「グリーン車乗り放題」「行ってみたいですよ、料亭に」とはしゃいでいた杉村太蔵氏が大変身を遂げた。
何と、他のチルドレングループが福田氏支持を表明したことを「派閥の論理で古い自民党への先祖返り」と批判したのだ。
武部勤氏にも「ついていけません。お世話になりました」とタンカを切り、武部氏の怒りを買ったと伝えられている。
そんな太蔵氏に、有権者からエールが殺到しているとのことである。事務所関係者によると「よく言ってくれた」などと19日までに数十件の電話が相次いだという。
有権者イコール有識者というわけではないから、人好きずきである。
彼本人からの発言なら、少しは考える脳があったのかと、褒めてもいいが、実態はそうではなさそうだ。彼にアドバイスをしている奇特な人がいるのだろう。
チルドレンに共通しているのは根強い再選願望である。本来おまけで当選したのだが、議員になった以上は自己防衛本能が働く。消滅したくはないだろう。
麻生がチルドレン切り捨てに走っていたのは事実だから、チルドレンが反麻生で固まったのは当然である。
チルドレン同士は本来烏合の衆で思想的共通性はない。今回は利害関係で群れていると見るべきだろう。
チルドレンの中でもひときわ影が薄く窓際だった太蔵議員は他のチルドレンと行動をともにしていれば埋没するのが必定だった。
次回総選挙では南関東の比例からも体よく追い出され、北海道一区で捨てられる運命だったようだ。現職は民主党の横路孝弘議員で、超大物である。万が一でも太蔵議員が金星を取れば殊勲賞だが、まあ無理である。
彼の脳に北海道という発想があるはずがない。しかるべきアドバイスがあったものと思われるが、誰がアドバイスをしたのかは知るよしもないし、知ったところでどうでもいい話である。
(記事)
「派閥体質」批判の太蔵議員にエール殺到
「小泉さんがダメなら福田さん?」などと小泉チルドレンの「派閥体質」を批判している自民党の杉村太蔵衆院議員に「よく言った」とエールが殺到していることが19日、分かった。「勝ち馬に乗ることだけが勝ちだとはとても思えない」と勇ましく主張する太蔵氏だが、永田町では「空気の読めないパフォーマンス男」との声も。突然の単独行動で再び存在感が増してきた太蔵氏の真意は…?
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