有機リン系殺虫剤メタミドホス約5トンを載せ、湖北省内の高速道路を走行していた中型トラックが2月24日午前6時ごろ、宜城市付近で横転し、その衝撃で瓶が破損し、中身のメタミドホス約2.5トンが漏れ出した。
周囲には刺激臭が立ち込め、風下に当たる地域の住民が避難した。またメタミドホス処理のため、高速道路が通行止めになった。防護服を着用した消防隊員約30人が現場に駆けつけ、処理に当たったところ、約7時間後に通行止めが解除された。この事故でトラックに乗っていた1人が軽いけがをした。
2003年12月30日にメタミドホス、パラチオン、メチルパラチオン、モノクロトホス、ホスファミドンの5種類の高い毒性を有する有機リン系製剤に対して中国農業省は全国を対象に段階的に制限する通達を出した。これにより2004年1月1日からこれらの製造許可証を取り消し、同年6月30日から中国国内での製剤の販売と使用を禁止した。
2005年1月1日より、メタミドホスなどの高い毒性を有する有機リン系5種の原体製造企業を除く製剤製造企業の製剤登録を抹消し、同時に原体製造企業の製品の使用範囲を綿花、イネ、トウモロコシ、小麦の4作物のみに縮小させた。
2007年1月1日からは国内全域で農業での使用と販売を禁止。
2008年1月9日からはすでに契約済みの輸出向け製品を除いて生産も禁止した。
2009年からは輸出向けも含めて全ての生産が禁止される。
(By Wikipedia)
ということは、このトラックに積んでいたのは輸出向けということか?
要するに、中国では大量のメタミドホスをジャンジャン作り続けているのである。今年限りで生産終了なので駆け込み生産に大わらわなのだろう。
しかし、こんなやばい農薬を未だに使い続けている野蛮な国はどこなのだろうか?
(記事)
メタミドホス載せたトラック横転 2.5トン流出
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