安倍内閣の発足当初は支持率70%だった。日本人には内閣が発足すると見さかいなく支持する愚かな連中が多数存在すると言うことなのだろうか?
確かに元々自民党支持者で、見識に乏しい連中が大勢いることは知っている。
自民党は保守党だから、既得権益を持っている連中にしてみれば当然支持したくなる政党である。年収が2000万円を超える連中にしてみれば是非とも頑張ってもらいたい政党であろう。「自分の懐が痛まない限りにおいては」の話だが…。
年収が500万円以下の低所得者や低額年金生活者で自民党を支持している連中は「もの好き」と言われても仕方ないだろう。
上記の連中以外で、政治に対してろくな見識もなく、自民党を支持したがる連中は馬鹿と判断していいだろう。バカウヨなどもこの部類にはいるか?
老人の場合は馬鹿では失礼なので、認知症と呼んだ方がふさわしいだろう。
年収が500万円以上で2000万円以下の連中、いわゆる日本人の主系列をなす層であるが、この連中がどの政党を支持するか?
税制上一番カモられている階層である。自民党に対して最も被害を被っている連中と言ってもいい。
この階層は比較的高学歴で、政治にもある程度精通している。それでは反自民かというと、そう言うわけでもなさそうだ。この階層は悲観的な人生観の持ち主が多く、思考も皮肉っぽい。自民党など全く信用していないが、他の政党に対してももっと信用していないのである。
選挙の時は、棄権しないのならば、仕方なく自民党に投票してしまう可能性もあるだろう。
いささかまだるっこしくで恐縮だが、以上の話は内閣支持率とは直接関係ない。
「ふざけるな、お前は何を言いたいんだ!」と叱られそうであるが、つまりこういう事である。
「仕方なく自民党に投票する人が、その内閣を支持する可能性は低い」と言いたいのである。投票は選択行為であるから消極的意志でも可能だが、支持には積極性が必要なのである。
本来の自民党支持層は国民全体の5%以下、つまり創価学会員の総数以下なのである。公共事業に食い込んで商売している連中や、地方のボス、その取り巻き、暴力団関係者、新興宗教、医者、高級官僚、天下り、それらの身内、その他年収2000万円以上の人が自民党を支持する資格があると考えられる。5%以下という数字は妥当だろう。
仮に内閣支持率が30%ならば、本来資格がないにもかかわらず、不自然に支持している連中が25%いたということになる。
今回の支持率はすごい。何と57%である。小泉を後継した安倍の時は70%だったが、安倍が不祥事の限りをつくして、ドタバタで誕生した内閣である。しかも誰が見ても派閥体質が復活している。
どんなひどい内閣であろうと、熱狂的に支持してくれる5%は存在するのだが、残りの47%の人は何なのだろうか?
もの好き半分馬鹿半分なのだろうか?
確かに「日本人の25%は馬鹿だ」という解釈は感覚的にある程度説得力を持っている。この内閣を支持した人の中には、「自民党という同じ政党内で発生した内閣である」という認識が欠落している人が多いだろう。安倍内閣の末期は支持率10%程度だったかが、自民党という組織成分はその時の状態と全く変化していないのである。
この理屈が分からずに支持してしまう人は、「このオレンジジュースはまずい」と言ってかき混ぜたら「急に美味しくなった」と言っているのと同じである。
57%の支持を達成するためには27%のもの好きさんの協力も不可欠である。もの好きは馬鹿とは違うので、以上の理屈は承知しているだろう。
「もの好き=ゆとり」である。この連中はまだ心底腹を立てていないのだ。まだ困っていない。ある意味ではおめでたいのかもしれない。
ちなみにネット上でも内閣支持率のアンケートをやっているが、こちらの方は30%前後である場合が多い。こっちのほうが実勢に近いだろう。
新聞各社の数字は政府の意図を汲んだ捏造の数字と見るのが妥当か?
(記事)
新内閣支持率 軒並み50%台のマカ不思議
福田新内閣の支持率が各社世論調査(25~26日実施)で、軒並み50%台をマークした。朝日53%、毎日57%、共同通信57.8%、読売58%、日経59%といった調子である。
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