不景気で食費を安上がりに済ませる傾向が目立ち、ファーストフード店の売り上げが上がり、株価が上昇したという話はつい最近の話題だったが、世の中の変化は早い。
そのファーストフードを脅かす強敵が出現した。「カップめん」である。カップめんで済ませればさらに安上がりである。
日本のじり貧状態も行き着くところまで来た観がある。
えっ、「もっと先がある。昼食抜きだ」』ですか?
メタボ問題も自然に解決しそうな勢いですね。
「カップめんが昼食」6割以上、コンビニ弁当・ファミレスの代わりに利用
しかし、昼食抜きはさすがにきつい。一応腹がふくれてもっと安上がりな方法はないか?
実は、あるのだ。
ツァンパ
≪ツァンパとは、主にオオムギの変種であるハダカムギの種子を脱穀し、乾煎りしてから、粉にした食品である。コムギなど別の穀物を用いる場合もある。
チベット人の主食で、日に3回ほど食べる。年間を通じて食べられる保存食でもある。遊牧生活をしているチベット人は、粉にしたものをヒツジの皮袋に入れて保存、携行している。
日本のはったい粉(麦焦がし)とほぼ同じものであるが、調味の方法が異なる。 バター茶、または、湯とヤクのバターを加えて練り、粘土状にしてから食べる。水分、バターの配合比率が適切であれば、器の中できれいにまとまるが、多すぎたり、少なすぎたりすると、べたべたするか、ばらばらのままとなるので、慣れない者は、徐々に水分を足してゆくと良い。≫
麦系の粉なら何でもOKである。味にこだわるなら大麦の粉が一番いい。ただし、「はったい粉」は200グラムで160円程度である。カップめんの場合は100グラム200円。この値段だけで見ればお買い得のようだが、カップめんはお湯を注ぐだけで食べられる。それに対して、「はったい粉」をツァンパ風に食べるとしたら、他にバターとお茶が必要である。バターはマーガリンで代用がきくかもしれないが、味は落ちるだろう。バターは値段が高いから、結果的に、カップめんより気持ち安い程度になってしまう。
はったい粉ではなく小麦で代用したらどうだろう?
薄力粉なら国産でも500グラム280円程度である。外国産なら1キロ330円円くらい。
一回に150グラム使えば、大の男でも満腹感があるだろう。粉代は50円程度である。勿論フライパンであらかじめ煎っておく必要がある。
基本的にはマーガリンで間に合わせほんのひとつまみバターで風味を添える方法もある。
ただし、マーガリンは本ブログとしてはあまりお奨めしない。マーガリンの製法に問題があると思っているからである。液体の油を水素を充填させ固体化するのがその過程で「トランス脂肪酸」が発生してしまうのである。同じ理由でコーヒーに添加する代用ミルク粉末やポーションもお奨めしない。
マーガリン
マーガリンは固体化した段階では真っ白なぼそぼそしたローソクみたいな代物である。それを着色して添加物を混ぜてバター風に見せかけているのである。
一応、マーガリンはJAS規格に適合しているが、何が安全で何が毒かを判断するのは、結局は個人の裁量である。
お客様各位 雪印乳業株式会社 トランス脂肪酸
極一部の代用ミルク製品はトランス脂肪酸0%を謳っているものもある。
しかし、問題はトランス脂肪酸だけではない。「偽物」にはさまざまな添加物があることを忘れてはならない。
クリーミングパウダー
全てが「安かろう悪かろう」というわけではないが、安い食品に対しては十分な知識と注意が必要なのである。
そういう意味でカップめんは…。
健康食品でないことだけは確かですね。
(参照)
深刻 中国メラミン禍 被害は拡大する一途
カップ麺って身体に悪いの?
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