内紛に揺れる日本航空グループは十六日、策定中の中期経営計画を協議する関係役員会議を開いた。一部役員が新町敏行社長ら代表権をもつ首脳陣三人の引責辞任を求めている中で、新町社長は中期計画の策定と経営再建が自らの責務との考えを強調したもようだ。しかし、国土交通省の佐藤信秋事務次官は同日、安全運航に影響が及ぶ場合には指導する可能性を示すなど、内紛劇は波紋を広げている。
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旧運輸省からの天下り先といえば日航が多かったが、景気のいい全日空との違いは、利権をむさぼった奴らの質の違いだろう。キャリアを私服に使うか業績につなげるかの違いもあろう。「日航の機体は危ないから乗るな」と言うのはもう定説になっている。しかし、「指導も」というフレーズは泣かせる。後輩が先輩にもっともらしいことをいえるだろうか?