生徒「先生これ何?」→教師「先生の特製クッキーよ」→生徒、食べて病院搬送 実は『ゴキブリ用ホウ酸団子』でした
悲劇が起こったのは大阪市内の某府立高校である。猛暑で校内にゴキブリが大発生したのが事件の発端だった。
校舎内を我が物顔にうろつくゴキブリの大群を見て、家庭科の女性教諭(53)が駆除を決意し、自宅で作ったゴキブリ団子を職員室に持ってきた。
女性教諭が21日朝、ホウ酸やうどん粉などを混ぜて作ったホウ酸団子(直径約2センチ)25個を職員室の床にまいていたところ、女子生徒が入室し、机の上に残っていたゴキブリ団子を見て、「これ何?」と質問した。
女性教諭が冗談好きだったのも災いした。
女性教諭は「特製クッキー」と答えて目を離した直後、女子生徒はゴキブリ団子をかじってしまったのである。
さすがに女子生徒もゴキブリ団子の味覚にはついていけず、「まずい」と吐き出した。
女子生徒は直ちに同市内の病院に救急搬送され、胃洗浄を受け、現在は回復している。
生命が助かって何よりである。
同校は「言葉遣いに注意が必要だった」として教諭を指導し、保護者と生徒に謝罪した。
常識的には、クッキーとゴキブリ団子の見分けが付かず、無断で食べてしまう高校生など実在しないように思われるだろうが、決してそんなことはない。
高校生と言っても、知的障害、ADHD、統合失調症、自閉症、極度の貧困、栄養失調と何でもあり状態だから、冗談が相手に通じる保証はどこにもない。今回この女子生徒が上記の症例に該当するかは記事からは判断できないが、生徒の精神状態を見抜けず、うっかり冗談を言ってしまった女子教諭にも非はあるだろう。
これからの世の中、先生は生徒に冗談など言ってはならないのである。
この女子高生を嗤う者も多いだろうが、そういう自分もこれと似たようなことをやらかしていることに気づくべきだ。
周囲の状況を見極める注意力が欠落し、言葉を表面的にしか解釈できず、軽犯罪に対して罪悪感を持たないタイプである。別に菅首相を当てつけているわけではない。
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