大臣などを歴任後、2004年から2007年まで参議院自民党国会対策委員長を務めた。

ということで、議員さんとしては平均的な履歴の人物である。めんどくさい国対委員長を三年もやっていたので、その論功行賞の評価で見解の相違があったようだ。
椅子は限られているが、ニンジンはいっぱいぶら下げなければならない。必ず走らされただけで終わってしまう人物は出てくるものだ。一般企業でもよくある話だ。彼に同情する人も少なそうだ。

（記事）

モーニング用意していた！“入閣候補”矢野氏が首相に電話抗議

　参院側は矢野氏を入閣の第一候補として首相に要請し、ほぼ内定。この日はモーニングも準備して事務所内で待機し、詰めかけた報道陣に「電話が来なかったらどうしよう」などと冗談を飛ばしていた。だがその冗談が現実となり「外されちゃったよ」とガックリ。