今月16日、ペルー南部プノ州の荒野で、隕石が落下でできたと見られるクレーターから出たガスのため、周辺住民約200人が頭痛や吐き気などを起こす騒ぎがあった。
クレーターの大きさは直径約30メートル、深さ約6メートル。底には泥水のようなものがたまっている。 直径1.5メートルの隕石が落下したものと推定されたが、未だ隕石そのものは発見されていない。
ペルー国営アンデス通信によると、地質鉱山冶金研究所の火山学者が、クレーターを隕石落下によるものと確認した。地元メディアも、「火の玉のようなものが落下するのを住民が15日に目撃した」と報じた。
AFP通信は、地中の硫黄やヒ素などが、隕石落下に伴う高温で溶け、有毒ガス化したとの見方を伝えているが、こんな変な隕石は聞いたことがない。
学者の中にはいぶかしむ意見も出てくるのは当然である。
口火を切ったのはロシアだった。
ロシアの軍事専門家が、「隕石ではこうしたクレーターはできない」として「米国がイランを偵察していた情報衛星を、地上からの遠隔操作で自ら破壊、内部の放射性物質が燃えつきないまま地上に激突した」という意見を唱えた。説得力を持つ説である。
ペルー地質鉱山冶金研究所の研究者は、「クレーターの周囲から収集された隕石の破片と見られる岩石を分析した結果、その岩石は石質隕石であることが判明した」と述べている。
しかし、アメリカの意向を受け虚偽報告した可能性も高い。
普通の岩石か隕石かなど簡単な検査でわかるし、ある程度の大きさの人工天体に関しても追跡するシステムは完備している。天災か人災か、物理的にはわかりやすい事件なのである。
要するにアメリカが隠蔽に関与しているか否かだけの問題なのである。
(記事)
ペルーのクレーター、米スパイ衛星が原因?
クレーターの原因は米国のスパイ衛星?――。ペルー南部プノ州で15日にできたクレーターについて、隕石ではなく人工衛星の落下が原因とみられるとの説を、ロシア紙プラウダ(電子版)が伝えた。クレーターから発生し、住民に異常をもたらしたガスは、燃料の放射性物質が残留したためとしている。
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